熟女SSWのアンチエイジング~プラス+7シンガー・ソングライターに目を移します。日本のオーヴァーグラウンドにSSWが登場するのは70年代中期。 日本に限定せずとも最初期のSSWのは戦後世代のベビー・ブーマー。日本で言う団塊の世代だと思われます。 ここでは女性のSSWをおさらいしますので、先駆者として挙がるのは、やはりティンパン系のユーミン、大貫妙子、吉田美奈子、矢野顕子になってくるでしょう。 この世代でいまもポピュラリティを維持しているのは、ユーミンと、中島みゆき、そして竹内まりや くらいになってしまったのが現状です。あえて原由子と大貫妙子を加えたとしてもせいぜいこんなところでしょう。 そのあとにつづくアーティストとしては、五輪真弓、杏里、岡村孝子、渡辺美里がきて、つぎにバンドのレベッカ、プリプリ、リンドバーグのNOKKO、奥居香、渡瀬麻紀がいて、吉田美和が出てくる、というあたりが主流として思い浮かぶところです。 でも結局、ユーミン、みゆき、まりやの持つオリジナリティに肩を並べるような作品の世界観を有するのは、吉田美和、そして宇多田ヒカルではないでしょうか。 20代、30代は彼らに任せておくとして、40代は、となるとそのタレントが欠乏しているんですね。(坂井泉水の不在も大きい?) 意外や森高千里か。彼女のライターとしての復帰が待望されます。 いずれにせよ「女ごころの代弁者」とスポットを浴び続けて来た、語り手としての女性ソングライター、その主役たちが、熟年の、あるいは中高年の仲間入りをした。そういう時代になってきたのかもしれません。 そして、彼らがいつまでも若々しく、魅力的な作品をわれわれに提供し続ける。また彼らに代わる次の世代の登場が遅れている。 それがいつまでも第1線でいまだに多くのリスナーを獲得し続けている理由なのです。 コメントへ ジャンル別一覧
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