|
カテゴリ:特撮
それにしてもウルトラ警備隊の隊員たちって、よくタバコを吸うんだなぁ。
やっぱりあれだけ異星人との遭遇を続けていれば、ストレスもたまるんだろう…。 ホント、今時のドラマじゃ考えられないほど、ウルトラ警備隊という組織は喫煙者に優しい環境である。 何話かで、作戦室の机の上にあたりまえのように灰皿が置かれているシーンを見た時、思わず目がテン。部屋の電子計算機はヤニの被害が大丈夫だろうかと心配になる。まぁ、あれだけの最新設備を持つ大規模な組織であるから、排煙装置も万全なのだろうけど、その分の設備費って、当然国民の税金から算出され使われているのだろう。ウラヤマシイ。 キリヤマ隊長は、間違いなくヘビースモーカーだな。「月世界の戦慄」(怪獣ペテト)の回で、ダンとふたり、ウルトラホーク1号で月に向かうシーンがあるのだが、なんと彼はそのホーク1号のコクピットでさえタバコを取り出し、あまつさえダンに火をつけさせている。 そのおかげで機内の異変に気がつくんだから結果オーライって気もするけど、あんなに狭いコクピットでしかも月に捜査しに行く真っ最中(隣町に巡回パトロールしにいく感覚なのか?)なのに、そこまでタバコを吸いたいかキリヤマ隊長! ダンもダンで、そんなところまでライターを持ってくんじゃない!(深読みすれば、キリヤマのヘビースモーカーぶりを知ってる隊員がダンに「隊長とふたりで出動する時にライターは忘れるなよ。でないとエラく機嫌が悪くなるぞ」なんてアドバイスしたのかも。ソガ隊員あたりが忠告しそうだ) 最終回、ダンの体がボロボロになってたのも、隊長の副流煙が一役買ってたりして。 しかし、やっぱりタバコといえば、それ自身が主役とも言える「狙われた街」(メトロン星人)の回だろうな。 未来型でモダンなスタイルのタバコ販売機が出てくるのもおもしろいが、やはり最大のインパクトは、メトロン星人が赤い実の結晶を仕込ませたタバコを吸ったソガとフルハシ隊員が、相次いで気○いになって暴れる場面。 もう、何も言えない。ヘタすりゃ嫌○権を振りかざす団体が教育映像として使いそうなほどすさまじい暴れぶり(元のセリフをOFFにしてナレーションをつければ完璧!) しかしなぁ。メトロン星人も、あのボロっちい安アパートで一生懸命、ちゃぶ台の上に広げたタバコ一本々々に結晶を詰めていたんだろうか? 細かい作業には向いてなさそうなあの手で。想像すると、まるでひっそりと内職をやっているかのようなその様相で思わず笑っちゃうな。 余談だが、あの回のエンディングのナレーション。「(前略)ご安心ください。これは遠い遠い、未来のお話ですから。エッ、なぜですって? 我々人類は、宇宙人に狙われるほど、まだ他人を信頼してはいませんから」が、やけにリアルだな。21世紀の今でも、メトロン星人に侵略されることはないだろう。えっなぜですって?我々人類は…(略) ふと気がついたが、ウルトラマン(科学特捜隊)にタバコは似合わない。アラシもイデも吸わなそうだし。ハードな世界観のセブンだからこそ、タバコがいいのかもしれない。 異性人と戦うプロたちが、時おりホッと息つくその手から立ち上る紫煙。なんだかんだ言っても、やっぱり絵になる。 やっぱりセブンの世界にはタバコが似合う! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[特撮] カテゴリの最新記事
|