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2006.10.27
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♪幸せをたずねて私は行きたい
 茨の道も凍てつく夜も ふたりで渡って行きたい
 旅人の寒い心を誰が抱いてあげるの 誰が夢を叶えてくれる
 炎と燃えさかる私のこの愛 あなたにだけはわかってほしい
 絆で私を包んで

 荒野をさすらうあなたを眠らせてあげたいの 流れ星はあなたのことね
 炎と燃えさかる私のこの愛 あなたにだけはわかってほしい
 謎めく霧も晴れてゆく♪

言わずと知れた「ルパン三世 カリオストロの城」のテーマソング。
晩秋あるいは初冬の冷たい風を思わせる女性コーラスが聞こえ出すと、いつでもあの映画の世界にふっと入り込んでしまう。テーマソングの鏡だね。
また、この歌がかかるときのオープニング映像は何度でも観たくなってしまう白眉の出来。港や、長いながい列車がゆっくり通過する踏み切り、どこかの森で暖を取り、満天の星を見上げる粋な男たち…。
前後の話の流れから、カリオストロ公国へ向かう道中、と受け取れるが、見ようによっては気ままなふたり旅のようにも見え、実に、実にあこがれたもんだ。

この映画、ルパンの、というよりもルパン一家を用いた宮崎アニメって感じがするな。おしゃれで口当たりが良くて、だけど闇の歴史を抱えていて。
物語の最後、ルパンや銭形のとっつぁんが去ったあとの、おじいさんのひと言「なんと気持ちのいい連中だろう」。これ、宮崎アニメのキャラクター(紅の豚、あたりまでの)に共通してるね。逆に、漫画やテレビ放映時(昭和46年の最初のヤツ)のルパンには似合わないセリフだ。いい人すぎたもんなぁ、この映画でのルパン(でも好き)

そう、これ、言い方を換えれば東映マンガ祭りにも通じる作品なのだ。ホルス、長靴をはいた猫、どうぶつ宝島、空飛ぶ幽霊船…などが持つ、他では見られない(味わえない)長編アニメ。
見終わったあとの、一種独特な清涼感と寂寥感。あぁ、彼らは今もあの物語の延長上で生きてるんだなぁ、そしてそれを見ることができない寂しさ。
それが「カリ城」にも一脈流れていて、ルパンであってルパンでないルパンワールドが描かれてるんだな。

そこでこの歌。先にも挙げたオープニングとともに、エンディングでも流れるのだけど、それぞれ聴いていて受ける印象が違うんだな。
最初が曲自体のしめやかさ(それは、この映画がこういう雰囲気ですよ、と表現しているともいえる)に満ちた感じがするのに対し、エンディングはルパンをはじめ魅力ある登場人物との別れ、そして「あそこに行ってみたい」「あの世界に住んでみたい」と思わせる(そう、ラピュタのような)世界観、描写との別れの辛さ、うら淋しさ。
大野雄二の“らしい”メロディ、アレンジと、ボビー(←何者?)のしっとりとしたボーカルが、そんな情感をさらに後押ししている…。
本来なら「この歌のどこがルパンやねん!」と思わずツッコミたくなる歌なのだけど、「カリ城」という作品にどっぷり浸れるファンからすれば、やはりこの歌なくしては…と思ってしまう。昭和54年の公開当時、この曲、有名にならなかったのが不思議なくらいだ(とは言っても今と違って、まだあの頃“宮崎アニメ”って市民権も認知もされていなかったし、だいたい映画自体があまりヒットしなかったしなぁ…)

それにしても、我々もあんなにイキでかっこいい“おじさま”になりたいもんだね。





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Last updated  2006.10.27 20:23:37
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