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正直一発勝負でした。 厨房、キッチン用具、ミニパスタマシン、全て違う環境。 日本のことわざで、 『弘法筆を選ばず』 いやいや選ぶよ、しかし、言い訳無しでこの場でやるしかない、それも2時間の仕込みで、このメニュー! もしお知り合いにシェフの方が見えたら、このメニュー2時間で出来ますか?と聞いてみてください。 助かったのは、わかさんがいた事、助けてくれた事が1番! あとこの店の厨房スタッフが仕込みを手伝ってくれた事。 言葉は必要無しだった、手本の切り方など見てもらい、その通りにやってもらった、本当にいいスタッフだ。 ギリギリ2時間で骨格が出来た。 さて料理ですが、1番目の料理、構成は良かったが提供の仕方が、 少し間違えた。タイの季節りんごのローズアップルのアグロドルチェを前面に出したかったが、プロシュートコットが前面に出てしまった。 ホワイトアスパラガスの茹で方も完璧、 オレキエッティは、いつものように奇跡的にうまく出来たのが幸い。 あと、参加者全員が後半にかけて、どんどん盛り上がっていくのが良かったと口を揃えたのが、ラザニアから、仔羊、リゾット。 ラザニアは、牛肉もも肉のステーキ用の美味しい部位1枚、豚バラ肉ブロックをそれぞれ包丁でミンチにして、塩胡椒して焼く、別で玉ねぎにんじんのみじん切りを1時間炒める、そして合わせて、フォンドヴォー少しだけ入れ、煮詰めことは、しなかった。これがまず、皆さんびっくりした美味しさだった。 上記ソースに、その場で作ったホワイトソースと水牛のフレッシュモッツァレラチーズ、パルミジャーノレジャーノチーズの構成に、その場で作った手打ちパスタ•ラザニア、あえて薄くしてみた。 自分で食べてもかなり美味しく感じ、パスタのなめらかさ、何より肉の美味しさが際立ったラザニア。 次のメイン料理の骨つき仔羊ロース肉は、ブロックで購入して、掃除して、骨つき2本づつカット、焼いて香草パン粉つけて、オーブン焼き3回繰り返した。 ソースは高級お肉屋さんで、その店オリジナルのフォンドヴォーがあり、 それをかなり煮詰めて、オレンジと合わせたのが、思いのほか、美味しいソースになった、これも仔羊香草パン粉にバッチリだった。 ちなみにパン粉も細かいものがなく細かくして使用した。 ハイクラスの人たちなので、色んなところで食べているせいもあると思うが、 ひっくりかえるくらいの衝撃の旨さに一同感激感動しているのがわかった。 ジャンさんの奥様プペさんが同時通訳で料理工程を話してくれた時も、びっくりしていた。初めてこんな美味しい仔羊を食べた!と。 そのあとのリゾット。これは、もう完璧でした。イタリア米のカルナローリ米を購入していたので、アルデンテに仕上げ、タイの方もお米大好きだから、 大変喜んで頂いた。 やはりコース料理といえば、前菜から始まり、デザートで終わるのが普通と思い、フルーツを出しては、意味がないと思い、 あえてパンナコッタ•ミオオルト風にした。 いちごをパンナコッタの上にのせることを考えていたが、 いちごはどのスーパーでも、韓国産だったので、あえてタイ産のパッションフルーツを。 そして私の情熱で締めるという意味も。 感動の中で終わり、ようやく私の心も解放されて、楽になった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 14, 2024 12:10:12 AM
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