こんばんは516です
今日はすごく暖かく、いい天気でした
でも、また明日から雨降るそうです
第6回516が選ぶ名馬はタイキシャトル編です
1994年3月23日生まれ 父デビルズバッグ 母ウェルシュマフィン
栗毛 美浦 藤沢厩舎の管理馬
デビューは遅く、皐月賞でサニーブライアンが勝った後でした。
4月19日の東京競馬場ダート1600mの未勝利戦1番人気
岡部幸雄騎手騎乗で4馬身差の圧勝でした
2戦目は京都のダート1200m1番人気
ここでも直線抜け出し、1馬身差の勝利。
3戦目は初の芝レース菖蒲S
東京1600m。ここでは2番人気でした。
スタートのいいタイキシャトルは、ハナを切り先頭へ
そのまま逃げ切り優勝。
4戦目は宝塚記念が行われた7月6日阪神競馬場でした。
当然のように516も現地で観戦してました。
菩提樹S芝1400m戦
3戦3勝で挑んだこのレースは、1番人気
実際パドックで見たのですが、体は大きくてピカピカの金色でした
しかし、逃げたテンザンストームを捕らえきることが出来ず、首差の2着に敗れます
夏場は休養したタイキシャトル
復帰緒戦は3歳ダート重賞ユニコーンS
ここでは3番人気でした。
まだ、タイキシャトルの実力がファンの間に浸透してなかったのかもしれません。
いつもどおり先行して直線抜け出す競馬で、2着に2馬身半の差をつけ重賞初制覇を飾りました。
ダートの重賞を勝ったにもかかわらず陣営は目標を芝の短距離路線に切り替えます。
秋の短距離王を決める、マイルCS、スプリンターズS
その前に前哨戦のスワンSに出走させます。
初の古馬との対戦で、どこまでやれるのか注目でした。
人気も出てきて、ここでは2番人気
このレースもいつもと同じ、好位から直線抜け出し、スギノハヤカゼ以下を完封。
初古馬戦も難なくクリア
マイルCSの有力候補になりました
マイルCSでは2番人気での出走。
1番人気は同い年の当時芦毛の怪物と言われていた武豊騎手騎乗スピードワールド
レースがスタートし、同期の桜花賞馬キョウエイマーチがハナを切り飛ばしていきます。
タイキシャトルは指定席である好位を追走
4コーナーで逃げるキョウエイマーチが差を広げにかかります。
タイキシャトルは満を持して直線に向かいます
キョウエイマーチがなかなかしぶとく粘りますが、タイキシャトルのスピードは桁違いでした
後方の馬を置き去りにして、キョウエイマーチに迫ります
並ぶ間もなくあっさり交わし2馬身半差でG1初制覇!
つづくレースはこの年の最終戦スプリンターズS
ここからはタイキシャトルの人気は不動のものになります
スタートしてすぐに好位に位置し、ハイペースに惑わされず、直線の急坂でも脚色衰えることなく抜け出し短距離G1を連覇しました
翌年は海外のレースも視野に入れながら調整され、5月に復帰します
復帰緒戦は、安田記念の前哨戦京王杯SC
休み明けのタイキシャトルでしたが、今までどおりの競馬でレコードを更新する走りで快勝し、安田記念を迎えます
安田記念当日はあいにくの雨で、馬場も不良
しかし、タイキシャトルには全く関係ありませんでした。
他の馬が馬場に脚をとられる中、泥んこのタイキシャトルが伸びてきます
厳しいレースだったとは思いますが、2馬身半の圧勝
国内敵なしの印象を受けました
そしてこの夏はフランスに遠征します。
陣営が選んだレースはジャックルマロワ賞
芝直線1600m
日本には当時直線のレースはなく、今でも新潟競馬場の直線1000m戦しかありません。
初めての海外、直線コースにもかかわらず、タイキシャトルは1番人気に支持されます。
スタート決めたタイキシャトルは好位を奪い、残り300mぐらいで抜け出すと、後続を振り切り、2着に半馬身差で勝利。
世界の頂点に立ちました。
この1戦で帰国したタイキシャトルは秋の国内短距離G1、2戦で引退を表明
そこへ向けて調整されます。
予定通りマイルCSに出走したタイキシャトル
この日は516も現地で観戦
断然の1番人気!
レースも圧巻でした!
直線に入ると鋭い脚で抜け出し、差を広げる一方
2着に5馬身差をつけ、場内からは歓声とため息が混ざったようなどよめきがありました。
そしてラストラン、スプリンターズS
レース終了後に引退式も予定されていました。
ここでもタイキシャトルは断トツの1番人気に支持され、引退に花を添える勝利を誰もが確信していました
レースもいつもと同じようにスタートしてすぐに好位に
4コーナーで先頭に並びかけ直線に向かいます
516はこの時点で2着に来る馬にを探していました。
しかし、タイキシャトルにいつものような切れがない!
そこへマイネルラヴ、シーキングザパールが迫ってきて交わされ3着でゴール
信じたくない光景を目の前に516は呆然でした
敗因不明のまま引退、種牡馬入りしました
通算成績13戦11勝 G1 5勝(海外含む)
どのレースも先行して直線抜け出し、まさに横綱相撲のような勝ち方で、金色に輝く馬体には風格もありました。
516が今まで見てきた中でもトップクラスの綺麗な馬でした
次週はサイレンススズカ編です
これまた長くなりそうですよ
乞うご期待!