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雪の降らない僕らの街に -YUKIHURA-

雪の降らない僕らの街に -YUKIHURA-

第二十八話「正直疲れてるから今回短め」

清野「あの~」

呉部「なんだ?」

清野「ここって四国なんですよね」

呉部「それがどうかしたか?」

清野「九州地方も中国地方も近畿地方も敵の配下ですよね」

呉部「だからなんだっていうんだ」

清野「兵糧などは~。後ろ盾がないから三方から攻められたとき対処しきれないんじゃ」

呉部「その点は心配ない」

清野「ぇ?」

呉部「そらきた」






      グリフォン
みると上に空獣がとんでいた。

呉部は満足げに笑っていた。





清野「あれが・・」

呉部「いざとなればわが群の20分の一も運べるぞ」

清野「そうなんですか」

共乃介「あの~これからどうなるんですか?」

呉部「あぁ。たぶんここが消えれば我が軍は未界へ帰らなければならない。」

共乃介「未界?」

呉部「俺たちがもといた時代だ」

清野「前々から気になってたんだけど、未界とか過界とかってなんなんだ?」

呉部「ふむ。せっかくだから説明しておくか。未界ってのはまぁ未来ってことだ。過界

ってのは過去のこと。でもうひとつ。現界が今この瞬間の時間、この三つがある」

共乃介「ふむふむ」

呉部「それでな~」









共乃介は興味心身だがべつにこっちはそこまで深く知る必要はない。ふとポケットに一

冊の本があった。えーと、「武術と戦法について」。そういえばあのビー球と一緒にあの

爺さんが・・・








ま、暇だし中読んでみるか











一ページ目・・・・・・・・・・






二ページ目・・・・・・・・・・・・・・・・










三ページ目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・










す・・・










すごい!!










それは武術と戦法について事細かに書かれていた。武術は、基本的な構え、こつ、お

ちいりやすいミス、応用、その技からつながる、その技につなげる技などいろいろ、

戦法にいたっては、ただ単に紹介するだけではなく、その戦法をつかった相手側の心理

まで詳しく乗っていた。
















清野「なんでこんなことまで、あの爺さんは何者なんだ?」

















最後に袋とじがあった。それは日本の情勢についてだった。







                スパイラル
えーと・・・新たなる指導者螺旋??どうやらしっている時代のことじゃなさそうだ。













袋とじ



今、日本は二つに分かれている。一つに政府。政府は超能力警察を介入し軍事的な力

を手にし、外交を有利に進めようとしている。
      スパイラル   ビースト
もうひとつが螺旋。獣とよばれる生き物を召還する術をもち、政府から主権を奪おうとし
                       スパイラル   
ている。そして政府は近々、関ヶ原にて螺旋を打ち滅ぼす声明を発表した。








詳しくは次号で!!!!!!!










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ふーん。てことはベンは超能力警察官だから政府がわってことか。たしかつるは元超能

力警察官。ってことは・・・




























 

 

 

 

 

 

 


ベン「さーて。」

九真「うーん、いかなきゃだめ?」

ベン「当たり前だ。本州と四国はつながっていない。そしたら君のような水を操るものが

必要じゃないか」

九真「あまり血は見たくないんだけどなぁ」

ベン「つべこべいうな。まずは津波だ。敵の混乱を誘った後、海に道を作れ。」

九真「まるでチンギスハンだな」

ベン「無駄口をたたくな。はやくしろって」

九真「はいはい」





































だんだんとあきらかになっていく未界の真実。そして、現界の真実は・・・

つるは・・・四国勢は・・・・

暗闇はどんどんと濃くなっていく。



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