Update
NYの昨日の上げ方を見て、
Yamada女史のチャートを思い出す、
彼女は今回は1938年に似ていると言っていた、
とにかくバウンスがでかい、最初のバウンスは46-59%、
こちらが昨日までのDJ/Weekly、
今回、どこまでバウンスするかわからないけど、
結構いいレベルまでバウンスしてきた、
もう一度、Dr Martinの言葉を思い出そう、
Remember: The first phase was the debt disaster. The second phase was the collapse in the economy. Now, in the third phase, Treasury bonds and the U.S.dollar are getting hit hard, largely due to foreign selling.
第一段階は会社の負債による破綻、
第二段階は経済の荒廃、
そして第三段階は米国債とドルの投売りによるダメージである、
現在は、米国そのものが売られようとしている段階、
国の健全性があってこそのマーケット、
その健全性の尺度は国債と通貨(ドル)、
その米国の健全性を輪をかけておとしめているのが、
”救済”と名のつく公的資金だ、
こちらはそのリスト、
FRBが突出している、
700兆円の枠で、160兆円を支出、
続いて、FDIC、財務省、住宅局が救済四天王、
全体1200兆円枠で、
まだ400兆円しか使っていないので、まだ余裕!?
*ちなみにWWIIの戦費は3.6兆ドル(インフレ調整後)だった、
沈み行く米国と、ブラックホールに投げるがごとく注がれる救済マネー、この駆け引きが続いて、株式市場は壮大なボラを生み出す、
あのチャップマンは、1930-32との類似を指摘していた、
Changing The Course Of Our Economic Debacle
August 5 2009
The stock market continues its bear market rally, which is very similar to the rallies in 1930 and 1932.
PPTの株価の動かし方
What we are seeing at this stage of the rally is the shares of smaller companies and companies with low ratings outperforming better issues on low volume. 85% of the market has broken out above its 50-day moving average, but the quality of leadership is very questionable. After 50 years of observing markets we know from experience that these kinds of rallies at this stage end the overall rally.
本人は現在72歳だが、
その50年間の相場を見て来た経験から言えるのは、
85%の銘柄が50日線を超え、(昨日は88%)、
$SPXA50R
(50日平均線以上に何パーセントの銘柄がとどまっているかを示す、)
かつ、リーダーシップが欠如した今の上げは、
早晩、終焉を告げると、
1930年のチャートの枠の注意書きにも注目されたい、
1929年のクラッシュで多大の利を得た多くのプロフェッショナルトレーダーを一掃したのは、デレバレッジが効いたこの(2年間の)暴落である、
市場の金額からして、
ボラは当時よりもはるかに大きいと思われる今回、
果たしてどれだけのトレーダーが生き残れるのだろう、
最終更新日 2009年08月08日 13時37分53秒
追記)
これは面白い、
The 1929 Dow and Now: A Tale of Two Rallies
1929年Dowのファーストクラッシュのボトムと、SP500の今回のボトム(2009/3/9)をあわせると、Dowピークまでの上昇率とだいたい合ってる(8/6現在)、日柄も似ている、
Dowピーク(1930/4/17):48%Up
SP500ピーク(2009/8/7):49.4%Up
SP500は今後、要フォローだが、歴史は繰り返すのか??