『奇蹟がくれた数式』 The Man Who Knew Infinityは、2015年にイギリスで製作され、2016年に公開された伝記映画である。本作はロバート・カニーゲルが1991年に上梓した『無限の天才 夭折の数学者・ラマヌジャン』を原作としている。
インドマドラス(現・チェンナイ)、数学者であるシュリニヴァーサ・ラマヌジャンは極めて優れた直観によって様々な定理を発見した。しかし、数学者としての正式な訓練を受けていなかったがために、証明には数多くの不備があった。そのため、ラマヌジャンは学会から黙殺されそうになった。そんなラマヌジャンに目を付けた人物こそ、ケンブリッジ大学の数学者、ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディであった。
『ビューティフル・マインド』 A Beautiful Mindは、2001年のアメリカ映画。ノーベル経済学賞受賞の実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描く物語。
1947年。ジョン・ナッシュはプリンストン大学院の数学科に入学する。
彼は「この世の全てを支配できる理論を見つけ出したい」という願いを果たすため、一人研究に没頭していくのだった。
そんな彼の研究はついに実を結び、「ゲーム理論」という画期的な理論を発見する。
やがて、その類いまれな頭脳を認められたジョンは、MITのウィーラー研究所と言われる軍事施設に採用され、愛する女性アリシアと結婚する。
政府組織は敵国であるロシアの通信暗号解読を彼に強要し、その極秘任務の重圧に彼の精神は次第に追い詰められていく。
軍事に転用された「ゲーム理論」とは?
人生の後半は統合失調症/精神病に悩まされたが、
ジョン・ナッシュの類まれな知識の出所はどこに?
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』 イギリスがドイツに宣戦布告した1939年、数学者チューリング(41歳没)はブレッチリー・パークを訪れ、海軍中佐アラステア・デニストンの指揮の下、ナチスの暗号機エニグマの解読に挑むチームを結成する。
The Imitation Game (「模倣ゲーム」) という題名は、『計算する機械と知性』と題された1950年の論文においてチューリングが考案したテストの名前に因んでいる。
論文は次のように始まる。「私は『機械は思考できるか』という問題を検討することを提案する。そのためには、まず『機械』と『思考』という言葉の定義から始めなくてはならない」。(Wiki)