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印刷屋の仕事に、あ、言ったことなかったかもですが、鮭の勤め先は町の小さな印刷屋でございます。
戻りまして、印刷屋の仕事について回る、およそ効率の悪い、金にならない仕事。それは「検品」です。 ご存知のように印刷というのは、紙にインキつけてナンボのもんです。ついてなけりゃ印刷物にあらず。ですわな。 で、機械によって刷れる紙の大きさも違うし、一度に印刷できる色数もちがいます。 パソコンをお使いの皆様にはお馴染みのプリンター。これも実に千差万別長万部でございましょう? で、プリンター様のご機嫌が悪ければ、なんじゃこれ!なものがそれこそ「ぺっっ」とばかりに吐き出されてくることがあると思うのです。(なんで仮定かというと、鮭の家にはプリンター様がいらっしゃらないから~ にゃはは。) まあ、それと似たようなもので、印刷の機械も、機種によって、「不具合」な面での特徴があります。ウチの会社の機械で困ったちゃんなのは、ホコリが印刷物につきやすいという点です。 例えば、ハガキを印刷するとしましょう。デザイナーの指示はこうです。「全面に地色として濃紺の色を入れて、文字は全部銀色にして下さい」そうすると、仕上がってくるべき印刷物は、濃紺と銀色の2色でなければなりませんね。所が、いざ出来上がってきた印刷物は、地色部分に、ハナクソほどの大きさの白い水玉模様が2つ・3つ・・・ つまり、紺の地色の部分にハナクソが(いや、別にこだわってるわけやないんですけど、ビジュアル化しやすいかなと)ついて、その部分だけ、紺のインキが紙に乗らなかったということになります。すると、納品に行った鮭に、デザイナーさん(もしくはクライアントさん)から当然の罵声が飛ぶわけですな。 「こんなとこにハナクソぼこリつけやがってーーー!」 厳密にいうと、紙とインキの間に、ゴムローラーという媒体が印刷機械にはあります。インキは一旦ゴムローラーに転写され、そこから又紙に写しとられるのです。ホコリがつきやすいのは、♪ローラー 君は何故に~ 古っ ローラーのホコリの上にインキが転写されると、その盛り上がりの分だけ圧力が強くなり、紙に転写される際にも、ぐぐっと強くインキがこすり付けられる形になるわけです。で、ローラーの方も、根性には難点のあるゴムですから、圧力に負けてへこむんですね。 そうこうしている間も、機械は回り、ローラーと紙のキッスは続くわけですが、そのホコリ、いつのまにやら自然にとれてしまいます。 ホコリ取れたてのローラーは、圧力に負けてへこんだまま。 →へこんだところにゃインキはつかねえ→インキがついてなにまま紙に転写→ハナクソ。 という図式。 ま、簡単にいうと・・・ くぉらぁ!なめとんのんかワレー! 「簡単」なことで何行ネタくっとんのじゃー とお怒りにならないで。 今日は正直新鮮なネタがあらしませんの(T_T) そうして、できてしまった、ハナクソもとい、ホコリつきの印刷物は、いわゆる不良品です。その程度にもよりますが、針の先でつついた位の小さな色抜けは通常「今日のところは堪忍しといたろ」で無罪放免。良品の範疇です。 所がハナクソは(エエ加減離れなはれw)そうは問屋がおろしてくれません。不良品決定です。 となると、当然、納品することもできず、そのままならゴミ箱行きです。 紙には相当数の種類があり、高い紙に印刷する場合、不良品をゴミ箱いきにする=高い紙を捨てる=高い金を捨てる ということになります。これは痛手です。 そこで、我々印刷屋は、ちょっとでも不良品を救って金にしようとするわけです。そのために行うのが検品。 初めから綺麗なものが刷れていればやる必要のない、いってみれば「足掻き」 さあ、ココからが今日のテーマ。・・・こっからかい! お上や協会が認めるところの資格など、ほとんど持たない鮭ですが、ちょっとした特技はあります。それは、白く色抜けしてしまった部分に、マジックペンで点描し、目立たなくするごまかし術。うまいんだなこれが。結構。うん、自画自賛(●^o^●) その作業をするにあたって、視力は大切な戦力です。 鮭はメガネをかけていますが、乱視はなく、単純な近視です。なので、老眼は、視力の良い人達よりは遅れてやってくるはずなのです。そう信じておりました。 海苔茶漬鮭太郎、42歳 ちょっと、来つつあるみたいです。老眼。 あのねえ、極近の距離(対象物から15~20cm位)のフォーカスが利かないのですよ。ちょいとぼんやり~なの。 そこでスチャッとメガネをはずすと、 おお、ハッキリ見えるがな~ になるんです。最近。 困ったことです。 ファンケルのブルベリーサプリでも飲んでみようかな。 どうでもいいけど、たいしたネタでもないのに気づいたらこの行数って・・・。お願いみなしゃん、鮭を見捨てないでね(T_T) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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