テーマ:今日の出来事(292785)
カテゴリ:日常的ひとコマ
本日、仕事中の鮭の携帯がなった。
電話で話す友人はほとんどいない寂しいオバハンの携帯がなるのは、大抵、親からの連絡だ。 今日の電話は父からだった。 嫁いだわけではないが、家をでて生活している娘に、口下手な父からかかってくる電話の内容は、正直、あまり嬉しくない内容のことが多い。今日もそう。いわゆる、SOS発信に近いものだった。 いわく、「おかあさん、おかしいねん」 だ。 かいつまんでいうと、それまでは単なる年相応の健忘症だと思っていた、物忘れの質が、明らかに変わったのだという。しかもここ数週間で。 重度では? と思われる健忘症の兆候は昨年あたりから充分にみられていたのだが、本人的にはあまり深刻でもなかったらしく、父や鮭も、日常生活に支障をきたすほどのことでもないように思えたので、様子をみつつも放っておいたのだが、どうやらここにきて、支障が出始めているようなのだ。 心配になったので、晩に電話を入れてみたら、まあ、しゃべる内容には特につじつまが合わない部分はなく、普通に会話できたのでちょっと安堵はしたのだが、やはり、気になることはあった。 実は、今日、母鮭は、鮭が習っていたピアノの先生と一緒に、コンサートに行くはずだったらしいのだ。所が、貰っていたチケットの置き場所がどうしても思い出せず、数日間大騒ぎでさがしていたらしい。結局見つからなくて当日である今日を迎えたのだが、ここで問題となる行動を母鮭がとってしまった。 父から聞いた話では、母鮭は最近、隣人との関係で問題を抱えているらしく、相当神経質になって、かつ、どうやら被害妄想に取り付かれているらしいのだ。で、今日、母鮭は、どうしてもその、隣人とのトラブルに関しての相談を、元、警察官である、父の弟に相談しに行きたかったらしい。 つまりは、先生とコンサートに行く約束よりも、叔父に相談しに行くことを優先させたかったということ。本人的には、早急に解決したい問題だというのだから、まあ、それはそれで構わないといえば構わない。所が、母鮭は、先生に連絡をいれて謝罪するということをしなかったのだ。先生からしてみれば、いわゆる連絡なしのドタキャンである。 実は、先生から「今日、どうなってるの?」と心配して連絡が入って、父も初めて、キャンセルの連絡をしていないことにきづいたのだという。先生とは家族ぐるみといってもいいつきあいなので、母鮭の健忘度に磨きがかかってきていることも知れていて、何度も確認の連絡をとっての結果のドタキャンでだったので、先生も随分心配して下さっていたようだ。 で、肝心の母鮭本人は、私が誘導尋問で聞き出した、ドタキャンの事実を自ら認めたものの、「で、ちゃんと先生には謝ったんか?」という質問に対しての反応が「やっぱりおかん、ちょっと接続おかしいわ」と唸ってしまうものだったのだ、 あのね、連絡も取らずキャンセルしたことに、全く罪悪感を持ってないのよ。 「お母さん、どうしても、おっちゃんに、今日、相談しに行きたかってん」で済ましてしまったの。自分の主張にだけこだわって、他人の事はシャットアウトされてたの。 これには、結構キました。他人との距離が測れないって、まさに年寄りの脳そのものじゃん・・・ あるのは自分の欲望にまかせた行動ってことなんだから。 電話での会話の中の言葉から判断する限りは、一応、本人にも、今、自分は自分の事で頭が一杯だっていう自覚はあるみたなんだけど、それすらなくなってしまったら と考えるとちょっと怖い。 一回病院行って、その見事な忘れっぷりの原因調べてもろといでよ と冗談めかして言ってみたら、全くその意思がないでもないらしい。 朝の電話で、父にはとにかく一回医者に連れて行こうや と言ったのだが、いざとなったら、ごねるかもしれないなあ。 所で、母鮭に相談を持ちかけられた叔父といえば・・・ ウチの問題よりよっぽど深刻な悩みを抱えていたらしい。 下の娘(鮭の従妹)が旦那と別居中なのだそうだ。かなり精神的に煮詰まっているようで、小学生と幼児の二人の子供がいるのだが、育児放棄に近い状況下にあるらしく、随分心配しているらしい。鮭も正直それを聞いて驚いた。従妹夫婦は、若い結婚だったけれど、とても仲睦まじく、親族で寄っては必ず、○○ちゃんはほんまにええとこにお嫁にいったねぇ と話題に上る理想のカップル的存在だったし、従妹自信も、商家に嫁いで忙しい中、手縫いで子供の服をつくってやるような、まめな母親だったのだ。目の当たりにそれを見てきているから、育児放棄というのは、やはり心配だ。母親が子供のことを気にかけないって、やっぱり異常事態だよね? そんなこんなで、鮭一族全般に、なんだか暗雲が垂れ込めているような気がして、ちょっと不安になった。ので、図らずも数日前にチェックをいれておいた、とあるショップに足を運んでみた。自分の感性は何を選択するのか・・・と。 結果、今日、鮭は、人からみればとてもバカげた物に、大金をつぎこんだ。 いや、ややこしいツボとかとは違うねんけどねw 明日あたり、かっぱ横丁に駆け込んでみるかなw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日常的ひとコマ] カテゴリの最新記事
|
|