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2008/07/08(火)14:37

マンホールの蓋のデザイン【長坂町(現北杜市)】

●各地のマンホールの蓋(36)

八ヶ岳とオオムラサキと三分一湧水山梨県の長坂町(ながさかちょう)で見つけたデザインマンホールの蓋の画像を紹介します。 長坂町は、山梨県北西部の北巨摩郡にあった町です。長坂町という自治体も合併で消滅してしまった町の一つです。 2004年(平成16年)11月1日に長坂町を含めた北巨摩郡7町村が合併、北杜市(ほくとし)となりました。 町の北部の長野県との県境付近は八ヶ岳の南端に位置します。 これはその旧長坂町のマンホールの蓋で、「八ヶ岳」をバックに、「オオムラサキ」という蝶と「三分一湧水(さんぶいちゆうすい)」がデザインされています。(マンホールの画像はクリックすると拡大します) オオムラサキは、日本の国蝶で、北海道から九州まで日本各地に分布していますが、今でも自然が多く残っている八ヶ岳高原に位置する長坂町は全国一の生息地なのだそうです。 オオムラサキ(フリー画像素材 EyesPicさんからお借りした画像です) 長坂町の三分一湧水は、女取湧水とともに名水百選に「八ヶ岳南麓高原湧水群」として選定されています。 三分一湧水(甲斐駒電脳工房さんからお借りした画像です) 北杜市のホームページには、 『三分一湧水は、戦国時代の頃、農業用水を三つの村に等配分するために設置されたと伝えられる湧水で、JR小海線甲斐小泉駅から徒歩5分で訪れることができます。』と書いてありました。 名前の由来は、三つの村に三分の一ずつ均等に流れていくように工夫したことからきています。 社団法人 土地改良建設協会の協会誌「土地改良」に掲載された「農業土木遺産を訪ねて」というシリーズの中で、236号(h15.09)に、山梨県長坂町の安斎忠雄さんが書かれた、『均等分水の妙』- 三分一湧水 -という文章を見つけました。(⇒PDFで開きます) 以下、一部抜粋および引用しますと、 当初は今のような石積みではなく木造であったことや、 水口近くの現在の二等辺三角形の分水柱が据えてある位置には、自然石が置かれていたこと、 (水口方向の石の胸に水勢を受け、左右に流す。水流は勢いを減じて分水石後方を淀むように流れ、それから三方の取水口に均等に流れる。) など興味深いことが書かれています。 二等辺三角形の分水柱が据えられたのは昭和22年になってからなのだそうです。 八ケ岳暮らし オオムラサキ suck UK マンホールバスルームマット 食器・容器インテリアPC・家電ファッション・コスメ雑貨楽天トピックス全一覧へじっく~り選んで通販生活TOPへじっく~り選んだお気に入りTOPへ

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