ミツバチの羽音と地球の回転
先日、鎌仲ひとみ監督のミツバチの羽音と地球の回転を観に行きました。詳しくはこちら3月11日以来 原発について考えてはどうにもならぬ気持ちを抱えています。世の中はどこか何もなかったかのようにも動いているけど実際にはどうにもならないくらいの大事が起こってしまった。そしてそれは今でも続いている。事故を起こした原発は取り返しのつかない汚染をこの地球に広げてしまった。そして通常に運転している原発もまた地球を汚染し続け人々の手におえない核廃棄物を生み出している。この地球は誰のもの?誰のものでもない。人は本来この地球の恵みを他の動物同様少しだけ享受してそっと生きていかなければいけなかったのだと思う。今の人間社会は明らかに行き過ぎてしまったと思う。子供達の未来の為にこれから生まれてくる命の為にずっと未来の子孫の為に今のこの地球を少しでも良い状態にできるよう一人一人が本当に考えて動き出さなくては。愛媛の小学生の男の子が2009年に伊方原発についてこのような作文を書き県議会に請願を出しました。その請願は否決されました。この文章を読み私は涙が止まりませんでした。私は一体何をしていたのだろうかと。私達大人は一体何なのかと。こんな子供の叫びを聞いてもその思いを否決する県議会とは一体何なのかと。今更なのかもしれない。でも今更だからと諦めずこれからの為に自分なりに勉強して行動していきたいと思います。大人の人に伝えたいこと 愛媛県・小学6年生 鷲野天音 僕が住んでいる愛媛県には原子力発電所があります。 去年、ぼくが5年生の時、その原子力発電所に、フランスからMOX燃料が来ました。プルサーマル発電のためです。 プルサーマル発電というのは、広島の原ばくウラン(一般の原子力発電所の燃料)と長崎の原ばくプルトニウム(高速増殖炉の燃料)をいっしょに核分れつさせて、タービンをまわす発電です。ウランもプルトニウムも危険な放射能を持っています。放射線という物は細胞の中の遺伝子をばらばらにしてしまうもので、ガンや白血病の原因となります。広島や長崎には、まだ今も後遺症で苦しんでいる人たちがいます。それなのに日本は世界第三位の原子力発電の国です。しかも、日本は世界第三位の火山国です。火山国ということは、地かく変動もよく起こります。もし、地しんが起きたらどうなるのでしょう。日本に原子力発電は望ましいものでしょうか?もしなにも起こらなかったとしても、未来に、核のゴミとして残ってしまいます。 CO2を出さないという理由で、原子力発電所がさらに新しく建とうとしています。新しく作ると、きれいな海を埋め立てて、たくさんの命をうばい、住む所をなくします。それに原子炉を冷ますために、1秒で70tの海水を、7度上げて、海に戻すことになります。もうこれ以上ぼくたちの環境をこわすのやめてください。ぼくたちこどもも、あと何年かすれば、大人になります。ぼくたちの未来に汚れた海や山、空気や水、核のゴミを残さないでください。 ぼくたちの未来に残してほしいのは、生き物のくらせる森、川、命、希望、そして大きくなったら、こんなことがしたいという夢が叶えられる社会です。 地球の体積の99パーセントは1000度以上あります。発電でいえば、この地球のなかの熱を使う、地熱発電がいいとぼくは思っています。 ぼくたちも一緒にやるので、大人の人も、勉強してほしいです。 大人の人にやってほしいのは ●やりはじめたことの責任をとること。 ●前のひとのやった無責任を、解決するようにがんばること。 ●こわれてしまった自然を、元に戻す努力をすること。 ●それから、これ以上自然をこわさないこと、です。 未来に続く命のために美しい地球を創りましょう。 よろしくお願いします。