2007/04/13(金)13:45
慣用句辞典が欲しい
どーもここのところ綿のように疲れてて
夜の10時には眠くてしょうがないです
…と、昨夜はベッドに入ったところで
「綿のように疲れる」って言葉に引っかかったのですよ
どうして物凄く疲れることのたとえが「綿」なんだろ?
「綿のように疲れ、泥のように眠る」っても言うよね?
疲れ果てて眠るたとえが「泥」?
正体なく酔っ払う事を「泥の如し」っても言うなぁ
この場合の読みは「どろ」じゃなくて「でいのごとし」
「泥酔」の「でい」?
じゃぁ「泥(でい)」ってなんだろう?と調べたところ
泥(でい)…中国で、南海にすむと伝える虫の名。
骨がなく、水がなくなると、どろのようにぐにゃぐにゃになるという。
…ってのが大辞泉にあったよ
つまりその「ぐにゃぐにゃ」の状態が酔っ払った時の状態にたとえられてんだな
たぶん(笑)
これで「泥の如し」「泥酔」はわかったけど
「泥のように眠る」は「どろのようにねむる」で「でいのように~」じゃないぞ?
でも「泥をかぶる」とか「泥を塗る」とかの「泥(どろ)」のネガティブなイメージは
「泥のように眠る」の「泥(どろ)」には感じられないので
やっぱり「泥(でい)」から転じた「泥(どろ」なんでしょうかね?
まぁ「泥のように眠る」はその辺でなんとなく納得したので(笑)
今度は「綿のように疲れる」の「綿」だ
「わたのようにつかれる」……「綿(わた)」は「もめん綿」の事かと思うけど
ところがどっこい(笑)日本に綿花が入ってきて木綿が普及するのは戦国時代の頃、
それ以前、中世頃まで「綿(わた)」といえばほとんどが絹の真綿の事だったんだな
じゃぁ「綿のように疲れる」という言葉が出来たのはいつなんだろ?
オイラが思い出せる限りだと夏目漱石が
胃痛に効く按摩をしてもらったら「綿のように疲れて」閉口した
……っていうような事を書いてた…と思う(汗・弱気)
安部公房も書いてなかったか?
疲れた老婆が綿のように糸巻き車に巻き取らて赤いジャケツになる話
それは、綿のように糸巻き車に巻き取られる…ってことで
「綿のように疲れた」老婆だとオイラが思ったんだろうか?(ここも弱気)
う~~~ん…なんとなくシャレた表現なので
この辺の時代で誰かが作ったのか?
いやいや~~年代的に夏目漱石のが古い(笑)
…ってか、全然時代が新しくって中世とか持ち出す必要ないやん!(汗笑)
いずれにせよ、綿にせよ真綿にせよ(笑)
「芯がなくて柔らかい」→「くたくた」→「くたくたに疲れる」ってことなんだろうかね?
なんてことを考えてたら
それこそ「綿のように疲れて」「泥のように眠りたい」のに頭ばかり冴えて
眠れなくなってるオイラは本気でバカかもしれない(笑)
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