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占い師をしていると、「旅行に出かけるのは、いつが良いですか」など、日取(ひど)りを決める場合に頼(たよ)られる事が多いです。 占い師に出来る事は、お客様が自力(じりき)で、何かを叶(かな)えた事に対して、日を選んで差し上げる程度です。 具体的には、男女双方が結婚に合意した場合に、結納(ゆいのう)の日取りを選んで差し上げたり、引っ越しの日取りを決めて差し上げたりするのが占い師の仕事です。 もともと占い師というのは、「いつ物事に着手したら良いか」という日を知っている人という意味で、「日知り(ひしり)」と言われていたそうです。そして、「日知り」が「聖(ひじり)」と呼ばれて、人々から尊敬されるようになったそうです。 そして、暦(こよみ)は、日(か)を読むから来ています。この場合の「読む」は、「数える」という意味ですね。 暦(こよみ)を見ながら、「今日は五日(いつか)だね。明日は六日(むいか)、明後日は七日(なぬか)」と、日(か)を読む(よむ=声に出して言う)こと、つまり「日読み(かよみ)」が「暦(こよみ)」に転じたものです。 太古の昔から、農耕や漁業でも、種まきの日を選んだり、船出の日を決める場合に、人々は、動く日を知っている「日知り」こと「聖」に相談して、意見を仰(あお)いでいたそうです。 日知りは、今では占い師と呼ばれていますね。 因(ちな)みに、「占い(うらない)」という言葉は、「裏にあって表にない」の文頭と文末を取って、「裏・・・ない」が占いに転じたものです。 まとめると、 1.五日、六日、七日と、「日(か)」を読むから、日読み(かよみ) → 暦(こよみ) 2.何かをする日を知っている人 → 日知り(ひしり) → 聖(ひじり) 3.「裏(うら)に有って表(おもて)に無い」 → 「裏 ・・・・・・・・ 無い」 → 占い となります。 占い師にできる事は、お客様の実力で、ほとんど出来上がった事柄に対して、日取りや方角を助言できる程度です。 しかしながら、占い師でない人たち(賢者も含む)は、「カレンダーの表(おもて)には見えないものが、裏側には有る。そして、占い師であれば、いつ動いたら良いかを知っている」と思って、占い師の意見を仰(あお)ぐのでしょうね。 私は凡才ですが、お客様のために、助言できるように研鑚(けんさん)を積みます。 ( 後書きとして ) 本稿は、以前、私が言語学の学会で発表した内容を、まとめたものです。 文責 占いイズム ルビー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月04日 22時03分35秒
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