タイガース非公式サイト2代目

2016/05/11(水)12:56

どぐされ球団その2

非公式サイトの日常(160)

さて、その1で概要をお伝えしました。その2では、非公式サイトが個人的に一番気にいっている回を紹介しますね。 第31話 ある公式記録員の巻 明王アタックスのエース十文字健は、「野球殺人者」があだなになっています。実は高校時代の試合中に、相手チームの選手を頭部へのデッドボールで死なせてしまっているのです。その罪を抗うため、腰の故障で「いつ下半身不随になってもおかしくない」と言われても「野球に殉じる」と言って投げ続けるストイックな投手です。十文字の顔にある「十文字の傷跡」は、相手チームの選手たちに復讐リンチにあってナイフでつけられたものです。(14巻表紙で顔がアップになっているのが十文字投手)    この第31話の主人公は鳥淵健三という公式記録員。アタックスに対して、というより十文字が投げる試合では判定が辛いと言われています。その理由は、十文字が死なせてしまった相手チームの選手こそ、鳥淵氏の息子だったからです。  新聞記者から「十文字との遺恨によって辛い判定になっているのでは?」と指摘され、鳥淵氏は「そんなことはない」と思いながらも悩んでいました。  ある試合、十文字は素晴らしいピッチングでノーヒットノーランを達成する勢いでした。この日の公式記録員が鳥淵氏。周りは「こんな試合に、よりによって記録員はシマケンか・・・」と不安視します。   鳥淵氏は試合前、鳴海から十文字について、顔の傷の理由、いつ下半身不随になるかわからない中で罪滅ぼしのために投げ続けている事情などを知らされ、愕然となり、十文字に対する恨みの心に変化が生じます。 しかし、それでもなお試合が進むうちに葛藤に襲われます。打球が飛び、野手がファンブルする。ここで「E」ではなく「H」ボタンを押せば、息子を殺した男の大記録を阻むことができる。何度か「H」に手が伸びるのですが思いとどまります。    最後のシーン、 サヨナラの場面でテキサス性の打球が野手の間に落ち、十文字は敗戦投手に。鳥淵氏が押したのは「E」のランプでした。なんとノーヒットで負け投手。  試合後、番記者は鳥淵氏に「素晴らしい判定だった」 と感想を述べ、鳥淵氏は「知らず知らずのうちに十文字に辛い判定をしていたのかもしれない」と心が晴れたように言いました。それでも十文字は野球に殉じる道を進んでいくのですが。    十文字が「野球殺人者」という自分への縛りを断ち切るのは、もっと先になってから。そこからリリーフ専門に転向します。      というようなお話し。面白いでしょ! 「どぐされ球団」は電子書籍があり、スマホでダウンロードして読むことができます。まんが喫茶などにもよく置いてありますね。ネット通販では古書として全巻セットで手に入れることも可能です。  非公式サイトおすすめの漫画です。見たことない人は是非読んでみてね!     にほんブログ村

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る