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カテゴリ:タイガース時事報告
セッキ―の指摘 6月30日の対DeNA戦、 このゲームは0対3で久保に3安打完封されタイガースの完敗でした。その翌日のコラムで関本さんが厳しい指摘をしているのを見つけました。ある意味、いまのタイガースの若手選手全体に当てはまるかもしれませんので、取り上げてみます。 関本賢太郎の視点 ー2016年7月1日スポニチー 8回、江越は初球から3球連続のフォークボールに空振り三振しましたが、若手野手は自分を客観視することも大切です。 投手や捕手に、自分という打者がどう見られているのかを聞いてみる。江越のような一発長打のある打者に初球から直球を投げてくるでしょうか? 3球とも直球のタイミングで振っていましたが、この試合の中でそのような配球はなかったはず。外角に逃げる球、低めに落ちる球を打たなければ、それだけで打者有利のカウントになる。その辺りをもう少し考えて、打席に入れるかどうか。 なぜ失敗したのかを分析し、次の打席で生かしてほしいと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 代打で出た江越選手に対する短い指摘ですが、大きな意味が込められていると思います。 関本さんが指摘するように、ピッチャーはどの打者に対しても同じ攻め方をしているわけではなく、スコアラーからのデータや経験をもとに、各打者の特徴を意識し、状況も考えながら配球をしてきているはずですね。 そうなると、江越選手などは、例えば読売の長野選手に似たタイプとも見えるので、他球団の投手、突き詰めれば自軍のバッテリーが長野選手を攻めるときに、何を考え、どんな球種を、どんな配球で、どんなコースへ投げているのかを知る、というのも大事だという指摘かなと思います。 そういう目で見ると、平素の練習で、マシンの球を漫然と打つ。バッティング投手に球種を言ってもらって打つ。こんな繰り返しだけでは成長がないのでしょうね。 一番大事なのはシート打撃じゃないかな。実際に状況を想定し、投手はその場面を切り抜けるために打者を打ち取ろうとします。その時に投手も打者の特徴を意識した攻め方をしないといけないし、打者のほうは自分がどう見られ、投手がどう攻めてくるのかを考えながら迎え撃つ。 この練習を漫然とやってる選手は、所詮一軍のレギュラー級にはなれないと思います。 スイングは素振りを繰り返すことで鋭くしていけるかもしれないですが、駆け引きは実戦を想定した意識をもって練習にも望まないと進歩しないんでしょう。 関本さんの指摘から、まだまだタイガースの若手選手のレベルのほどがわかるというもので、一人前扱いできる段階じゃありませんね。 練習段階からの意識改革・・・これはコーチ陣の力量が問われる問題でもあります。実戦に生きる練習を積み重ねる、そういう環境を作るのはコーチングスタッフの責任です。しっかり指導してほしいと願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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