2008/06/09(月)13:39
ブラームスを弾いた日その2
弾いたっといっても練習なんですが。
土曜のおはなしの続き。
で、かねやんが来て、ブラームス。
カルテットのブラームス1番を弾いてるんですが。
ブラームス。
やっぱ3人よりカルテットは4人で弾くほうがいいね~。
っと思った。
が、まず弾き始めに、
「やべっ」
っとかなり思いましたね。
練習してね~と弾けね~
っていうのもあるが、
地に足つけてね~と弾けね~
であった。
なんか最近、浮かれており。
浮かれている分には、モーツァルトとかメンデルスゾーンとか
シューマンとか弾くのにはまあったく問題ないけど、
ブラームス。浮かれていると弾けませんでした。
さすがドイツ3B
という感じであった。だっけ?
地に足つけてね~と弾けね~
っという感じ。
チューニングしなおしてください、という感じ。
ブラームスってチューニングどうあわせるんだっけ?
である。
あれ?あれ?というか。
付点四分音符がめちゃくちゃ重い!!
アレは重く弾いていいのか?
付点四分音符がいっぱい出てきて、
それが1番のテーマなんですが、
その重さに弾いてるカルテットみんな引きずられてます、という感じで。
1楽章ばっかり弾いて2時間くらい終わってしまった。
ううむ・・。
さすがにとものは反応が鋭く、
ばっしばしみんなを切っていた。
「ここはこうで」「ここはこう弾いて」とか。
すごいなあ。
とものはホントにすごい。この人と組めたことはホントに
すごい有利なことだと思う。
ゲガンはホントすごい!!と思うひとつに、
とものがいる
ことではないか。
とものはいつでもがんがん的確なことを指摘する子だけど
一緒にとものと弾いていても、「これは、チェロだけ
3拍早く入っているから」とか、「ファーストのリズムがヘン」とか
指摘ががんがん入るのだけど、やはり
これが正確で的確なの。
すごくないか?だって、スコアのコピーが今日配られたので、
別にスコアをめっちゃ研究していて、
どのパートも暗譜して、というわけではないのだ。
たぶん。
CDとかから音楽を聴いて、自分の譜面を見て、一緒に実際弾いて。
それだけで(←たぶん)スカっと指摘をできるのだ。
本人はめちゃくちゃに謙遜しまくっているが、
これはものすごい才能で、ほんとうにコレが
自然にできる人ってなかなかいないんじゃないか。
「スコアをめちゃくちゃ良く読んで、寝ないで研究して」
というがりべんの人はできるかもしれない。
でもあのすばやさ、的確さって。
なんていうかなあ、
パっと見て的確なことをパっとつかむのって、ほんと才能なんだなあ。
なんていうか、こどものように早くて、まるのまんまの的確さ。
前いたオケで鍛えられたから、と謙虚にいってたけど、
それは筋トレだったのだろう、単に。
「ハイ、筋トレです」という感じに用意されてただけですな。
ワタシ、ほめるよ。めっちゃほめるよ。
「とものちゃん」とうちの親が呼んでいるが。
「え?下の名前じゃなかったんだ」とのこと。
やまだはなこさんを「はなこちゃん」と呼ぶノリで
「とものちゃん」と呼んでるらしい。
昨日ピンクシャツを着ていたうちの父がとものとバッタリ遭遇して、
とものが「お父さんピンク超似合う!!」
とほめてくれていたよと伝言したら、
次の日デパートで、
「とものさんが似合うっていってから」といって
早速ピンクのシャツをご購入したそうだ。アホか。
「とものちゃんがかわいいって
いってたからってバカじゃないの」これは母。
わっはっは。
ともの、いつもありがとう。