Choral am Ende der Reise ~旅の終わりの音楽~

2009/07/26(日)01:40

ブートキャンプ・イン・パリその1

パリ2日めです。 会社をやすんでパリをあなたに案内しよう! という超いい人・Cさんに対し 「いやー、とくにいきたいところないよー、うーん、 あえていうと楽譜やさんかな?」 というスーパーやる気のないわたくし。 「じゃあ、パリのいいところに案内する!」 ということで一日がはじまります。 私は・・・ 東京にくるよ、でもうーん、みたいものも やりたいこととくにないかなー という人にこんなに親切にできるだろうか。 と今思った。 とにかく2日目。 地下鉄に乗って、まずあの有名な、フランス革命で有名なあそこで降りる! 名前が思い出せないので、地図をみます。 はい、バスティーユです。 Bastille。 地下鉄の駅の壁にはたくさんの「革命です」ふうな絵が描かれている。 こっから歩いて、ピカソ美術館へ。 まちなみ 「ここは、日本の有名なイシミヤケのオフィスが・・」と解説をうける。 イシミヤケ・・いしみ焼き?お好み焼き? と考えていたら、なんてことない イッセイミヤケ さんだった。 ピカソは行ってみたいなあ、と思っていたのを 思い出したので、リクエストしました。 思い出した自分ばんざい! 「いそがなきゃね!」とCさん。 さっさっと歩いてピカソ美術館へ。 「こんなガイドがいなかったら、ぜったいたどりつけなかったのう」 とか思う。 マレにあるピカソ美術館。 すてきです。 17世紀の館を改装したそうで、ピカソ死後、 相続税代わりに収められた作品がコレクションの中心になっているそうです。 写真撮っちゃダメ、といわれて、 ここでは写真を撮ってはいけないというのをはじめて知る。 というか、普通美術館で写真を撮っていいことを知ってびっくり。 ピカソはあまりにもよかった。 ありえないエネルギー、ありえない。 絵だけじゃなくて彫刻もあるし、版画もある。 「こういうのもやってみよう」という感じでいろんな タッチの絵があって、すごい、なんていうのかなあ、 ひとりで何人分の芸術家が一生かかってやることを さらっと一時期でやってた、て感じがする。 そしてこういう人がまわりにいたら、 「俺、もういいや」という気分になるだろう。 そしてなんべんも結婚するし離婚もするだろう。 だって、彼はひとりで何人分もの人生を生きてるから。 「ピカソはじじいになるまでスーパーハイテンション(byドラクエ)だった」 ということを良い例として使うけど、それもどうかなあ と思ってしまった。良いも悪いもなく、ただそうとしか 生きれなかったのかもしれない。 でもそのエネルギーのほこさきをヨコシマンな方向に 向けることなく、ただただ美しいもの、パワフルなもの、 何年たっても生きているもの・・遺伝子みたいに、 後世に残していける作品つくりに持っていったことは ほんとうにすばらしいことだと思った。 だって、エネルギーがあんなにあったら、 ヨコシマンな方向にいくらだっていけるし、 その才能が片方で持つドンピシャな暗さといったらそりゃ 誰もわからないけど「大変だろう」というのは 想像することはできるから。 とにかく最初にピカソを選んだことはちょっと軽く後悔。 なぜなら、「ドカーン」とあてられてしまったから。 とにかくCさんとまた歩く。 「オルセーまで歩くよ」 とのこと。これグーグルアースでみたら どんなことになってるんでしょう・・と思いつつも、 歩く。 あるくよ 国立近代美術館も通り過ぎる。 かなりモダーンなデザインだなあ。 ルーブルを通り過ぎてセーヌ川を渡る。 「うーん、けっこう待つねえ・・あ」とCさん、 ここでいきなりかがんで地下鉄の券をゲット! 何枚か落ちてた。全部くれるので、半分こにしてみる。 そしてオルセー美術館です。 長くなりそうなのでここでいったんきります・・

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る