ネット情報の活用法 その1518
久しぶりに書く。お目コロン感染が、壬寅の時勢に乗って拡大増大中だが、だからこそ先手を打って対処すべきなのに、相変わらず、この国の思考力は、中世レベルにとどまっている。それもこれも先の大戦の反省なしに、またバブル崩壊の反省なしに、なし崩し的に国家を運営してきた特に政治家の責任は重いと言わざるを得ないだろう。この国の現状の大きな問題は、高齢化にある。江戸幕末期の明治維新も、勝海舟が書いているように、幕閣の高齢化による、つまり老害による弊害が大きいので、身体に譬えると、新陳代謝が必要とのことで、行われたわけで、いつまでも老害が居座る弊害が大きいことを説いている。高齢化がなぜ拙いかといえば、運動能力に乏しい、というところにある。スポーツをみればわかるが、激しい運動を必要とするスポーツほど、引退年齢が早いことがわかる。つまり、機敏に動けない。だから、時勢に対応できない。勿論、社会全ての職業をスポーツに譬えることはできないが、頭の脳の命令を、手足が運び叶えているように、運動能力が知的活動を支えているのだから、高齢化問題の解決が先決であるのは明白である。ある意味、媚っとが高齢者の生命を奪っていくのは、引退勧告ともいえるかもしれない。さて、身体で最重要なシステムが、血液輸送、つまり血流であるように、現代社会において、最重要なシステムは、兵站、つまり、物流であるのはいうまでもない。この国が戦争や経済で負けたのも、兵站の知識や運用に疎いせいである。物流に無知である。物流に無知なので、無駄な人流が増加し、適材適所にならずに、人材不足になる。どの組織も若返りが必要である。しかし、若者も経験不足、無知なため、適所につけない。というわけで、お目コロン喚く論感染増大も、ワクチン接種も、物流の概念に乏しいせいであることが、よくわかる以下の記事を参照してほしい。 ★ ★ ★物流なくして社会は成立しないhttp://my.shadowcity.jp/2022/01/post-23591.htmlウチの通販ではクロネコとサガワの両方を使っていて、仕入れではそれ以外の業務用の物流も使っていて、まさに物流の上に成り立っているビジネスなんだが、どこも感心するくらい仕事がていねいで頭が下がります。また青果市場には青森や長野、山梨から大型トラックで果物満載にして来る人たちがいて、貴方のところに届く蜜柑がどれだけの物流の上に成り立っているのか、考えてみると凄いんだがw「物流業界への就職を志す学生は0%」──これは、学習院大学経営学科の学生にアンケートを取った結果で、先日行われた4大学合同ロジスティクス・SCM研究発表会において発表された。おそらく多くの学生は、物流業界に対する好き嫌い以前に、物流に無関心なのだ。課題は、小学生から大学生に至るまで物流を学ぶ機会がほとんど無いことにある。筆者を含めた物流従事者の大半が、社会人になってから物流を学んだ人だろう。物流危機が叫ばれる今だからこそ求められる、物流教育の必要性について考えよう。蜜柑は収穫されると、農家の爺さんの軽トラックで農協の集荷場に運ばれ、そこで選別されて出荷。地元の運送屋か農協のトラックで青果市場に運ばれ、そこで競られて、大型トラックでまとめて遠隔地の青果市場へ。そこでウチが仕入れて小分けして箱詰めし、ヤマトかサガワに託す。貴方の元に蜜柑が届くのには、何度も積み下ろしを繰り返し、途方もない運輸業者の手間がかかっている。現代社会は、まさに運輸業者によって支えられているのだ。 ★ ★ ★ロジスティックこそ生命活動の基本である。現代社会は、いたるところ、血流がとどまり、血栓ができ、エコノミー症候群に堕ちいっていることがわかる。そこに媚っとウイルスなどが居座り、死へと導く。