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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2005年11月07日
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 お釈迦さまが、人生の師匠だとすると、自分のなかでは、愛と自由の師匠はキリストということになる。

 お釈迦さんに比べると、年代的には現代に近いのにも関わらず、謎が多いのはなんでだろう? 恐らく、お釈迦さまは長生きし、布教活動も長かっただろうが、キリストはわずか3年しか活動しなかったからかもしれない。

 米国の有名な霊能者エドガー・ケイシーは、キリストに関連するリーディングで以下のように語ったことがあったという。
 
 キリストは人間ではない。イエスは人間であった。

 かなりのキリストの研究家、神学者であったとしても、この意味はわからないであろう。

 しかし、次のように言葉を補えば意味は通じる。

 キリストは人間ではない。なぜなら、太陽霊(神)のことであるからであり、

 イエスは人間であった。なぜなら、歴史上、紛れも無く人間としてこの世に生活し、生き、処刑され死んだからである。

 このように、書かれたとしても、恐らく概念形態の思考性に富んだ西洋人は、その意味を受け入れ難いに違いない。

 だが、日本人、特に30代から40代の人には理解しやすいように思う。それは、SFではあるが、ウルトラマンというドラマで、イメージが捉えやすくなっているからだと思う。

 ウルトラマンでは、M78星雲の平和の使者が、人間にいわば一心同体となって、融合し、地球に怪獣が現れ、危険になるときに、3分だけ変身し、戦う。これは、イエス=キリストという人間=神の存在の理解の助けになるであろう。

 つまり、太陽霊キリストは、3年間だけ、イエスの身体を借りて、この地に、愛と自由の概念の布教活動を行ったという意味なのである。

 ウルトラマンはそのいわば複線たるドラマストーリーになっていることに驚くだろう。更に、この背景に、奇想天外な以下の話もつけ加わってくる。

 第1次大戦中に生まれた日本人の前世の多くが、かってヨーロッパに移住し、南から北へとキリスト教が浸透した経験を有している人が多かったという話がある。つまり、前世当時、今日発展する前の純粋なキリスト教に感化を受けた野蛮な当時ヨーロッパの人々が、次世で、全くキリスト教とはほとんど関係のない島国日本に生まれ、第2次大戦で、太平洋戦争となり、米国から発する今日と似たような理論概念的なキリスト教と対面するにつれ、日本人のなかの多くが自己犠牲という愛を伴って死んでいったのは、この世で非常に教育的配慮がなされている証なのであるという説がある。

 神秘学によると、人間は生まれる前に自分の今生での宿命をみているのだから、およそ、せっかくの人生が自己犠牲で終わる行為に、共感できるはずもないであろうが、それでもあるとするならば、魂のなかに、自己犠牲による太陽霊キリストへの愛と自由への共感に他ならないというのがこの説の裏づけでもある。

 それは、実際、太陽霊キリストが、この地に、イエスというアダムからの直系の身体を、ヨハネの洗礼により、かりて受肉し、3年の布教活動の後、人類に自由という選択のため、愛という犠牲をゴルゴダの磔刑により、成就したその芸術的表現に、共感をし、自らもその愛に行為を捧げる覚悟をもって、転生した魂たちだというわけでもある。親から子に受け継がれた愛の表現でもある。

 そうして、自らの自由意志のもとに、次世への運命へと愛をもって立ち向かう。なによりも自由には愛の犠牲が伴うからである。

 小学生のとき、先生に自由には必ず義務が伴うと教えられたが、もはや、義務のような強制ではなく、自由意志による愛の犠牲が求められるというべきなのではないだろうか?

 お釈迦様はかって、ブラフマンとして現れた太陽霊キリストにより庇護されたが、キリストが地に現れ活動したときに、今度は、お釈迦さんが、キリストの背後で庇護したといわれる。

 そして、キリストの目的は、天から悪を救うために地にやってきたのである。お釈迦さまが覚りを開いたあと、悪を救うために、小乗(上座部)から、大乗に発展し、布教したように、救いの思想がキリストの名であり、信念なのである。しかし、そこに自由意志を欠いてはならない。それこそ犠牲の愛の表現であるからであろう。

 キリストにより、「魂を仏として神に献上しなさい。」という強制形はなくなり、「魂を仏として神に献上する喜びをあれ!」となるのだろう。

 自由という名の基に犠牲により愛を与えた人類は、自由の愛の霊として、後の「わたし」という自我をもつ人類を指導していくといわれる。  

 しかし、キリストを語るのには、紙面が少なすぎるので、徐々に増やしていきたいように思う。





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Last updated  2005年11月07日 16時16分12秒
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