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シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2007年02月27日
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カテゴリ:映画をノベル
 巷はグラミー賞が話題だが、それとは全く関係なく、久しぶりに映画を続けて4本みた。といっても、映画館まで足を運ぶ余裕などなく、レンタルである。久しぶりというのは、非常に近くのレンタビデオ店が潰れてしまっていたからなんである。で、もって、非常に近くはないが、近くまで、少し遠征して、レンタしてきたわけなのである。

 さて、レンタしてきた4本の映画とは、全て邦画で、「トリック劇場版2」「デスノート」「日本沈没」「男たちの大和」である。一応、洋画コーナーもみたけど、どうも洋画は、有り触れ感があり、なんだか、米国のイラク戦争を醸し出していて、勘弁してよ、もういいよという感じ…。

 洋画といえばハリウッドなんだけど、ハリウッドって、結局、エンターテイメントって感じで、どうも芸術感に乏しい気もするし、とくに、イラクであんなことやっておきながら、一方で、エンターティメント萌え映画ってなんだか、精神錯乱のようで、なんだか、貧富の差丸出しで、どうも最近、米国人というと、皆、ブッシュのような御馬鹿さんという気がしてくるのだ。

 チェイニーなんか、日本に来たらしいけど、あんなお馬鹿の使いなんか、相手にしてどうするのか、日本政府も、お目立たすぎるね。ちょっと、話が逸れてしまったのだが、とにかく洋画はもういいよ!といいたいな。これからは、邦画か韓国、アジア映画の時代だろうって…。

 では、4つの映画ならぬ邦画の感想をようやく述べることにする。

 映画通の知人が、「デスノート」は最高だと絶賛していたので、それなりに期待してみたが、期待感が大きいと、意外と不評というのが常だが、意外にも、面白かった。少なくとも、4本の作品のなかでは、一番の出来と思わせるものがある。その昔、一部で流行った「恐怖新聞」のようなホラーかと思ったが、サスペンスなのであった。

 かといって、絶賛かといえば、そうでもなく、邦画のなかでは、優秀という感じである。いままでの邦画に比べ、確かに、リアリティはあるが、もう少し現実的だと、更によいと思う。特に、FBIがすぐにやられてしまうのが少しお粗末な点で、日本の警察もあまりにお粗末すぎる点が、まぁ、実際、お粗末なのかもしれないが、例えば、未解決事件が沢山あるのは、現実的問題が警察の官僚体質にある点とか、警察の現在の問題をえぐるとかすると、アニメチックなストーリー性が、より現実的になるようになると思った。

 次に良かったのは、「トリック劇場版2」で、恐らくこの映画は、賛否両論だと思われる。私は意外と、このようなノリは好きな方で、終わった後、「ヨロシクね!」というポーズをなぜだか、行ってしまわせるような雰囲気が好きな方である(私は憑依体質かもしれない)。阿部寛と仲間由紀恵の夫婦漫才のような進行が、寅さんやサザエさん、或いは水戸黄門のように、いかに飽きを起こさせないかが、このシリーズのカギを握っているといえる。

 さて、残る2本だが、それなりに楽しめたが、どちらとも、配役に少し不満点が残った。「男たちの大和」は、軍服を着ているせいか、皆、同じようにみえて、個性がない。流石に、内田軍曹(?)役の中村獅童、反町隆史、仲代達矢は、個性的だったが、後は、なんだか、皆、同じ感じがして、どうも表現力に乏しい感じがした。

 内容は、あまりにも悲劇的、悲惨的なので、見ていられないシーンが多々あった。息子を失ったにも関わらず、もう一人の息子までも、死地に行かせることしか、選択できない母親。戦地で生き残り帰ったみたら、親も知人も、爆撃や原爆等で死んでしまい、いなかった等、あれが真実だとしたら、当時の日本は、あまりにも健全的な精神性を失った異常という感じで、死ぬことのみ、それも権威者側から強制されたものに価値を見出そうとする、無力感、殺伐感、寂寥感しか、国民のなかにはなかったのであろう。このような日本独特の一方的な思い込みの観点を、相手側の米国から見てみたら、また違った趣になるだろう。

 米国があまりに悪かったか、それとも、日本があまりにも馬鹿だったか、それは、あまりにも不利なポツダム宣言、日本国憲法受諾を受けて、ホッとした当時の日本国民の心境に見出す他ないと思われる。

 このようなことを再び繰り返そうとする政府に対しては、断固として反対すべきである。 

 作品の出来はともかくも、決して、戦争を美化してはいけないと、改めて感じる。

 最後に、大和艦上での戦闘シーンは見せ所だが、逃げ回る兵士がいないのは少し不自然な気がしなくもない。人は恐怖感に襲われると、本能的に逃げたくなるものである。

 対して、「日本沈没」の方は、現実味がない点において、少し気楽にみれるが、さりとて、こちらも、一部将来の日本を暗示している点で、かつての太平洋戦争と同じで、いわば自然との戦いである。この映画のように、一気に日本列島が、沈むということは考えられないが、日本人の集団性を考えると、一気に没落しそうでもあるが、恐らく、徐々に海面が沈んでいくことや、富士山の噴火による、地震の連動性は充分考えられるところである。
 
 この映画の移民政策は、実際問題として、この映画のようには上手くいかないだろう。中国や米国が、北朝鮮の難民受け入れや、移民問題で、難渋しているのが現状なのに、いかに日本人が金持ちだとしても、列島沈没で、円が急速に下落している時点で、人道上せいぜい100万人がいいところだろう。親日度から考えると、豪か、東南アジア辺りが、移民としての受け入れ先が最も多いのではないだろうか。

 この問題はまた、逆に、他の諸国が沈没、多くは水没したとき、実際、温室効果により、水没している地域もあるが、日本がその受け入れ先となれるのか?を十分に考慮する機会にも遭遇するだろう。日本政府は最も移民を受け入れる姿勢に薄い性質をもっている限り、かつて日本の政府の要人といわれれば、かえって逆に、誰も引き取る手がいないような反日姿勢も露わになるような気もするが…。

 所詮、映画として考えるなら、日本沈没は、規模は違うが、かつてブルースウィルスのその年のアメリカのワースト映画に選ばれたアルマゲドンを何処か彷彿とさせている。日本沈没をアルマゲドンにダブらせると、ブルースウィルスの役が、スマップの草なぎで、私は、草なぎがあまり好きではない。「黄泉がえり」もみて、内容はよかったのだが、草なぎは、スマップのなかでも、一番地味な存在なので、主役を張るには、イマイチでなんで??という感に堪えないのである。せめて香取慎吾や、稲垣吾郎辺りにして欲しい。あまり、けなすと、草なぎフアンに悪いので、あえて、草なぎはTV向きといいたいところだ。

 SFXに関してはスターウォーズに馴れた人には、絵だとすぐわかってしまう。

 案の定、科学者役の豊川悦司が、一番よく、及川もよかったが、やはり、これらの配役を助演にし、なんで草なぎが主役なんだという感に堪えない。ヒロイン役の柴咲コウもなかなか良かったし、黄泉がえりの竹内もヒロイン役でよかったのに、やはり主役が物足りないとしかいいようがないところだ!

 最後に独断と偏見の映画評を三ツ星で評価すると

 デスノート★★★(二つ半というところ)
 配役も、ストーリーも、ハマっていた。出来もなかなかよかった。

 トリック劇場版2★★
 阿部寛と仲間由紀恵がよい。

 男たちの大和★
 ストーリーはよいのだが、もう少し深く人物像を描いて欲しかった。「プライベートライアン」の方が上。

 日本沈没★
 豊川悦司孤軍奮闘というところ。





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Last updated  2007年02月27日 19時06分04秒
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