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シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2018年09月20日
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カテゴリ:軟弱日本を斬る!
このブログでは度々この世が地獄化していることを警告してきたが、その理由がなんとなくわかってきた。

はっきりと言おう。この世は地獄である。この世が地獄だからこそ、そこから這い上がる方法を自分で見つけられるのである。

神智学者ドーリルの本から学んだことで、生きる目的、つまり人生の意味がわかった。

それは恐怖心を克服することである。

神がなぜ悪魔をつくったかといえば、人間に恐怖心を克服させるためである。

恐怖心が、地獄をつくる。人間が恐怖心を持つ限りは地獄から逃れられないのである。

だから、人生を生きる目的はあらゆる恐怖心を克服することなのである。修行といってもよいだろう。

それは実際に地獄を生きることで果たされる。

だから、自分のなかの恐怖心を見つけ、克服しないといけない。恐怖心の虜になってしまえば、この地獄からは永遠と抜け出せない。恐怖心の奴隷となり、永遠に恐れて生きなければならない。

恐怖心は人間の心にあるので、肉体ではないから、死んでもなくならないどころか、顕わになる。だから自殺はかえって恐怖心の虜になる。肉体を消しても恐怖心はなくならないからで、かえって増大する。

ドーリルは、恐怖心や抑圧心が、肉体にガンをつくらせると述べている。ガンを肉体から取り除いても、その本体の恐怖心や抑圧心を克服しない限りは、また再発するだけである。

現代の医学は、古代から比べれば、全くの無知蒙昧なので、恐怖心をかえって増殖させているだけにすぎない。真剣にやっているといっても根本が間違っているから、原理に無知蒙昧なので、真剣にやるほど益々悪化するだけである。

心から、心を恐怖心から救わないとダメである。心を自立させないとダメである。藪医者ばかりである。だから真の医者は宗教者でなければいけない。心から自立させないといけない。科学者じゃ物質界しかみれないから、無能なのである。

謙虚心を持たない医者が病気を治せるわけがない。心が慢心して悪魔の虜となり、恐怖心をみつけだせないからである。

考えるに、物質界は失われる恐怖に満ち満ちている。御釈迦さんは四苦八苦を説いた。この世になぜ苦しみがあるのか? 

それはこの世にあるのではなく、人間の心のなかにあり、人間自身がつくりだした感情なのである。感情をコントロールできれば苦もまた楽であるというのが、有名な快川の「心頭滅却すれば火もまた涼し」である。

以前、このブログで、チベットの賢者の言葉を紹介した。恐怖心から戦争に反対するのは意味がない、という言葉があった。それは人間の心のなかに恐怖心がある限り、戦争はいくらでも起こるからである。

恐怖心を無くさない限りは、平和は訪れない。

恐怖心を克服する生き方をしているかどうか、それが天国への階段を昇ることなのである。

悪魔は人間に恐怖心を植え付けるので、人間にとっては恐怖心を見つける手助けになる。ここが欠点だよと教えてくれる。恐怖心を見つけ出すコーチのようなものである。

人生を真面目に生きないといつまでも恐怖に怯えて生きることになる。

恐怖の本体とはバランスを失うことである。均衡、安定を失うことである。常に均衡、安定を見つけ出す能力のことが、本当の武力であり、権力なのである。

それは均衡を失わせて、破壊から、恐怖を植え付けることではない。

バランスを見失わない、常にバランスを見つけ出す。人間は物質界においては重力とバランスし、直立している。足元の土台を強固にすることで、重力と対立し、脳においては、脊髄液において、アルキメデスの原理により浮力を使って安定している。

悪魔を恐れてはいけない。悪魔を味方につけ、安定点を見つけ出し、支配するのである。

恐怖心を克服する安定状態を見つけることが愛なのである。

失ってみてはじめてわかるのが愛だからである。

だから、地獄には愛が必要である。愛をみつける努力がすなわち恐怖心を克服方法でもある。

悪魔の恐怖に対立するのが神の愛のバランス作用である。

恐怖を上回るのは愛であるのは神が悪魔をつくったことでわかる。

恐怖は不均衡に陥れるが、同時に愛は新たな均衡へと導く。

恐怖心など真の愛には赤子同然である。恐怖は愛の素である。

人生の目的は以上である。地獄の世に生きて精進なされ!





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Last updated  2018年09月22日 03時13分30秒
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