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シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2020年03月26日
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カテゴリ:神秘体験空間
巷のコロナ感染騒動とは別に、やはりオカルトの話をしようと思う。というのも、結局は、オカルトでなければ、何もわからないからで、特に哲学的答えは導き出せないからである。

現代科学では、霊魂の存在を否定しているので、オカルトをマヤカシやトンデモと捉えて無視しているが、それでは、生と死の意味も捉えることができない。

生と死とは、霊魂が肉体に入るかどうかで、霊魂の存在に生も死もない。

だから霊魂は絶対的な存在なのである。

生と死は、霊魂の絶対的な存在の上に、肉体として表に出るか、肉体とは関係なく、裏で活動するかの違いでしかない。つまり、生は肉体の上で活動することで、死は肉体とは無関係に活動することで、霊魂の活動の違いなのである。

ではどういうことかというと、霊魂は肉体上で活動すると、固有の存在を獲得するのである。固有の状態ではじめて、霊魂は自分を自覚できるのである。

1つが2つに分かれることで、互いを1つと認識できる。簡単にいえば、鏡がなければ、自分の顔が見えない。

つまり、霊魂は肉体を鏡として映しはじめて、自分を確立できるのである。

霊魂を成長させるには、霊魂の鏡が必要だから、霊魂は肉体を必要とするわけで、それはすなわち、神が悪魔をつくったわけでもある。

神が良いのは悪魔をみて、良いのであり、悪魔がいなければ、良いものも良いとわからないわけである。神は常に良くなければならないから、悪魔が必要なのである。つまり、神は悪魔を創り出しつつ、悪魔を乗り越えて良くなろうとしている。

とどのつまり、悪魔は必要悪なのである。

とにもかくにも、常に悪を乗り越えて、改善していく、向上していく働きが、霊魂の活動なのである。

だから、霊魂は、肉体を必要とし、そして肉体を克服していかなくてはならない。だから、輪廻転生しないと、霊魂は成長していかなくなる。

例えば、筋肉は、重いものを持ち上げることで、成長する。成長とは、障害を克服することだからである。

さて、いま巷には、ノストラダムスの予言や、ヨハネの黙示録のような、地獄が到来しつつある。

それらの預言詩に書かれている真意とは、恐れるな、魂は不死なので、その不死性を確認するための儀式と考えよ、ということである。

魂は肉体に宿ることで、自らを知るのである。

死で失うことはなく、むしろ生の経験が克明に魂に刻まれるのである。

というわけで、神智学者ドーリルの療法の真義のなかから、ヨガ呼吸法を紹介したい。

巷に溢れるヨガといわれるものはほとんどが偽物である。本当のヨガとは、魂が、肉体を自由自在に制御するのを目的とする。

例えば、ボディビルダーは人体のあらゆる筋肉を増強するが、とくに現代では鍛えた筋肉の外見に拘り、見た目しか重視しないが、本当のビルダーとは、魂の意のままに筋肉を制御することなのである。

オカルトでいうところのビルダーとは、人体の各部を自由自在に操ることを言うのであって、心筋も自在に操れるので、脈拍も、呼吸も操れるから、常に人体を新しくさせるので、老いないので、死なないのである。といっても物質的な限度はあるが、この限界までの人体操作を可能にした存在が、仏教でいうところの生き仏なのである。

この生き仏となると、松果腺の額のところの白毫が、オカルトでいう第3の眼が開眼するのである。人体のあらゆる部位を自在に操れるので、松果腺を自在に操り、全能となるので、光る。

仏像は端的にいうと、古代の理想のボディビルダーを表すものなのである。

では、ヨガ呼吸法を紹介する。

ヨガ呼吸法

もし我々が、いま、この世に存在するために、肉体を十分に制御できないと、同時に神経の機能も十分に活動させることができない。

神経の経路に沿って、様々な部位にエネルギーを送る必要があるので、その流れがスムーズでないと、肉体は老化し、死に始めると、(古代の)ヨガは説いている。

肉体が老化しはじめると、それは肉体の死がはじまることで、絶対に避けることはできない。だから、1つの肉体で、無限に生きられるわけではない。

(古代の)ヨガが説いているのは、もし、健康に留意し、肉体の力を生かし切れば、60年経っても、肉体の上では、30歳の若さを保てる、ということなのである。

人類のなかには、悪しき洗脳のような、伝統的な集団意識があり、それは、人間は老いる、という、死と同様の信仰心がある。

だから、まず必要なのは、この老と死の洗脳から脱し、自由になることである。

現代のヨガでは、初心者がとてもできない行法などを採用しているが、どんな行法訓練であろうと、その個人に適したものでない限りは、なんの効果も意味ももたない。

(中略)

特定の筋肉への意識集中は、その神経に沿ってのエネルギーの流れを増強させる。心がモノを支配することは知っての通りだが、もし、腕の筋肉に意識を集中させれば、そこに生体の磁気エネルギーが流れる。

肉体が衰退する理由の1つは、神経線維が閉鎖されるからで、その結果、十分なエネルギーが流れなくなる。

もし、自分の心を肉体の特定の部位に集中する訓練をすれば、その部位が病気になったときに、治療しやすくなるだろう。だから、肉体全ての部位にくまなく意識を集中させる訓練をしていれば、肉体のどこかが病気になっても、意識をそこに集中することで、病気を治療できるようになるだろう。

(中略)

もし、あなたが、自分の病気を治そう、という意志をもたなければ、誰も代わりになって、あなたの病気を治せる人などいないのである。

だから、まず、最初に健康になろう、という意志をもたなければ、誰もあなたを助けてはくれない。肉体に悪いことをしておいて、誰か治してください、といっても土台無理な話である。だから、まず、肉体に良いこと、肉体の力を生かす方法を知るべきである。

東洋では、「人よ、汝自身を知れ、さすれば、汝全てを知らん」といわれている。

古代の聖書には、イエスの弟子が、盲人を連れてきて、治してください、と頼んだところ、イエスが盲人を治したので、弟子たちは、なぜ自分たちでは治せなかったのか、と聞いた、という話がある。

現代では、イエスが悪霊を叱りつけ、追い払ったからだ、という訳が有名だが、イエスは、弟子たちに、「お前たちは、健康への知識が不足しているので、治せなかったのだ」と言った、のである。

イエスの弟子たちは、目の見え方を知らなかったので、その盲人に、意識を目に集中させる方法を教えられなかったのである。だから、盲人は、目が治らない、と思い込んでいたのである。

つまり、イエスは、目が治らない、という悪い思い込み、いわば悪霊を退散させ、健康な目がどういうものかを、その盲人に、良いビジョンとして植え付け、つまり聖霊を呼び込んだのである。

イエスの弟子たちは、目の健康状態を知らなかったので、病人に、教えられなかったのである。病人は、病気の状態を、心で自覚できないから、肉体は病気のままなのである。健康の状態を教えて、自覚でき、改めれば、健康に目覚めるはずである。

それは悪人が悪いことをしている自覚がないのと同じである。

治療家ができることは、健康という状態の知識を、当人に合わせて教えることである。あらゆる治療というのは、健康への自覚から生じる。奇跡的治療などはありえない。時には奇跡的にみえることもあるにはあるが、永遠に存在する全体の安定へのバランス、つまり健康を基準とした、正負の法則に沿ってなされる。

肉体の全細胞は、脳から出される微弱な磁力線によって絶えず更新され、活気を帯びている。この磁力線を集め、患部に十分に伝達できれば、治癒する。

さて、呼吸法について教えることができる。特に二重呼吸法は、脳からの磁力線を促進させるので使い方を誤ると、重病になる場合もあるので、ほとんどのヨガの教師は教えたがらない。

しかし、正しく使えば、ほとんどの病気は癒せるので、有用である。二重呼吸とは、両方の鼻孔から同時に息を吸い込むことなのである。人間は両鼻孔で呼吸していないことをほとんどの人が知らない。

二重呼吸でゆっくりと深呼吸をすると、健康状態が保持され、肉体を構成するのに必要な生命エーテルエネルギーを両鼻孔から平等に摂取できる。この呼吸によって、通常よりも、より多くの酸素、水素を人体に供給でき、左右のバランスを保った形で、人体の均衡を保ちながら、補給できる。

呼吸の流れの均衡が保たれてないと、血流の均衡を失ってしまう。

通常は、片方の鼻孔から交互に浅い呼吸しかしていない。もし、朝起きて、二重呼吸で深く6回呼吸したなら、一日中、活力に漲るだろう。

ハタヨガでは、呼吸を鼓動のリズムに合わせるが、個人の鼓動に合わせた呼吸のリズムをみつけるとよい。

心臓の鼓動は各人により異なるので、それにあわせた呼吸法を実践することである。





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Last updated  2020年03月27日 02時22分41秒
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Re:ネット情報の活用法 その1469(03/26)   町屋イレブン さん
いつも更新楽しみにしています。
オカルトから見た筋肉とworkout(筋トレ)について質問したいと思っておりましたところ、話題に触れていただき感激しております。

>本当のビルダーとは、魂の意のままに筋肉を制御することなのである。

そうありたいものですね。
ビルダーの北島さんはYouTubeで次のようなことを言われています。
・「神経症でクヨクヨする人は筋肉が育たない。体の大きい人は皆大らかである」
・「だらだら筋トレしても意味がない。短時間で最大筋力を使い、身体に筋力が必要なことを教えろ!それがworkoutの目的だ!」
・「日本人は筋トレというが、トレーニングは指示されて行うことをさす。ボディビルドは自由になることでありworkoutの表現を使う。」


ビルダーは肉体の維持に不要なレベルの肉体を備えるために、切磋琢磨し限界を超える訳なのですが、最後はオカルトなのでしょうね。


>まず必要なのは、この老と死の洗脳から脱し、自由になることである。

本当ですね。
日本ではすぐ年齢を出しますが、あれは思い込みです。
40代だから身体が重くなる、
50代だからITがわからない、
60代だから新しいことができない


この4ヶ月workoutにはまっておりまして、好きだったワインも飲まなくなり、外食もしなくなり、ますます世捨て人感が出てきました。

またの更新楽しみにしております。
ドーリルさんの療法の真義を買ってみようと思います。では。 (2020年03月28日 06時27分50秒)

Re[1]:ネット情報の活用法 その1469(03/26)   5dolphin さん
町屋イレブンさんへ

毎度記事(日記?)をお読みいただきありがとうございます。

先日、ラグビーワールドカップのNHKスペシャル再放送をみて、自分に自信をもつことが重要と感じました。自分の肉体に自信をもつというか、過酷な練習を乗り越えて、自分が自分の意のままに動く、いわば肉体を通じてのフィードバックを確認することで、自信が深まるようにみえました。

そうなると、過酷な試合をしていても、敵味方に分かれていても、同じように楽しいと感じるようです。みんなで一つになったような一体感が沸き上がるようです。まるで素晴らしい試合を演じる演者になっているようです。

そういうようになるには、付け焼刃に火ではダメで、日頃からの、日常からの訓練が重要なのでしょう。

恐らく、ボディビルダーもコンテストだけでなく、日常の生活が重要なのでしょう。

ワンチームというのは敵味方もなく、ラグビーのノーサイドの一体感の精神を表すように思います。チーム全員が観衆までも一体化した素晴らしい劇なのです。 (2020年03月31日 21時17分52秒)


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