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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2025年04月15日
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カテゴリ:神秘体験空間
病気になるのは、悪霊に憑りつかれるからだと、キリストが降臨した古代ローマ時代にいわれていたのは有名な話である。この日本にも、そのような悪霊が憑りつき病気になる話が信じられていたのは、キツネやタヌキに化かされた昔話などが残っていることからもわかるはずである。

例えば、以下のサイトの話などは、病因となる、心のなかの歪んだ信仰心を説明しているのだが、古いキリスト教の信仰心のために、残念ながら、ルシファーの悪魔信仰に傾いているところがみられる。

2022.5.8「悪霊追い出しの知識 ルカ1017-20 | 亀有教会

このようなクリスチャンだけを特別視する考えも、利己主義で、マヤカシなのだが、それに気づいていないのだから、呆れてしまう。神は万人に平等なはずなので、クリスチャンだけを特別視するはずがなく、悪魔に対しても、配慮するのが神である。このサイトの大きな間違いは、霊をまるで物質的に捉えているところで、本来の霊というのは、目にはみえない、考えや意識、心情や感情の心の状態で、宇宙全体に流れる波動のことに言及できていないところにある。

最近、巷ではインバウンドの紹介番組が多いが、「なまはげ」に興味をもつ外国人がとり上げられていた。「なまはげ」は、日本の独特の風習のようにみられているが、ドイツにも、なまはげに似た、黒いサンタクロースがやってくる風習があるらしい。以下のサイトによれば、またドイツ以外のヨーロッパにも、昔の風習としてあったようである。

なまはげ - Wikipedia

怖すぎる!悪い子には黒いサンタ!?子どもが恐怖する外国式クリスマス | &あんふぁん

クネヒト・ループレヒト - Wikipedia


このなまはげのような、黒いサンタクロースは、『クネヒト・ループレヒト』と呼ばれ、悪魔の存在を代弁しているのが、その風貌などからわかる。これら悪魔の存在を、神秘学から解き明かすと、悪が宇宙に生まれた意味がわかる。水流が停滞し、澱むように、善として機能していた秩序体系が停滞し、自己保身に走ると、独善で、偽善になり、権力をもつ悪になる。だから、善は停滞しないように、絶えず最善を尽くし、悪を救っていかないといけない。

このような意味で、親鸞は悪人正機説を説いたが、老子は、上善如水を説いている。親鸞の悪人正機も老子の上善如水も、自らのなかに悪をみつけ、常に悪を善導し、救っていく姿勢を意味しているようにみえる。人間の心の中には、恐怖心などの、自分の思い通りにいかなかったときの、虚栄心や利己心の裏返しがあり、これらがストレスとして、執着の源の、ネガティヴな心情をつくっているのがわかる。

それらネガティヴの心情を、霊で表現すれば、先の悪魔崇拝教のサイトなどに書かれている。以下のような悪霊となるかもしれない。

死の霊。自殺、殺人、死の願望、弱さをもたらす霊が一緒にいます。
恥の霊。罪責、欺き、嘘をもたらす霊が一緒にいます。
激怒の霊。怒り、苦々しさ、憤慨、意気消沈をもたらすが霊が一緒にいます。
恐れの霊。思い煩い、心配、パニック、恐怖、恐れ、拒絶、孤独をもたらす霊が一緒にいます。
嫌悪の霊。復讐、殺人、自己嫌悪をもたらす霊が一緒にいます。
反逆心の霊。頑固をもたらす霊が一緒にいます。
情欲の霊。姦淫、幻想、変態、好色をもたらす霊が一緒にいます。
支配の霊。あやつりをもたらす霊が一緒にいます。
第二は「感情」の霊、強迫観念や中毒をもたらす霊があります。
中毒(依存症)の霊。ニコチン、アルコール、薬物、大食をもたらす霊がいます。
パフォーマンスの霊。他の人を喜ばせたい、完全主義、競争心をもたらす霊です。
同性愛の霊。同性愛は罪であり、背後に悪霊が働いているということです。
宗教の霊。儀式主義、教義への執着、律法主義をもたらす霊です。
第三は「オカルトもしくはカルト」の霊。この中には誤った宗教も入ります。
フリーメーソン、薔薇十字会、ニュー・エイジ
エホバの証人、モルモン教、クリスチャン・サイエンス
占い、手相占い、星座占い、タロットカード
魔術、降霊術、呪文、呪物
神道、仏教、先祖崇拝を伴った新興宗教、ヒンズー教、イスラム教

これらは、心のなかのバランスを乱す素となる意味で、悪霊ともいえるが、そもそも、これらが心のなかでバランスをとって一つに融合し、互いに腸内細菌のように協働協調していれば、何の問題も生じないはずなのである。これらの悪霊を単独で活動させずに、いわば太陽系の太陽のように、バランスの中で統合するのが、キリスト原理なのである。だから、そのそれぞれの働きを理解する必要がある。孫子の敵を知り、己を知れば百戦危うからずである。自分のなかにある邪な利己心こそ、病気の素なのである。

『百戦危うからず』のために|孫子に学ぶ情報セキュリティ|SKYSEA Client View

そのようなネガティブな心情をもった悪人には、なまはげや黒いサンタクロースがやってきて、そのような心情を刈り取って、地獄送りにする、というのが、なまはげなどの文化的行事のなかに隠されているようにみえる。つまり、なまはげや黒いサンタクロースが悪いのではなく、そのような悪い存在を呼び寄せ、悪に共鳴する、人間の心のなかの、自分だけ救われ、利益を得ようとする、利己主義が悪い、というわけなんである。心のバランスを乱す、心のなかのキリスト原理を妨害する乱れが問題なのである。

悪人正機 - Wikipedia

故事百選

上善水の如し - Wikipedia

水のようにしなやかな生き方「上善は水の如し」 | 楠原海事法務事務所|横浜・東京・全国の海上保安庁、船舶登記、船舶検査お手続きなら

老子道徳経8章-上善は水のごとし【早島天來の読み解く現代の老子】

【エッセイ】上善如水|白

ビジネスマンの理想のあり方「上善如水」 | 支援センター職員によるブログ | 中小企業支援センター


さて、前回は、花粉症は内分泌不足で、神経の緊張からくる、心のバランスの欠如なのを、神智学や人智学から紹介したが、だからこそ、日常の生活から、心のリラックスとストレス回避が必要なのがわかり、お笑いなどはストレス解消のためによいので紹介した次第である。

お笑いのほかにも、適度な運動、また精神的には、黙想や瞑想、お祈りなどが挙げられる。しかし、現代人が考えている瞑想や黙想、お祈りなどには間違いが多いのが、先の悪霊サイトからもわかるように現状で、なんでも、自己本位の御利益、御都合でやるのでは、かえって罰があたり、ストレスをためるだけである。自分だけが救われようとする信仰は、自己本位で、そのようなお祈りなどは、社会や自然を破壊する行為なので、偽善行為なので、百害あって一利なしである。

そもそも自分だけが利益を得て、救われようとするのが、利己主義で、根本的に間違っているから、そのような間違ったことをすれば、良いことも偽善になってしまい、自ら地獄に堕ちるだけである。他者を馬鹿にする差別的な笑いや、体力を越えるような過度な運動、金銭や地位が絡んだ御利益、御都合主義の、黙想や瞑想、祈りなどは、すればするほど、悪魔を呼び寄せるだけで、そのような悪魔をみて、自分の心のなかを正し、バランスを回復させないといけない。人の振り見て我が振り直せ、である。

祈りをした者だけが救われ、しないからといって罰が当たるのは、いかにも小器量な神様で、大体、神様は万人に平等なので、祈る、祈らないに関わらず、公平に宇宙を見通し、病気などに罹るのは、当人の執着心の問題なのを、お釈迦さんが仏教で解き明かしたわけで、その教えを末法にまでに歪めてしまって金儲けに走り、身分差別をつくっているのが、いまの日本の仏教界なのはいうまでもない。

金銭は、貧しいものに与えられてはじめて平等の働きができ、バランスが回復される。だから、キリストは、金持ちが天国に行くのは、縄を針の穴に通すよりも難しいから、金銭を貧しい人に与え、裸一つで、私についてきなさいと、キリスト原理のバランス回復のために、心の中を浄化して、奉仕しなさい、と言ったのである。金銭は水の如く、貧しき人に流れるべきなのである。

だから、金持ちは貧しい人のために寄付をすべきなのである。その働きが、巡り巡って、金持ちの次に貧乏人として生まれたときに、恵みとして与えられるわけである。このカルマの法則が、キリストの霊魂による再生の原理で、この世の物質界を超えた、いわば四次元の心のブーメランの神の法則なのである。

人間の作った法はカネなどで破れるが、神のつくった法を破ると、自らが崩壊するわけで、健康を損ない、なんらかの病気に罹ってしまうわけなのである。そもそもお祈りをすることで、神様に救ってもらおうと考えるほうが、人間が、神様を使うようで、おこがましく、利己主義にみえる。だから、現代人がやっている、お祈りの大半は、自己満足で、大間違いなのである。

悪魔崇拝教のなかには、神の名を何度も唱えて、お祈り自慢をするモノがいるが、神の名を妄りに唱えてはいけないわけで、そのような自分だけが救われたいとする御利益、御都合信仰は百害あって一利なしなのである。キリストが神殿で商売するものを怒り、神殿から遠ざけたように、自分だけが利益を得ようとする独裁者のような利己主義では、天国に行くどころか地獄に堕ちるだけなのである。

このように、古代では、利己主義から行うものを、悪霊の振る舞いとして考えていた。だから、社会全体や、民族全体、更には地球や、宇宙全体を考えて、心の中に常に、そのような広大なイメージを描いて、バランスをとりながら活動していた。だから、協調性を欠いた行動が嫌われるのが、いまでも、日本のなかでは、形骸化した風習や文化のなかに残っている。古代人は、協調性や全体のバランスを欠いた行動について、心のなかに悪霊が憑りついている、と表現したのである。

このように、古代人が、病気になるのは、悪霊に憑りつかれているせい、と考えていたのを、現代人が馬鹿バカしく、迷信のように思うのは、悪霊を物質的な存在とみなしているからで、例えば、悪霊をウイルスや細菌とすれば、現代人も、同じように考えているのがわかるはずである。花粉症については、花粉という抗原を悪霊として、アレルギー疾患で分類しているのだから、悪霊ごとに病気を分類している、のと同じである。

古代人から、現代人のやっていることをみれば、ワクチンが悪霊払いのおまじないで、アレルギーを除く薬は、お守りのようなものといえるかもしれない。それら本来は、患者の心のバランスの欠如を回復させるための、精神的修養や静寂なイメージを、目にみえるように、物質化したのが、おみくじやお守りといえるわけなのである。

古代人が瞑想やお祈りでバランスを回復させていたのを、現代人は目にみえるものしか信じられないので、実際は、電子顕微鏡がないと見えないのに、科学的信仰から、ワクチンや坑ウイルス薬や抗生物質として与えてもらって表面上はウイルスや細菌を除いた気になっている。現代人の欠点は目に見えるモノしか信じないところにある。

現代人は、病気が、自分のネガティブな感情により生み出されたものというよりも、自分ではない何か他の病因により生み出されたものと信じたいために、何ものかを悪に仕立て、責任を押し付ける。例えば、ウイルスや細菌などの目にみえるものに、その罪をなすりつけようとし、いまでは、遺伝子を持ち出して、目に見える大きさになるまでに、PCRで増幅し、遺伝子病に分類しようとしている。

自分は悪くはなく、悪いのは、自分のなかの細胞の遺伝子変異にある、と言って、癌が、自分の心のなかの、抑制された感情から生まれたのに気づかずに、癌を物質的に取り除くことで、決して死なない霊魂を、死の悪霊に憑りつかれて、貶めているのである。

確かに、ヒトが、遺伝子の基のDNAの塩基配列を操作できるのは、遺伝子がヒトの心の操作によりつくられるのが基本になっている。DNAがRNAと塩基相補性となっているのは、物質界と心の世界が、鏡像対称性になっている、その現れともいえるかもしれない。高周波数の声に共鳴してグラスが割れるように、抑制された感情が、ネガティヴな高周波の波動となって、細胞のなかの塩基配列に変異をもたらす。それがバランスで回復されないと、内分泌不足から、バランスを失った肉体の弱い部位に、腫瘍として現れる。

そのような心の中のバランスの欠如が、内分泌のバランスの欠如から、不足をもたらし、肉体の免疫不均衡を生み出して、炎症や腫瘍などの疾患をもたらすのを、神智学はすでに解き明かしている。だから、正しい祈りが重要で、正しく祈るためには、心のバランスが重要で、日常の生活から、神のために宇宙全体のために奉仕するように、少しでも神に近づくことなのである。

だから、キリストは、真の祈りとは、他者にみせるためにやるのではなく、人に知られずに、密かに、心のなかで、天国に積善を積むように行いなさい、と説いているわけなんである。だから神社仏閣の人混みのなかで行う祈りは悪魔崇拝のなにものでもないわけなんである。正しい祈りは人にみせるものではなく、それでは偽善行為に成り下がり、地獄に堕ちるだけだからである。善い行いは、ヒトにみられないから、意味があり、利己主義から脱却でき、無償の愛につながる。

そのような祈りの代表として、次のような、山中鹿之助で有名な、艱難辛苦の祈りがある。

祈ることで自分を励ます――松下幸之助のことば〈68 | 松下幸之助.com


病気は自分のネガティブな心が生み出したのだから、自分で治せないはずはないのである。悪しき習慣や悪しき生活から、悪しき想いから、自らを解放すべきなのである。自分の能力を信じるのが、ホンモノの宗教で、信仰心なのである。フランスには、艱難汝を玉にする、という諺があるらしい。

艱難汝を玉にす - Wikipedia

宇宙は人類の成長のために悪を与えているのであり、最近の、なまはげは、子どもと仲良くなって終わるらしい。悪は、人類に、自分を信じる重要さを教えてくれる。自分は永遠の生命なのである。

我祈る、故に我あり。





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Last updated  2025年04月15日 20時59分01秒
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