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カテゴリ:神秘体験空間
愛のキュービッドというと、次のような、赤ちゃんの姿をした天使が、ハート型の矢を放つようなイメージが浮かぶだろう。このイメージは、古代ギリシアの神々に由来するらしいが、オカルトの知識が不足し、唯物論に染まっている現代人には、天使も神々も、人間の上位に君臨する霊的生命体であるのが理解できないようである。下のサイトなどは、天使の持ち物の違いで、その持ち物の意味を知らずに、古代ギリシアの恋愛の神クピドと、天使を区別しているのが面白い。
![]() 天使の持ち物 ①楽器 (竪琴だけは注意) ②頭上の天使の輪っか 天使や神々などの高次の霊的な存在を、物質界のモノで喩えるから、そもそも無理があるのだが、オカルトの知識から、天使の翼は、「高次の意識」を表わし、頭の上の輪は、持ち物ではなく、後光で、しいて言うなら、「頭上のチャクラの開眼」を表わし、天使の姿が赤ちゃんなのは、「生まれたての純白な自我=霊我のマナス」を表わすのがわかる。また、持ち物として、楽器をもつのは、天空の音楽を、波動として天使たちが奏でているからである。つまり、高次の意識に到達すると、天空の音楽が感知できるらしい。 また、天使が松明をもつ、のは、以前、自由の女神が松明をもつ、のでもわかるように、松明は、メーソンのプロビデンスの目であり、善悪を判断できる、人間に与えられた自由な意志のことで、人体の松果体を表わす。脳の松果体は、霊魂の自由意志を、脳に伝えるところで、心のバランスを自由に保つ要で、人体の内分泌腺の中枢らしい。 なお、天空の音楽は、惑星の軌道の右巻き螺旋運動から奏でられるらしい。DNAが右巻き螺旋構造なのは、この天空の音楽が奏でる、惑星の右巻き螺旋運動を辿って、宇宙からのニュートリノなどの宇宙放射線を受けて進化しているからである。つまり、天使が愛のキューピッドと呼ばれるのは、人間の霊魂と霊魂をつなげて、人間同士を、カルマの法則に結び付けて、交信させている霊的な存在だからである。 この天使は、キリスト教では、聖霊とも呼ばれるが、聖霊が、人間の心と心を結び付けて、愛の交信を可能とし、人間に赤ちゃんのような、目覚めて間もない、自我を与えているから、上のような愛のキューピッドイメージができたわけなのだろう。現代科学はなんでも唯物的に解釈し、モノにあてはめて曲解してしまうので、180度意味が置き換わってしまうわけなんである。 さて、この天使のイメージと同じように、現代科学は、超弦理論を、外の物質的宇宙のなかにみつけようとしているが、神智学によれば、内の心のなか、つまり、高次の自我意識のなかにあるという。つまり、ウロボロスの蛇の尻尾とアタマをつなげている構造は、心のなかにあるらしい。だから、人間の心は、ミクロの顕微鏡から、マクロの望遠鏡まで見通せる観測装置となるらしい。 ウロボロス - Wikipedia このウロボロスの蛇は低次元から高次元の叡智をつなげる意識の輪であり、物質宇宙は、その一部が現れた世界といえる。だから物質宇宙を基準にすると、このウロボロスの蛇がダークマターやダークエネルギーとして、異次元世界として現れて来る。 さて、このGWは、すっかり、宮崎アニメの「ルパン三世 カリオストロの城」で自分勝手に盛り上がっていたら、タイムリーというか、地上波で、新作の「君たちはどう生きるか」をやっていた。冒険活劇といわれるカリオストロの城でさえも、以前紹介したように、オカルトの解釈があると、更に深く意味がわかるように、この新作は、唯物論に馴れた現代人には、かなり難解で、恐らく、夢の世界を見たような感じを受けるだろう。 端的にいえば、この新作は、宮崎駿監督の心を通してみた、死後の世界で、あの世の話である。似た作品といえば、同じ巨匠の、黒澤明監督の「夢」かもしれない。唯物論に染まった現代人には、恐らく、以下の岡田斗司夫氏の解説に納得するかもしれないが、より深く理解したければ、以下の、ツッチ氏の解説がよりスッキリするかもしれない。ちなみに、オカルトでいうなら、輪廻転生の、永遠の生命の、霊魂の絆を描いた作品といえるかもしれない。 【君たちはどう生きるか】あまりに難解。テーマは「タヒ」。「理解出来るように宮崎駿が作ってないんですよね」アカデミー賞獲得までの考察まとめ【岡田斗司夫切り抜き/ジブリ】 - YouTube 【神動画】君たちはどう生きるか世界一スッキリする解説!【ネタバレあり】 - YouTube 人智学では、物質界の肉体は、あくまで借り物で、仮の世界で、夢の世界のほうが、ホンモノといわれている。というのも、肉体は必ず崩壊し、死を迎えるからである。肉体を物質界から借りるのは、簡単にいえば、過去の失敗を償うために、無償の愛を果たし、自分で、肉体の代わりに、物質ではない、エーテルからなる新しい肉体をつくるためである。 逆にいえば、自分でつくれない生命不完全体の部分を、物質的な肉体で補って生まれてくるともいえるかもしれない。だから、物質的な肉体は、民族や種族など、親からの遺伝を引き継ぐが、それを見本に、物質的な偏りのない、自由で平等で博愛に満ちた、自分に適した新しいエーテルの肉体をつくるのが、人間の使命である。つまり、この世に生まれる肉体は、心の不完全な部分をツギハギするパッチ、服でいうパッチワークというわけなんである。 宮崎アニメの新作で描かれている夢のような異世界は、いわば、心の世界で、この世の物質界、つまり現実と思われている人間の世界は、心の世界を形作る、いわばトレーニング場なのである。この世は、自分という自我が集合して映像としてつくられている世界で、映画「マトリックス」の仮想世界が、この心の世界からみたトレーニング場を上手く表現している、といえるかもしれない。物質的感覚から、人間が現実とみなしている世界が、実は心の世界が映し出している、宇宙全体の特定の一部で、心のレベルの違いで現れている世界なのである。だから、宇宙全体を人体とするなら、人間個人はそのなかの一つの細胞で、例えば、地上波のチャンネルを合わせ、みている番組を、現実と思い込んでいるだけなのである。 だから、人間は、自分でチャンネルを合わせて、心が映し出している世界をみている。そして、その世界で、善と悪を見究めて、悪を捨て、放棄し、善導していくことで、心を純化し、つくりあげていく。自分の心は、自分でつくらないと意味がないので、遺伝的な、借り物の物質では崩壊していくだけなのである。だから物質界の権力を象っただけの、偶像崇拝ではダメなんである。 人智学では、物質界は、三位一体の原理でつくられている、と説いている。三位一体とは、父と子と聖霊の原理である。この原理は難解で、なるべくわかりやすく例えるなら、父の原理が、物質界を成り立たせている物質の法則で、子の原理が、エーテル界を成り立たせている生命の法則で、いわゆるカルマの法則の、輪廻転生の法則で、そして、聖霊の原理が、心のアストラル界を成り立たせている心の法則らしい。それらは、いわゆる宇宙語で書かれているらしく、仏教の梵語のようなものらしい。 人間の脳は、宇宙語を集めたものを、物質語の翻訳機で、遺伝された肉体から言葉を拾ってきて割り当てて、わかりやすい言葉に置き換えているわけである。非常に回りくどい解釈をしているので、曲解し、間違えてしまいやすい。 人間の脳の翻訳ではなく、直接に、梵語を解き明かすことが、アカシャ(虚空)記録を読み解くことらしい。キリスト教では、ロゴス、一般的に旧約では律法で、新約では無償の愛と呼ばれている。ロゴスをそのまま日本語にすると「言葉」になるが、言葉というよりも、叡智という意味に近いようである。だから、わかりやすくいえば、神の叡智で、人間に心を与えている自我の意識といえるかもしれない。 シュタイナーによれば、現代人の心、つまり自我の意識は、いま物質界にあり、以下のサイトからもわかるように、ポストアトランティス時代の、アーリアと呼ばれる第5文化期にある。この時代の人類の進化の目的は、物質界をつくりあげている父の原理を学びとり、善と悪を区別し、心のアストラル界のなかに、バランスをもたらす聖霊の原理を打ち立てて、心眼の霊我を獲得し、意識魂を、エーテル体にまで拡大し、子の原理を、キリストが物質体の死から、エーテル体で蘇ったように、肉体のなかにもたらし、肉体をエーテル体でつくりかえて、不死の霊魂とするためであるという。 【シュタイナー】魂の三位一体構造について~感覚魂・悟性魂・意識魂~ | Noos Eggs ![]() この話は抽象的すぎて、漠然としてわかりにくいと思うだろうから、より具体的にいうなら、以下のサイトのように、人間を宇宙の幹細胞と考えればイメージがつきやすいかもしれない。幹細胞というよりも、神の自我意識を受精した受精卵の、受精細胞といったほうがいいだろう。 【シュタイナー】私たちは宇宙の幹細胞?幹細胞から霊的臓器・霊的知覚器官への成長 | Noos Eggs 受精卵と細胞運命 | 幹細胞情報データベースプロジェクトSKIP (Stemcell Knowledge & Information Portal)物質界の言葉で解釈すれば、受精細胞というよりは、自我を通じて交信する素粒子というべきかもしれない。しかし、素粒子というよりは、素粒子同士をつなげ、生きている波動が重要なので、それはウロボロスの蛇のように、ミクロからマクロへと増殖しながら、拡大し、または一つの状態へと、集積し、縮小する超弦というべきかもしれない。 例えば、以下のサイトから、超弦理論の世界を、簡略して説明すると、10次元の超弦理論の世界が、高次の叡智の世界で、6次元の世界が、人間の心のアストラル界で、外の物質界が、4次元時空で表されると考えれば、ウロボロスの蛇の世界が漠然とイメージできるだろう。 超対称性粒子の質量の持つ新しい性質 | 九州大学 理学研究院 理学府 理学部 ![]() この天使の矢のように、人間の心臓はなぜハートマークなのだろうか? ![]() ![]() ![]() 上の図から、心臓と血液の循環が、天使の矢と弓のようにみえなくもないだろう。心臓の血の循環が、左から右に流れる右回りの矢にみえなくもない。古代エジプトの最後の審判の絵から、人間の心臓を天秤にのせて、天使の翼と釣り合うかで、天国に行くか、地獄に堕ちるか、が審判された、と伝承されている。人間の血液は、気体から酸素を呼吸し、血液という液体で運搬し、筋肉などの固体化された細胞のエネルギーに使われるように、働いている。その働きは、まるで、愛のキューピッドの天使たちのようである。 そして、神智学によれば、それら天使の働きは、人間の霊魂の進化計画に沿って、地球紀の前の月紀に、前もって次の地球の計画として、企図されていたという。その地球紀の人類の進化計画がコンパクト化されて、超弦となり、素粒子のなかに記録されている、というのである。素粒子は、その計画の下に、増殖し、成長し、マクロに展開し、宇宙がまるで膨張するかのように発展し、やがて、人間の心のなかに吸収され、フィードバックとして回帰されると、今度はマクロからミクロへと、地球の次の進化計画のために、つまり木星に相応しい、エーテルの肉体を提供する進化計画書として、ミクロの新しい素粒子として集約されていくという。 そのときの人間は、いまの物質的な肉体を捨てて、新しいエーテル体の、植物をまとめている植物の集合自我と同じ世界に住むという。人間の肉体は物質ではなく、植物のような体をもつので、現在のような曖昧な記憶力ではなく、かつて古代アトランティス時代にもっていた前世をいつでも振り返ることのできる鮮明な記憶力をもつようになるという。だからいまのように、肉体の死によって、自己を忘れるということもなく、前世をいつでも思い出せるので、永遠に生き続けている、のを知れる存在となって甦る。 ただし、過去を振り返るのが恐ろしい人生を送ってきた魂には、これは過酷なものとなるだろう。そのような魂は、死を欲するようになるだろう。自分の存在がいたたまれなくなるだろう。だから、このような魂は孤立し、暗黒のなかに独房の独裁者として心を閉ざすしかないのである。思い出したくもない人殺しの過去を思い出さざるを得なくなる。 だから、君たちはどう生きるか、のように、この世が苦悩に満ち溢れていようとも、つながりを求めて、希望を見い出して、生き続けるべきなのである。 超弦理論の矢を放つ新しい愛のキューピッドに生まれ変わるべきなのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2025年05月06日 16時35分21秒
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