僕は体質的に太りやすく、ちょっと油断をするとすぐに脂肪がついてしまう。
しかし、僕の「特技」のひとつは、「ダイエット」であり、体脂肪率は、大体8%台だ。
うちの体脂肪計は多少、他より少なめに出るようだが、それでも10%を大きく
超えていることはなさそうだ。
よく、どうやればダイエットに成功するのか、そのコツを教えて欲しいと聞かれるが、
その方法、理論は単純明快である。
要するに、「摂取カロリー」以上に「消費」すればいい訳である。
まあしかし、これが一般的には実行するのが、難しいようだが。
ではそれを実行するコツを書くとする。
まず第一に重要なのは「摂取カロリー」の方である。
このコントロールにより、ダイエットの成否は8~9割方決まると言っていい。
よく、ガムシャラに運動に走る人がいるが、それは今一効果がない。
体脂肪1Kgに対応する摂取カロリーは7000Kcalと聞いたことがある。
では、それを120m/分のジョギングで消費しようと思えば、体格や年齢、性別にも
よるが、小柄な女性などでは、22時間以上必要だ。
http://www.j-diet.co.jp/htm/diet/diet_main30.htm
一日30分としても、44日以上かかる計算になる。
それに、その44日間に、必要以上のカロリーを取ってしまうことは、非常に簡単で、
誰にでも間違いなく有り得るだろう。だからそれでは、ダイエットは成功しない。
ほぼ毎日の適度な運動、これは確かに必須条件である。
これは体の「インシュリン感受性」を高めることにより、脂肪を燃焼しやすくし、また 筋肉を造ることにもなるからだ。
その上で、「摂取カロリー」を劇的に減らすのだ。
上記数値を見ればわかる通り、ファイナンスでいう「資本コスト」のように、「摂取カロリー」
はダイエットに大きく効いてくる「パラメーター」なのだ。
一概にはいえないが、例えば摂取カロリーを60%に落として、毎日適度な運動をすれば、 みるみる体脂肪は落ちていくだろう。
それを実際に行う場合、実は面倒なカロリー計算はいらない。
感覚に頼って行うことが可能だ。
それは「空腹感」だ。
「餓鬼」という言葉があるように、考えてみれば子供の頃、普通に3食食べていても
いつも腹が減ってなかっただろうか。学生の頃、まだ入社したての頃はどうだったろうか。
僕は、普通に食べていても、「空腹」だと感じる時間が、結構長かったように思う。
だから全く太っていなかった。
それが、年齢を重ねるに従い、同じように食べていても、「空腹」を感じる時間が殆ど
なくなった。それが問題であり、だから脂肪が付き出した。
痩せたいと思っている皆さんは、もし以前痩せていたとしたら、その時と現在の
「空腹」を感じる時間に差がないか思い出してみてほしい。
超簡単にできるダイエット方法、それは、以下の2つを実行すること。
そうすれば、ジムに行って必死で汗を流すより遥かに効果的だろう。
1.ほぼ毎日適度な運動を行う
2.「空腹」と感じる時間をできるだけ長く取る
たったこれだけである。
PS)
世の中は案外単純で、
・ダイエットしたければ、消費カロリー>摂取カロリー
・お金を貯めたければ、キャッシュイン>キャツシュアウト
・企業価値を上げたければ、ROIC>WACC
とすればいいのだ。