2019年 九州場所
令和最初の吸収場所。幕下復帰を目指す場所だったが、4勝3敗と勝越しはしたものの来場所の幕下復帰はお預けとなりました。前半4勝1敗と好調だつただけに2連敗は惜しかった。例によって何番か取り上げます。5日目大和湖との対戦。西から登場。この日まで1勝1敗の頂。白星先行をめざしたこの一番。立合いから一気の押しで東土俵に持っていく。土俵際で叩かれそうになるが構わず寄り切った。廻しに手がかかっていないので押し出しかと思われたが場内発表は寄り切りと発表された。7日目琴乃秀との対戦。西から登場。この日も立合い一気に頭を付けて押し込み、完璧な相撲だった。最後は琴乃秀が諦めたかのように自分から後ろを向くような感じで土俵に出てしまった。これで3勝1敗と勝ち越しに王手をかけた。9日目龍司との対戦。西から登場。立合い左に変わられヒヤッとしたが体勢を立て直すと突き合いに。そのまま正面土俵に押し出した。決まり手は押し出しとなったが、突き合ってるときに土俵を割っていたので突き出しの方が妥当かと思った。14日目深海山との対戦。東から登場。ここまで4勝2敗。この一番に幕下復帰をかける頂だったが。立合いぶつかった時に一瞬両者の体が離れた。ここで頂はいなすような感じで叩こうとする。結果的にこれが敗因となった。ここから押そうとするが体勢が崩れてしまっているので左下手を与えてしまう。さらに上手廻しも取られてしまうと、頂はなすすべもなく向正面に寄り切られてしまい、幕下復帰は来場所に持ち越しとなった。 2日目 ● 寄り切り 穂嵩 4日目 ○ 突き落とし 栄風 5日目 ○ 押し出し 大和湖 7日目 ○ 押し出し 琴乃秀 9日目 ○ 押し出し 龍司 12日目 ● 押し出し 豊翔 14日目 ● 寄り切り 深海山 令和元年秋九州場所 西三段目14枚目 ー●ー○○ー○ー○ーー●ー●ー 4勝3敗