2005/09/17(土)21:27
展望
アドマイヤフジ最上位も混戦模様
*新潟で行われた平成14年を除く、過去9回を検証
◆人気
1番人気は【2.2.1.4】。
4連対、しかも2勝は頼りない数字だ。
かつてはサンデーウェル(7年7番人気)、レオリュウホウ(10年10番人気)が勝って波乱を演出しているように、荒れるトライアル戦の傾向がある。
ただ1番人気の4連対は最近6年でのもの。
信頼を回復しつつあるのも確か。
◆ローテーション
連対馬18頭のうち、2カ月以上の休み明けだったのは10頭。
久々が減点材料になることはない。
前走を見ると、ダービー組5頭、ラジオたんぱ賞2頭、1000万下8頭、500万下からが2頭。
昨年のコスモバルクは、ホッカイドウ競馬の北海優駿からの参戦だったが、あれは完全に顔見せ興行で、ダービー組に入れるとしても、重賞組より条件組が若干有利なようだ。
ここで何としても菊花賞の出走権が欲しい条件馬に注目したい。
◆前走成績
条件組有利とはいえ、大敗からの巻き返しは当然困難。
条件戦から参戦してきた連対馬10頭のうち、その条件戦で連対を外していたのは松前特別3着からのニシノシンフォニー(15年2着)だけ。
4着以下は大きな減点となる。
重賞組では、シンコウカリド(13年1着)がダービー12着から。
ホオキパウェーブがダービー9着から巻き返している。
ラジオたんぱ賞12着からだったシグナルライト(7年2着)の例もあるが、この馬はダービー5着の実績があった。
ダービー以外で掲示板を外しているようでは厳しい。
また、前走がダート戦だったのはコスモバルク1頭。
前述のとおり、顔見せの調教代わりのレースだったのだから、例外中の例外と考えていいだろう。
◆東西
関東馬13連対。
関西馬4連対。
地方馬1連対。
数では圧倒的に東の勝利だが、出走頭数を考慮し、率にすると関東13%、関西24%と逆転。
連対した関西馬は(7)(2)(3)(8)番人気だった。
人気にかかわらず関西馬には注意が必要。
◆前走距離
連対馬18頭は、すべて前走1800メートル以上のレースからの参戦。
マイル以下からの一気の距離延長では対応できない。
◆結論
減点の少ない馬が多いが、連対率で上回る関西馬を上位にとる。
なかでも近年、ダービーで最先着した馬の活躍が目立っており、アドマイヤフジを最上位とした。
フサイチアウステル、マルブツライトも差はない。
関東馬のマイネルレコルト、マチカネキララ、コンラッド、カンペキ、ニューヨークカフェなども、減点材料は少なく、データ的には混戦模様だ。