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会社を辞めて田舎へGo! ~ムコ殿の野望~

会社を辞めて田舎へGo! ~ムコ殿の野望~

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ムコ殿☆

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2005年01月20日
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昨日からの続きです。
まずは、昨日の日記をご覧ください。

かなり、いい感じに酔っぱらってしまい、
終電にもぎりぎり間に合うかどうかだったので、
タクシーで西日暮里まで行って、最終の千代田線に帰る事にしました。
(関東の地理が分からない方、ごめんなさい)


運転手さんにたのんで、飛ばしてもらったおかげで
なんとか終電に間に合いそうな時間に到着、
一路、千代田線の切符売り場へ、ダッシュ。。ヘ(;^^)ノ


やっとの思いで、券売機に到着、

「間に合ったぁ」

と喜んだのもつかの間、な、な、なんと財布がないのです。


そうです、事もあろうことか、タクシーに財布を忘れてきてしまったのです。

急いでいた為、領収書をもらわなかったので、
タクシーと連絡もとることができず、どうすることもできません。
こういうときに限って、銀行でお金をおろしたばかりです。
(諭吉さんが、7人くらい居ました)


途方にくれてしまいました。 ← ヒロシのテーマが似合いそうな感じ。


仕方なく紛失手続きをしようと思って、
近くの交番まで行くとそこには、

"誠にもうしわけございません、只今パトロール中です。<(_ _)>"

踏んだりけったりです。


交番は、もぬけの殻、ドアも閉まっていたので中にも入れず、
寒さの中、外で待つことに。5分くらいしても全然帰ってこないので、仕方なく110番。

「はい、こちら荒川警察署、事件ですか事故ですか?」


お~っと、いきなりそうくるか、いきなりの質問に驚きながらも

「あの~、つかぬことをお聞きしますが、
西日暮里の駅前の交番、誰もいないのですが、、、、、」

と、頭の悪そうな質問をしてみると

「了解しました、すぐにパトロール中の警官を交番に戻します」との事


しかし、更にに待つこと、10分。
一向に戻ってきません。完全に酔いは覚めました。

暫くして、携帯に荒川警察署から電話が来ました
「すみません、パトロール中の警官が事件に
巻き込まれたみたいで、すぐに戻ることができません
仕方がないので電話で申し出を受け付けます。」

「って、おいおい!ヾ(・・;) できるなら、最初からそうしろよ。」



紛失届の連絡もおわり、当然のことながらタクシーで帰ることに、
もうこの時は、完全にシラフに戻り冷静さも取り戻していました。


この後の行動は我ながら早かったです、
まさに、これぞサラリーマンの鏡という働きっぷりで、
タクシー落し物センター、クレジットカード各社にそれぞれ連絡し、
もし万が一、不正に使用されたとしても、大丈夫なように対応しました。


なんだかんだで、家についたのは、深夜2時、
当然、タクシーの料金を自腹で払えない私は、
かみさんの財布からクレジットカードを拝借して料金を精算。
財布を忘れたことと、ハラミを食べれなかった悔しさが、
いまになってこみ上げてきました。


シャワーも浴びる気力もなく、パジャマに着替えて寝ることに、
ふとテーブルの上の電話が視界にはいると、
そこには留守電を知らせるランプが点灯しているではないですか。

「もしや」、
淡い期待と一途の望みを掛けて、留守電を再生。


"一軒の新しいメッセージがあります。" ← ドキドキ(-人-;)
「え~、○○さんのおうちでよろしいでしょうか、
こちら××タクシーですが、先程、財布をお忘れになったみたいで、
戻られましたらお電話いただけます出ようか・・・・・・」



ねえさん、やりました。日頃の行いの賜物です。
最悪、諭吉さんは拉致されてもいい、免許証やカードが戻ってくるのなら。

はやる気持ちを抑え、震える手で電話番号をプッシュ、

「あ、○○さん、先程ね降りられた時に、
お財布を忘れになったみたいでして、お預かりしておりますがどうなさいます?
大金も入っているみたいですし・・・・」

天にも昇る気持ちとは、こういう気持ちをさすのでしょうか。
明日、都合のいい時間にこちらから取に伺いますと言うと、

「大変だろうから、会社まで持っていくよ。
何時くらいに会社に着いています?」


なんてやさしい方なのでしょう。
とりあえず、朝7時には大手町に行きますと、約束を取り付けました。



やったぁ~~~!


ボルテージは最高潮に上がりました。
もうこうなったら、誰かにこのことを伝えたくて仕方がありません。
かみさんを起こすことに、そ~と近づいていくと、


ムギュ・・・・・


まちがって下の娘を踏んでしまいました。



え~ん (><)


大変です。状況報告などしている場合ではありません。
「何、やっているの!」と一喝されてしまい、あえなく撃沈。

興奮さめやらぬ状態で、床に着くことに、


朝、いつもどおり4時半に起床。2時間しか寝ていないけれど、
すがすがしい目覚めです。
自転車を駅に置きっぱなしだったので、歩いて駅に向かいました。

普段なら足取りも重く、背中も丸まっているのに、今朝は気分がいいせいか
足取りも軽く、軽快に駅までむかいました。

おもわず、更家ウォークしてしまいました。


大手町の交差点に到着すると、昨日のタクシーの人は
既に到着していて、満面の笑顔で迎えてくれています。

「はい、よかったですね~」

そういうと見慣れた、黒革の財布を手渡してくれました。
ああ~、この感触、間違いなく私の財布だ、
なんとお礼を言ったらいいのでしょうか。

諭吉さんも7人、無事生存していてくれました。


「それじゃ、私はこれで」

「えっ、ちょっと待ってください、
ぶしつけで申し訳ないですけど、これ受け取ってください」
生存が確認された、諭吉さんの一人を取り出そうとしたら、

「いやいや、そんなの結構ですよ、それじゃ気をつけて」、そう言って、走り去りました。


「あなたは、神様ですか。」

まだまだ世の中捨てたものではありません。

このような偉大なる人物がいらっしゃるなんて。


そんなこんなで、わたくしめの財布は、無事、確保されました。

めでたし、めでたし。





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最終更新日  2005年01月22日 21時38分11秒


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