2009/05/07(木)11:11
河北美術展記念
連休が終わりましたね~。今朝はしっとりと雨上がりの曇り空。少しひんやり。でも曇り空だと新緑が美しい。連休中河北美術展という展覧会がひらかれていました。たくさん作品が応募され、毎年大作が展示される。高等部時代の美術の先生が毎年だしていることを聞いて以来、私には身近が展覧会になっている。親戚のおじさんも顧問をしているのでますます、である。私は、というと、なかなか人ごみ展示なのでまだ未体験だが、毎年マネージャーが先生の作品を見に行く。青が大好きな先生は青い絵の具たっぷりの抽象画をかく。今年はメタルを流した画面にもちろん青いっぱい、そして形にそってシマシマの線が波紋のように広がっていた絵だ、と聞いた。私の場合、やっぱり目がよく見えないので、絵はことばで見る。ので、レポートする人の力量によっては、いい絵にもそうでもない絵にもなる。美術館の絵は色のかたまりとにおいと音(見ている人の足音やみんなが絵を見ている視線の音)で見る。たとえば、青い絵です、ときいただけではどうも、ぱっとしない。けれど、その青がどのように青でどのような温度で、空間なのかを、ことばでいってもらうと、う~んと想像力が働いて絵が見えてく(ような気がするわけ)。今年の絵は、形造る金属の周りの線が波紋のよう、と聞いたので、波紋が広がり時間が進み、それらがワッカになって混じってきえていく宇宙のようなイメージをもった。時間が交じり合うというところがとてもいい感じで、密度が濃くなったり薄くなったりするぼよよんとした渦の感じがした。「ことばで鑑賞する」過程を経て、ホンモノをみると、どのようにみえるのだろう?目が見えない人はどんなふうに絵を見るのだろうか?彫刻をさわって鑑賞する話を聞いたことがある。ので、もし解説してもらうとしたら、割とたんたんと形や色を説明してくれるといいかもしれない。解説者の感想や見え方はあんまり必要ない。展覧会の後、母は私に洋服を買ってきてくれた。絵を見て気分がよくなったらしく、奮発の値段。そして、青い美しい花模様のドレスだ。一目で気にいった!!こういうことなら、どんどん展覧会に行ってもらいたいものである。うっしっし!