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ロックの部屋

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TALKING HEADS

トーキング・ヘッズ『77』 ~パンク度★~



デヴュー時から聴き続けていて、かなり好きな【トーキング・ヘッズ】なのですが、今まで何で書いていなかったのが不思議なくらいです。トーキング・ヘッズは一般的にはパンクと言われていますが、私は感覚的にパンクとは言いずらいところがあります。

『77』は彼らのファースト・アルバムですが、とてもお洒落な楽曲ばかり揃っています。あえていえばカジュアル・パンクと言えばいいのか、カレッジ臭さがたまりません。それもそのはず彼らはデザイン学校の同級生仲間として結成されています。

ニューヨークのバンドと言えばそれまで、暗いアンダーグラウンドなバンド(ヴェルベット・アンダーグラウンド等)や街の不良兄ちゃん姉ちゃんバンド(ラモーンズ、パティ・スミス等)というイメージだったのですが、トーキング・ヘッズは違いました。明るくてユーモアがあって、清潔感がある、インテリバンドという感じでした。そこに惚れましたです。

『リメイン・ライト』での黒人音楽への接近、このアルバムの評価が高いようですが、私は『77』の方がずっと好きなのです。新鮮で初々しいところとかが……。音もシャープなギターのカッティングと、ちゃかちゃかリズムが気持ちよいでーす。「NEW FEELING」のさり気ないダンス度も良いのでーす。

このアルバムの中では「サイコ・キラー」が特に有名かな。乗りの良い曲ですが、変拍子で面白い曲です。

《PSYCHO KILLER》
♪事実を認められそうにないよ
 神経が張りつめてリラックスできない
 ベッドが燃えていて眠ることができない
 さわらないで、僕は高圧線だ

 サイコ・キラー
 早く早く逃げたほうが身のためさ

 君は話しはじめるが
 会話を終わらすことさえできない
 いろんなことを教えてくれた君なのに
 今じゃ言いたいこともないんだろう
 僕だったら言うことがないときは黙っている
 なにか言うなら一度だけでいい
 繰り返す必要はないよ♪

デヴィッド・バーンのヴォーカルは早口で規則的なリズムから外れまくり、酔っぱらい中年オジサンみたいですが、好きになると癖になります。(笑)癖が強すぎるのか、他のメンバーがハモっている曲があるという記憶がないな、そう言えば……その必要がないくらいバーンの魅力プンプンという事でしょうか。

アルバムはその後買い続け6枚もあります。LDが1枚にDVDのライブ映像『STOP MAKING SENCE』まで買ってしまいました。(笑)

                          (2004-08-22記)


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