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ロックの部屋

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PULP

『THIS IS HARDCORE』
THIS IS HARDCORE


選挙が終わって、さっそく掲示された年金改革厚労省案。新聞を何度読み返しても何となくは分かるけど、ハッキリとは分からない。
段階的に保険料を年収の20パーセントに。現行が13.58パーセントだから、もっととられてしまうわけか。今だって5万円近く払っているし、さらに引かれてしまうのね。賃上げはままならないし、実質賃下げみたいなものですね。高齢化対策と少子化で将来の年金給付水準を維持するためには、さらに国庫の負担率を3分の1から2分の1への引き上げる。しかし、国庫の負担増の財源は不透明。

つまり、財源をどこかの税制を改革して、そこから持ってくるという話らしい。比較的余裕のある高給受給者から持ってくる税制改革ならいいだろうけど、消費税アップなんかされたらたまらない。保険料払っていない人も増えているらしいから、悪循環のようだし。

難しい話はここまでにして、60歳まで働いて無事定年を迎えて5年間は軽いアルバイトをして、そこからのんびり年金生活。そんな考えで生きていけるのだろうか○○年後。先は不安だからしっかり民間の貯蓄年金はしてますけど………
だれもがやってくる老人生活。

「HELP THE AGED」

♪お年寄りをいたわろうよ 
 だって、いつの日か君も年をとるんだよ
 そうなったら、君も誰か
 世話をしてくれる人が必要になるんだ

 必ず訪れることなんだよ、避けられない
 君は髪を染めるのかい
 でも変えられるのはそれぐらい
 そうやって自分から逃げるわけだ
 自分から、この自分から

 一方、僕らはといえばなんとか
 考えまいとしている
 何も永遠に続きはしないということを
 たいしたことじゃない
 ただみんな、うっすら感じるだろう
 こうやってすべては
 衰え、朽ちていくんだよ♪

「HELP THE AGED」はパルプのアルバム『THIS IS HARDCORE』からのヒットナンバーです。老人福祉団体へのチャリティにもなった曲だそうですが、美しいジャーヴィスの気だるい声も良いのですが歌詞も辛辣です。

髪を染める行為。自分から逃げていたわけですね。だってしょうがないじゃない、老いは目と頭からくるのだし、いくら気持ちは変わらなくてもありのままの肉体は若いままでいてくれません。本当の自分を見てくれている人はいる、という事を信じていたい。

そして今、ここにこの場所に自分がいることが現実。大事な事は、現役であり続けること。去っていった人達の事を考えるのは止めよう。永遠に続きはしないかも知れないけど、今ここで、ひとときでも、あなたと出会えた事が全て。

ただひとつの救いは、老いていく自分とあなたとの年の差が変わらないこと。あなたとの距離は離れることはない。辞めていってしまった人の事を考えるのはやめよう。



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