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ロックの部屋

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22-20s

22-20s(トゥエンティトゥ・トゥエンティーズ)



【22-20s】はトゥエンティトゥ・トゥエンティーズと読めばいいんですかね?2004年デヴューしたイギリスの若手バンド22-20s。

やはり【カサビアン】【ザ・ミュージック】と共通しているが、楽曲のエナジー感が素晴らしい。22-20sが個性としているところは、ギターが中心である事だ。ダンス度やサイケ度に関しては先の二つのバンドに比べるとかなり控えめです。代わりに60年代のR&Bの影響が強く感じられる。

20歳前後の年齢でこのテクニックと演奏力には驚かされます。3人トリオとは思えない拡がり感のあるサウンド。やはりギターが多彩にハーモナイズしているから。それとスピード感は申し分ない。

バラード系の曲「the things that lovers do」で聴かれるオルガンの音が60年代風のレトロ調で、ミステリアスな雰囲気をかもし出している。

クロスビート3月号の記事によると22-20sのMARTIN TRIMBLEが選んだ2004年の年間ベストアルバムTOP10にボブ・ディランの『ライヤル・アルバート・ホール』クラッシュ『ロンドン・コーリング』Tレックス『電気の武者』ローリング・ストーンズの『メインストリートのならず者』等が選ばれていました。こういうのを見てみると嬉しくなってしまいますね。ここまで徹底しているのもそうはいませんよ。若さ故、クラシックロックの名盤を聴きあさって吸収しているんだろうなと思わせます。

「devil in me」のソリッドなギターのリフなどは、ツェッペリンのファーストあたりを想起させるし、ヴォーカルは【アニマルズ】のエリック・バードンの黒っぽさがチラホラと見え隠れする。

「such a fool」も渋い。厚い(熱い)ハモリに興奮を覚えます。

シングルにもなった、エモーショナルに歌い上げる「shoot your gun」、切なくこみ上げてくるものがあります。

このアルバムはベテランの60年代70年代のロック好きから、最近のファンまで幅広く進められます。

素晴らしいアルバムですがCCCDなのが気に入らないなぁ。輸入盤は下の方に記載してあって気が付きにくいです。買った後、アリャと思ってしまいました。そういや私の持っているCCCD 盤は全てEMIだなぁ。このアルバムも私のDVDプレイヤーでは反応してしまい音量がところどころで大きくなったり小さくなったりする弊害が出ています。


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