奥田民生奥田民生『LIVE SONGS』洋楽ばっかりじゃない、邦楽だって聴いてるぞ。最近好んで聴いているのが奥田民生の2枚組のライブアルバムです。 繊細さはないけれど、忘れかけていたロック魂を呼び起こしてくれたこのアルバム。英米で言えば70年代あたりのオーソドックスなロックなんだけど、当時のサウンドと比べてみて音の良さはずば抜けて良いし、メンバーの演奏テクニックも優れている。加えて民生節ともいえるサビのメロディーがとても良いのです。32曲入りで過去の代表曲満載、満足度はとても高いです。 ライブだから独特の臨場感とグワッとくる盛り上がりは、とても興奮します。 「手引きのようなもの」 ♪いいなりに いいなりに アイボウのいつも 泳ぐままに 疑ってはいけない 裏切ってもならない ただひたすらやさしく たぐり寄せるとよい ああ なんだ 釣りをする時の 手引きのつもりが ああ まるで 君といる時の 私ではないか♪ この歌詩は井上陽水の詩ですが、欲望は強引に奪う物ではなく、自然にたぐり寄せる物だという優しさが感じられます。曲もアコースティックなギターが美しいバラードです。 「愛のために」 ♪となりの席ではフケた男が さんざんからんで人生語る どっかで聞いた事ある話だ 思えばあいつは昨日も来てる おっさんあんたはそういうけれど いろいろややこしい世の中で 雨にも風にも夏にも負けず 明るい日本の見本となった ここらへんで そろそろ僕が その花を咲かせましょう 愛のために あなたのために 引き受けましょう♪ よく酒の席で年配の人が、若い人に向かって説教めいた話をしますが何度も同じ話しをすることがありますね。もういいから、おじさん、僕らにこれからの日本は任せてくれよという歌。ギターのリフが最高にかっこいい曲です。 「The STANDARD」 ♪あなたを想うと どれほど 苦しいと 言えるまでの 愛じゃないと ないと あなたがいないと 死ぬほど 寂しいと 言えるまでの 愛じゃないと ないと♪ 中学生の頃、好きな女の子がいて、頭の中はその子の事で一杯で、苦しくて学校へ行くことが辛いことがありました。 大人になって、片思いだった人に愛を打ち明けられず、あの時告白できたなら自分の人生はどう変わったのだろうと思う事があります。 あなたには、「あなたがいないと 死ぬほど寂しい」といえる人がいますか? この曲も美しいバラードです。 「マシマロ」はノリノリのロックナンバー、盛り上がりが凄い。 「さすらい」 ♪さすらいの 道の途中で 会いたくなったらうたうよ 昔の歌を♪ ほんとにこのフレーズ口ずさみたくなってしまうんですよね。 ライブ行きたいな、ユニコーンも聴かなきゃ。 |