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ロックの部屋

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JIMMY EAT WORLD

ジミー・イート・ワールド『FUTURES』



最近USインディーズ系のアルバムレヴューの中に良く出てくる言葉「エモ」、音的には掴めてきたけど具体的に説明はまだできないかな。USインディーズ系のバンドには面白いのがたくさんあってアメリカのロックシーンの底の厚さを感じている今日この頃、イギリスの若手バンドも元気だけど、量的にはアメリカにはかなわないんじゃないかな。

さてジミー・イート・ワールドの『FUTURES』です。1曲目の「FUTURES」から押しの強いハードなナンバーにビックリです。コンポのヴォリュームの摘みを下げてしまうくらいです。

ジム・アドキンスのエモーショナルなヴォーカルが特徴ですね。どの曲でも展開が速くドラマチック、ハードな曲でもバラード系でも切ないのです。

「THE WORLD YOU LOVE」とてもキャッチーなメロディ、底に流れるキーボードに分厚いギターサウンドが乗っかり、気分がどんどん高揚してきます。

《THE WORLD YOU LOVE》
♪僕は普通であることに恋をしてる
 必要なのはシンプルなスペースだけなんだ
 そうして頭を休めたいだけ
 何もかもクリアーになっていく
 僕は訊くのがちょっと恥ずかしかったんだ
 でもほんの些細なことが助けになって
 また僕はまともになれた
 そいつを乗り越え助けになってくれたんだ
 まるで夢みたいな話だろうけど
 僕には現実なんだよ♪

「DRUGS OR ME」アルバム中一番美しいこの曲は、ドラッグでは辿り着けないところ、それは君の側にいることでしかないと切々と訴えかける。ジミー・イート・ワールドの曲には、人間(男)の弱さ、淋しさを感じさせるものが多い。

とても感情的で人間的なジミー・イート・ワールドの世界、前作『ブリード・アメリカン』は全世界で220万枚のセールスがあったということです。

テンション高めの曲が多いし、ライブでも大いに盛り上がりそうです。


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