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ロックの部屋

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THE CARDIGANS

カーディガンズ『Long Gone Before Daylight』~ギター・ポップ度★★★~



前作『GRAN TURISMO』から5年ぶりに2003年に発表された『Long Gone Before Daylight』。

『GRAN TURISMO』はこれまでのカーディガンズから脱却、エレクトロニクスやオルタナ風のロックを展開。新しいカーディガンズのこれからの展望がかいま見れたような作品でした。初期の清楚でデリケートで爽やかなカーディガンズが好きだった人達には、いまいち楽しめなかったアルバムかもしれません。私は『GRAN TURISMO』もけして嫌いではありませんでしたが。

サウンドの変化でいけば『FIRST BAND ON THE MOON』あたりまでがネオアコ、
実験作の『GRAN TURISMO』はオルタナ・ロック、そして次の『Long Gone Before Daylight』ではどう変化したのか………

しかし5年ぶりに発表された『Long Gone Before Daylight』までは期間が空きすぎてしまったようだ。それほど話題に上がらなかったような気がする。これはとても惜しい。なぜならとても素晴らしいギター・ポップサウンドに変化していたから。エレクトロニクスもギターノイズも綺麗さっぱり消滅していました。

アルバムタイトルやジャケット写真が表しているように、けして陽の光がさんさんと降り注いでいるような状況で聴くような作品ではないと思う。長い夜に友人や恋人達と語り合う夜に流れる音楽。ニーナのしっとりと濡れていて、お色気たっぷりの声が一日の疲れを癒してくれます。とっても優しいポップスです。

「you’re The Storm」「Please Sister」「For What It’s Worth」「Lead Me Into The Night」「Live And Learn」この5曲がとても好き。 

このアルバムを聴いてしまうと、あれほど好きだった『LIFE』がアッサリしすぎて物足りなくなってしまいました。

次のアルバムも成長したカーディガンズ(ニーナ)に出会える事を願いたいです。


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