カテゴリ:製作
こんばんわ。
こんにちは。 知人から依頼されまして、端子変換用のハコを作ることになりました。 色々あったので忘れないためのメモです。気の抜けたどうでもいい長文ブログという感じです。 今回作ったのはXLR出力をミニピンプラグと繋げるためのものですが、ついでに別の端子もいっぱいつけてしまいます。 初期ラフイメージ さて、わたくしこれまでXLRの穴空けはやったことが無かったので、その辺りの用意から始めることとなります。 ザッと調べたところ、ノイトリックのレセプタクルジャックは皆さん24mmで穴空けしているみたいです。 色々な穴空け方式を検討しましたが、最大候補であったシャーシパンチはウスが筐体に入らないため、ボツ。 精度や扱い的に気が乗りませんがホールソーで穴空けします。 タケノコドリルも検討しましたが、今まで使ったことすらありません。 多分、ネットだと極端に安いけど店頭品は高級で、私はお店で買う性分なのが原因だと思われます。 通販しないので、割高で損してまで欲しくはない。 それはさておき、ホールソーと決めたもののサイズで色々悩みました。 そもそも、情報源が中々アバウトだったので24mmという話もどの程度ピッチリなのか分からないのです。 ちなみに私は「3mmで穴空けたらM3(3.2mm)ネジが入らない!開け直し!」 っていうのを毎回頻繁にやってしまう人です。 6mm軸のミニスイッチなど、ネジ切り系のパーツはよく間違えてしまうんですよね。 さてさて、ぼやーっとそんなことを考えつつ 小さいよりは大丈夫か〜という浅はかな考えで25mmのホールソーを購入。ウキウキで帰宅します。 電動ドリル使って空けた結果、案の定ゴミのような楕円の大穴が空きました。 バリ取ったら29mmはあります。 25mmのホールソー、2400円で買いましたが二度と使われることはありませんね…。 泣く泣く買い直しです。 家の近所のホームセンターに行ったところ、モデルも様々で思ったより種類がありました。 次は薄くて短い方がミスが少ない気がします。径は、22mm、23mm、25mmがありました。 前の刃では最小でも2mmは広がっていたので、22mmを買いましょう。多少広げるのが大変でも、更に買い直しは嫌じゃ。 新たなケースを用意し、失敗が怖いのでボール盤を使ったところめっちゃサクサク削れてキレイに穴が空きました。(23mmとちょっとでした) 過去、ボール盤での穴空けの際にドリルが食い付いて大出血してからというもの 自分のパワーで制御できない機械を避けているんですが、ホールソーなら構造的に食い付きなどなく切削できました。 とてもよい。 むしろ10mmくらいの穴空けにも使いたい。 けど、やっぱり傾斜面で大破とかさせそうで怖いです。 斜めに力掛かって折れたら恐ろしく吹っ飛びますやん。こわ。気をつけます。 さて、思いのほか(無駄に)キレイに空いたので、径が足りない分の穴を広げる作業です。 ゴリゴリ。 水ぶくれで指の皮にも穴が空きました。 でも仕上がりはぴったり。気分がよい。 今後またXLR機材作る時もきっとへっちゃらです。でもボール盤で使うなら23mmで買い直しますけどね。 (何個か前の画像では既に空けてますが) 残りの小さな穴も追加でズバズバ空けていきます。 しかし取り付け途中で問題発生。 コンボジャック、M3のネジが通りません。 以前に買(いすぎてしま)った 一万円分のM3バインドねじ色々セットが全くの無力です。 とりあえず、ちょっとだけ配線。 コンボ入力はHOTのみ繋いで、当然TRS側もモノラル(tipのみ)です。 以前、TRSバランス入力にステレオ信号繋ぐとボーカルが聴こえない!って相談してきた別の知人がいました。 端子が同じだと勘違いしやすいですよね。 ステレオ入力も想定してのアンバランス接続です。 バランスラインで撚ったり、グランドリフトの扱いやら考慮する点は色々ありますが、難しいことはしない形になりました。 今回は細すぎず太過ぎずベターな配線材を使います。 外形が太いのでアンバラだけでも取り回しやクロストークに気が行きますが、とりあえず信頼性第一というつもりで。 あと配線は左右のチャンネルで等長となるように作っています。 ただ、全部同じ配線材だと入り乱れてケースの中が焼きそばみたいになってしまうので、細かい部分はさすがに細い線を使いました。 ここまで進めて後日。 コンボジャック用のM2.6のネジやナットを購入してきて、仕上げに入ります。 しかし、今度もやはりネジが入らない! なぜ。 2mmネジ…?強度が心配… と思いつつ改めてネットで確認。(今更) どうやらコンボジャックのシリーズは約3mmのタップネジとのこと。 ふーん。 まぁ確かに流用できる範囲ですね。 わざわざ買ってきたM2.6のネジも結局無意味でしたが、とりあえず穴はそのまま使えるのでセーフ、大丈夫。 タップネジも超偶然でその日(納品日)少しだけ持ってる。 大穴ケース、たくさんのドリル刃、ネジその他などなど、そろそろ失敗によるダメージが蓄積してきていますが、忘れ得ぬ傷によって今後に活かせる気がします。 活きた経験ですよ。 忘れてもこのブログ読めば思い出せるし。 忘れる気満々でも問題なしです。 今回は知人からのオーダーもあり、一応ラックマウント用の耳を取り付けています。 それっぽいものを選んで購入。 TOA製品用のものをサウンドハウスでポチーっと(記事最初で通販はしないとか言いつつ)取り寄せたのですが、偶然ネジ穴が真ん中に来たので前面・背面どちら向きにも付け替え可能です。 計算でもなんでもなく、偶然の棚ぼたです。 これは今回最も嬉しいポイントです。 そういうものですよね。 あとはまぁ、よくみたら導通来てなかった筐体アース引いたりなんやかんやして完成しました。 M3ネジ関係の在庫が火を噴いて活躍しました。 ネジは全て、絶対自然には緩まないですん。 ちなみに今回はほとんどの場所で座金を使いましたが、スプリングワッシャもお高いステンレス製に加えて黄銅?を見つけて買い足しました。 スプリングワッシャって硬くて強い素材と柔らかく弾性のある素材、どっちが良いんでしょうか。 私はネジについてはステンレスやチタンよりも普通のスチール派です。 ステンなどの耐食性は大きな魅力ですが、あまりに硬いとナット当てても伸びないので振動で緩むもの。用途に応じて選ぶべきだと思います。 なにはともあれ完成しました。 今回の目的であったXLR出力からミニピンの変換は当然ながら、 ・イヤホン用出力から標準フォンに変換 ・TRSのステレオやインサーションからモノラル端子端子に変換 ・DJ、レコード機材のRCA出力を標準フォンに変換 ・卓やパソコンからの2mixをオーディオ機器のRCA入力へ …などなど、使おうと思えば幅広く活用できます。 XLRだけはオス-メスの制限がありますが書き並べてみると意外と便利ですね。 自分で欲しい!(使う機会はない) しかし今回は考えの浅さから結構失敗してしまいました。 「今回は」というかいつもこうやってる気がしますけど。 また同じ失敗をしないように、ぐでーっとした文章ですがメモとして残します。 こんな文章読ませちゃった方々、申し訳ない。 でも少なくとも一週間前の私にとっては、数千円の出費を左右する価値がある情報ですね。 まぁ今回の失敗した経験と数千円どっちを選ぶって言われたら、同じ経験できる方を取りますけれども。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.21 16:07:13
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