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機材ブログ

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製作

2020.05.30
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カテゴリ:製作
ここ最近、バッファを設計しています(2年くらい)。




元々はパッシブピエゾでもアクティブベースでも入力回路やノイズの影響を少なく確認したくて作りました。

無知な上に実用のためだったので、その時はザッと描き上げてすぐに使い始めたのですが、これがすごく気に入ったのでアレンジや応用を色々考えてもう2年くらいになっています。



自分の考え方の整理を兼ねて悩んだ部分を少しメモしておきます。


【入力インピーダンス】
一般的なマイク用アンプが2kΩ前後の入力インピーダンスなのに対して、エレキギター用では1M(=1000k)Ω前後の高い入力インピーダンスとなります。

しかしパッシブのピエゾ信号を受ける場合、1MΩ程度ではまだ低域がロスしてしまうため、できればその10倍前後の超ハイインピーダンスで受ける必要があります。

反面、高すぎる入力インピーダンスはノイズや不安定性の原因となりますのでよく配慮しないとぶっ壊れます。





【信号の変化】
信号をロスなく正確に受け取ることと、受け取った信号をどれだけ正確に送り出せるかは若干違った設計ポイントと思います。

例えばgmの低いFET一発でソースフォロワを組んだ場合、トランジスタで組むよりも高めの入力インピーダンスを得ることは容易ですが、ゲインが足りず出力音量が何%か下がってしまう場合があります。これは単発では感じにくい程度ですが、数個繋がるとナマりや音量差を感じるレベルになるかもしれません。


また、オペアンプは単純な一石フォロワより正確な受け渡しも可能ですが、意外と入力バイアス電流がバカにできなかったり、ユニティレベルでの使用に制限があることがあります。

某ペダルデザイナーのバッファ回路に5534オペアンプが入っているところを見たことがありますが、これは通常では3倍以上のゲインで使うよう指定されています。
(当該機がどんな回路で使ってるかは不明です。大丈夫なのかな。)



CMOS系のオペアンプなどでは、入力電圧が低く制限されてたりするのでたぶん注意が必要です。

パーツ交換だけする勢、そこがアイデンティティなのに意外とデータシートの簡単な確認すらやってない人多いです!

よく配慮しないとぶっ壊れます。



バッファ出力音の変化から少し話が逸れてしまいましたが、意図しない変化は無い方がいいですね。


但し、「音を変えない」と「音が変わらない」はまた異なるので注意が必要です。全くロスしない場合と、バッファなしでロスした音は別物ですし、必要の際はチューニングを行います。




【出力先の影響を受けない】
どんな回路やケーブルに繋いでも手前の入力音に干渉しないように切り離すのが、バッファのそもそもの目的だと思います。

インピーダンスが云々、という部分ですが要求に向けての設計の都合なので、ユーザーはあまりインピーダンスとか細かく気にしなくていいと思います。そして設計者もあんま考えてない時は適当にポン出しです。(故にユーザーが気にしなきゃいけない時もあるんですが。)


逆に、バッファなしの質感を得るための「リアンプ」なる機材も世の中にはたくさんあります。

アイソレート目的とかならともかく、巷のユーザーはリアンプに満足しているんでしょうか?

(普段アンプにはペダル出力突っ込むのに?)
(半端なものなら要らなくない?)





【電源回路】
電源が貧弱だと出力も貧弱になりますが、安定化にもある程度の電圧が取られますので、クリップレベルとはトレードオフの関係となります。

あとバッファ回路を作ってるといつの間にか電源回路になってるっていうビックリ現象が時々あると思うんですが、そうこうしてると電源にもチョットこだわりたくなったりします。






単純なバッファならものすごくシンプルな回路ですが、いつもこのような条件をコネコネ組み合わせて考えています。


当初は「楽器の音自体を変えない」という目的で初段用に作ったバッファですが、複数ペダルがある時は楽器直後よりもアンプ直前の方が好きでした。

正直、入力インピーダンスが過不足なければ、初段はどんな回路に入れても楽器音の変化は大差ないと思います。作る時は一番悩んだ部分だったのに。。


世間では「BOSSなど使う場合でもボードの一番頭にいいバッファを…」みたいな文章もよく見かけますが、初段の入力インピーダンスさえ目的を満たしていれば、いいバッファは一番後ろの方がいんじゃないですかね。


この分野については素人なのでよく分かりませんけれど!






Last updated  2020.05.30 17:17:17
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2019.10.08
カテゴリ:製作
昨年作ったベースプリアンプがあるのですが、
製作の際に元々はフェンダー型のトーンスタックだったものを
自分の好みに合わせて変形させていきました。

その中でも少し気に入ったものをここに掲載します。



ベースプリ、製作を始めたキッカケは覚えていませんが

・シンプルなアウトボードプリアンプを作る
・リレーバイパスなど、まだ形にしていなかった設計を取り入れて実際に作ってみる

といった意味合いでの製作だったように思います。




まず、プリアンプの回路自体は
(アイディアはたくさんありましたが)あまり重要ではなかったため、

一先ずは、よくあるFENDERトーンスタック、F-2Bなどを参考にしました。





上記が特にひねりのないフェンダー型のトーンスタックです。

ソフトの都合で、ポットの表示が抵抗二本となっています。見づらくてすいません。



この動作をどの程度まで理解しているかとなると
私を含めて未熟な人間から、玄人の方まで様々なレベルの方がいるかと思います。


詳しい解説は既にたくさんの方々が素晴らしいブログなどでされているかと思いますので
私からは詳しい説明は省かせていただきます。






今回はトーン回路に入る前に直流カットしているため
上記のようにベースコントロール付近にある直流カット用コンデンサは取っ払い
直結に変更しても問題ありません。

真ん中辺りにあったコンデンサが消えています。






ベースコントロールとミッドコントロールは
グランドに向かってぶら下がっているだけのため、
上記のように順番を入れ替えても動作は変わりません。

抵抗とコンデンサ(周波数ごとに抵抗値の異なる素子)の組み合わせだけで、

別ルートから引き込んだラインなどもないため
順番に関係なく抵抗の合成値、つまり動作は同じとなります(たぶん)。








ベースコントロール回りを変更し、見やすく書き換えています。
あと表示の定数がベースフラットからブースト状態に変化しました。すいません。



今回はトランジスタ回路ですので
トーン周りを必ずしも高いインピーダンスで扱う必要はありません。

抵抗値を一桁落とし、コンデンサの値を一桁上げることで

周波数特性を維持したままに、
抵抗の数字を落とすことが可能です。


電気特性的には、これだけで音は変わりません。
(細かくみたらそりゃ違いはありますがターゲットの周波数は同じで動きます)



今回はこれを使ってベースコントロールに変更を加える回路となります。






これまで死んでいたベースポットの抵抗(下側)部分を
次段(もしくは前段)のソース部分に繋ぎます。


組み合わせる増幅段は
FETでもトランジスタでもオペアンプでも構いません。




さて、元々のベースコントロールはブーストのみの仕様ですが
個人的にはこれが扱いづらく、カット方向の動作が欲しいと考えておりました。


そこで、実質2端子で動作しているポットにアレンジを加えて
何とかブースト&カット動作ができないかと考えた回路の一つがこの回路です。



このアレンジの基本的な動作ですが、

FETに付いている、元々のソースバイパスコンデンサの値を小さめに設定しておくことで
ローカット状態を基本としています。

そこからベースコントロールを上げるごとに
大容量コンデンサに信号が流れてフルレンジ動作へと変化していきます。


更にベースブーストが加わりますので
絞り切りのローカット状態から上げ切りのベースブーストまでを連続可変できる動作となります。



この動作をスムーズに確保するには、
ベースポットの抵抗値が
FETのバイパス部分にも適正な数値でなければいけません。

そのため250kΩや1MΩなどの高抵抗が使われる真空管回路には不向きで、
トランジスタだからこそ実現できる回路といえます。


また今回は見やすさのため後段のローカットとしましたが、
歪みの回避などを考えると前段ローカットが使いやすいと思います。

また、うまくアレンジできれば歪み(クリップ)の前でローカット、
歪みの後ろでローブーストできますので

ゲインレンジに合わせた調整など様々な活用が可能かと思います。

※定数を詰めないまま歪みの試作した際は音量差が大きく使いにくい回路となりました。
 要注意かもです。





また、うまく詰めればブーストカットのバランスで
概ねフラットなポイントも作ることができますが
個人的にはそこにこだわるよりも多少ブースト感を残すなど、
実際のニュアンスを重視したほうが良い回路に仕上がるのではないかと思います。


個人的にキレイなアレンジで結構気に入っているのですが
この先しばらく日の目を見る機会がなさそうですので、この辺りで一度供養してあげたいと思います。


これを使って何かいい回路ができたら
ぜひ教えてください~








Last updated  2019.10.08 10:59:22
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2019.04.02
カテゴリ:製作
こんばんわ。

こんにちは。

知人から依頼されまして、端子変換用のハコを作ることになりました。



rblog-20190402093527-00.jpg


色々あったので忘れないためのメモです。気の抜けたどうでもいい長文ブログという感じです。



今回作ったのはXLR出力をミニピンプラグと繋げるためのものですが、ついでに別の端子もいっぱいつけてしまいます。



rblog-20190402093527-01.jpg
初期ラフイメージ


さて、わたくしこれまでXLRの穴空けはやったことが無かったので、その辺りの用意から始めることとなります。

ザッと調べたところ、ノイトリックのレセプタクルジャックは皆さん24mmで穴空けしているみたいです。




色々な穴空け方式を検討しましたが、最大候補であったシャーシパンチはウスが筐体に入らないため、ボツ。
精度や扱い的に気が乗りませんがホールソーで穴空けします。



タケノコドリルも検討しましたが、今まで使ったことすらありません。

多分、ネットだと極端に安いけど店頭品は高級で、私はお店で買う性分なのが原因だと思われます。
通販しないので、割高で損してまで欲しくはない。





それはさておき、ホールソーと決めたもののサイズで色々悩みました。

そもそも、情報源が中々アバウトだったので24mmという話もどの程度ピッチリなのか分からないのです。



ちなみに私は「3mmで穴空けたらM3(3.2mm)ネジが入らない!開け直し!」
っていうのを毎回頻繁にやってしまう人です。


6mm軸のミニスイッチなど、ネジ切り系のパーツはよく間違えてしまうんですよね。



さてさて、ぼやーっとそんなことを考えつつ

小さいよりは大丈夫か〜という浅はかな考えで25mmのホールソーを購入。ウキウキで帰宅します。





rblog-20190402093527-02.jpg

電動ドリル使って空けた結果、案の定ゴミのような楕円の大穴が空きました。

バリ取ったら29mmはあります。




25mmのホールソー、2400円で買いましたが二度と使われることはありませんね…。



泣く泣く買い直しです。
家の近所のホームセンターに行ったところ、モデルも様々で思ったより種類がありました。

次は薄くて短い方がミスが少ない気がします。径は、22mm、23mm、25mmがありました。



前の刃では最小でも2mmは広がっていたので、22mmを買いましょう。多少広げるのが大変でも、更に買い直しは嫌じゃ。





新たなケースを用意し、失敗が怖いのでボール盤を使ったところめっちゃサクサク削れてキレイに穴が空きました。(23mmとちょっとでした)



rblog-20190402093527-03.jpg


過去、ボール盤での穴空けの際にドリルが食い付いて大出血してからというもの

自分のパワーで制御できない機械を避けているんですが、ホールソーなら構造的に食い付きなどなく切削できました。


とてもよい。


むしろ10mmくらいの穴空けにも使いたい。



けど、やっぱり傾斜面で大破とかさせそうで怖いです。

斜めに力掛かって折れたら恐ろしく吹っ飛びますやん。こわ。気をつけます。







さて、思いのほか(無駄に)キレイに空いたので、径が足りない分の穴を広げる作業です。


ゴリゴリ。
水ぶくれで指の皮にも穴が空きました。



rblog-20190402093527-04.jpg


でも仕上がりはぴったり。気分がよい。


今後またXLR機材作る時もきっとへっちゃらです。でもボール盤で使うなら23mmで買い直しますけどね。


(何個か前の画像では既に空けてますが)
残りの小さな穴も追加でズバズバ空けていきます。


rblog-20190402093527-05.jpg


しかし取り付け途中で問題発生。
コンボジャック、M3のネジが通りません。

以前に買(いすぎてしま)った
一万円分のM3バインドねじ色々セットが全くの無力です。



とりあえず、ちょっとだけ配線。



rblog-20190402093527-06.jpg


コンボ入力はHOTのみ繋いで、当然TRS側もモノラル(tipのみ)です。



以前、TRSバランス入力にステレオ信号繋ぐとボーカルが聴こえない!って相談してきた別の知人がいました。

端子が同じだと勘違いしやすいですよね。
ステレオ入力も想定してのアンバランス接続です。



バランスラインで撚ったり、グランドリフトの扱いやら考慮する点は色々ありますが、難しいことはしない形になりました。

今回は細すぎず太過ぎずベターな配線材を使います。

外形が太いのでアンバラだけでも取り回しやクロストークに気が行きますが、とりあえず信頼性第一というつもりで。

あと配線は左右のチャンネルで等長となるように作っています。


ただ、全部同じ配線材だと入り乱れてケースの中が焼きそばみたいになってしまうので、細かい部分はさすがに細い線を使いました。

ここまで進めて後日。


コンボジャック用のM2.6のネジやナットを購入してきて、仕上げに入ります。





しかし、今度もやはりネジが入らない!
なぜ。


2mmネジ…?強度が心配…

と思いつつ改めてネットで確認。(今更)



どうやらコンボジャックのシリーズは約3mmのタップネジとのこと。

ふーん。




まぁ確かに流用できる範囲ですね。

わざわざ買ってきたM2.6のネジも結局無意味でしたが、とりあえず穴はそのまま使えるのでセーフ、大丈夫。

タップネジも超偶然でその日(納品日)少しだけ持ってる。

大穴ケース、たくさんのドリル刃、ネジその他などなど、そろそろ失敗によるダメージが蓄積してきていますが、忘れ得ぬ傷によって今後に活かせる気がします。

活きた経験ですよ。

忘れてもこのブログ読めば思い出せるし。
忘れる気満々でも問題なしです。





今回は知人からのオーダーもあり、一応ラックマウント用の耳を取り付けています。
それっぽいものを選んで購入。



TOA製品用のものをサウンドハウスでポチーっと(記事最初で通販はしないとか言いつつ)取り寄せたのですが、偶然ネジ穴が真ん中に来たので前面・背面どちら向きにも付け替え可能です。


計算でもなんでもなく、偶然の棚ぼたです。
これは今回最も嬉しいポイントです。
そういうものですよね。





あとはまぁ、よくみたら導通来てなかった筐体アース引いたりなんやかんやして完成しました。





M3ネジ関係の在庫が火を噴いて活躍しました。
ネジは全て、絶対自然には緩まないですん。



ちなみに今回はほとんどの場所で座金を使いましたが、スプリングワッシャもお高いステンレス製に加えて黄銅?を見つけて買い足しました。


スプリングワッシャって硬くて強い素材と柔らかく弾性のある素材、どっちが良いんでしょうか。

私はネジについてはステンレスやチタンよりも普通のスチール派です。
ステンなどの耐食性は大きな魅力ですが、あまりに硬いとナット当てても伸びないので振動で緩むもの。用途に応じて選ぶべきだと思います。




なにはともあれ完成しました。





rblog-20190402093527-07.jpg



今回の目的であったXLR出力からミニピンの変換は当然ながら、

・イヤホン用出力から標準フォンに変換

・TRSのステレオやインサーションからモノラル端子端子に変換

・DJ、レコード機材のRCA出力を標準フォンに変換

・卓やパソコンからの2mixをオーディオ機器のRCA入力へ

…などなど、使おうと思えば幅広く活用できます。



XLRだけはオス-メスの制限がありますが書き並べてみると意外と便利ですね。

自分で欲しい!(使う機会はない)




しかし今回は考えの浅さから結構失敗してしまいました。
「今回は」というかいつもこうやってる気がしますけど。

また同じ失敗をしないように、ぐでーっとした文章ですがメモとして残します。


こんな文章読ませちゃった方々、申し訳ない。

でも少なくとも一週間前の私にとっては、数千円の出費を左右する価値がある情報ですね。

まぁ今回の失敗した経験と数千円どっちを選ぶって言われたら、同じ経験できる方を取りますけれども。







Last updated  2019.10.21 16:07:13
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2018.12.28
カテゴリ:製作


正直いままで何個かペダル作ってますが、体感的には初めてちゃんと自作エフェクター作ったって気がするので自分用の備忘録ブログ書きます。

今回はイチから作り初めて完成までの流れを書くので、とてもダラダラした文章になると思います。ご注意。






さて、安心して使えるチューナーミュートBOXが欲しくなったので、自作が一番安心だろうって事で製作です。


使い方としては、チューナーミュートですので

・繋いで、
・スイッチを押すと、音が出ない。
・チューナーは動く。



こんな感じですね。これだけです。
色々な楽器が入力される事を想定して、幅広く対応かつ自分の欲しい機能をシンプルに盛り込みましょう。




これまでも何度か、キチンとしたペダルを作ろうとは思ってたんですが「作る程のもんじゃないな」って感じるものが多く、作っても基板は使わずラグ板での製作ばかりでした。

今回は(初めて)ユニバーサル基板を使い、レイアウトも書いて、何よりたくさん失敗しつつも、ちゃんと最後まで作っています。



さて、それではまず今回の目標ポイントです。

・不具合が少なく安心して使える
・色々な楽器に対応できる
・ちゃんと作る
・バッファを付ける


悩みましたが、本当にしっかり作れたらバッファを入れるメリットの方が大きいのでバッファ回路も採用です。


ピエゾなどを通す可能性もあるのでちゃんとハイインピで受けるようにします。

普通のエレキギターやベースでもアンプ側の入力回路とは切り離して考える事ができるので、音のコモリなど、楽器の状態をより明確に確認する事ができます。


バッファがあると困る場合はバイパスしちゃえば良いだけなので、できればリレーを組み込んで「電源繋げばバッファは常時on、電源繋いでない時はパッシブで使える」が理想です。
堅牢性を考えるとスイッチ接点は少ない方が良いですが、トータルの接点もイヤに増える訳でもなくバイパス+ミュートで最短ニ回路分、二接点で収められるので問題ないかなと思います。




9V動作のリレーだと金接点のものが見つからなかったので、12Vがまず第一の候補です。

電子部品では金接点は微小信号用として扱われており、微弱なパッシブ信号にはピッタリです。

そのため金接点を選びたいのですが、お店では接点の不明なリレーが多いので5Vか12Vを選ぶのもやむなしといった状況です。


12Vリレーであれば定格の75%=9Vでギリギリ動作できるので、安そうな9Vリレーをマジメに選ぶよりもいいんじゃないでしょうか。

というかここまで書いて気づきましたが、リレーについてご存知ない方も多いかと思うので簡単に説明します。
リレーとは電磁石を使ったスイッチで、内蔵されたコイルに規定の電圧を掛けるとスイッチが切り替わるというものです。これを使えば、電源未接続や切断の状態では常にスイッチオフ(バイパス)という便利機能が可能になりますが、通常のリレーでは消費電流が10〜100mA前後とかなりエレキを食うため注意が必要です。

ラッチング式なら数mAとかで済むと思うんですけど、まだ私は正直めんどくさくて適当な制御回路とかまで勉強してません。
なんてったってユニバーサル基板使ったの今回が初めてですしね。





さて、リレーバイパスも組めそうなので全体のルーティングを決めます。

・インプットからリレーSWへ
・リレーSWにバッファを繋ぎ、電源オフ時バッファ部分はトゥルーバイパス
・バッファ(もしくはバイパス)の出力は常にチューナーアウトに接続
・アウトプットは、チューナーアウトと同じ出力かグランドかに接続を切り替える事でミュート可能とする


通常であればこんな感じかと思いますが、ただミュートってのもスイッチ配線する時になんだかすごくつまらないので、少しだけアレンジして「アウトプットは出力部とインプットのリング端子の切替」という仕様にします。


リング端子は通常シールドプラグを通してグランドに接続されているのでミュートSWとして問題なく機能しますが、ステレオ(TRS)ケーブルを使って接続した場合のみTRSのチップ-リング切替となります。普段は確実にモノラルケーブルしか使いませんが、稀にピエゾ付きやエレアコなどステレオで二系統出力の楽器があるので、ケーブル換えれば一応音出しもできるようにしてみます。リングの出音確認って環境ない時は意外と面倒なんです。

リング出力は常時バッファ無しになりますが、ステレオ出力のエレアコなどはほとんどの場合プリアンプも搭載していると思うので、実用上困る事はないかなーと思います。というかオマケ機能なので、これで困るって場合は2個使うなりしてどうとでもしましょう。

唯一の欠点は、スイッチ付きジャックを使わない限りインプットジャック開放時にリングも開放になるためミュートができないって点ですが、基本的にインプットジャックは常に挿しっぱなし予定なので問題なしです。


実用時に問題になる事は無い気がしますが、それでも構造が分かってないとびっくりするので、あくまで自分用にしか使えない仕様かもしれません。個人的な環境でいえば良いアイデアだと思ってます。







次にハードウェア部品を決めちゃいます。

まずケースですが、今回明らかにオーバーサイズなんですが、ハモンド製1590BBを使います。

今後作るエフェクターは基本的にこのサイズにしようと決めていた、というなんともいえない理由ですが。

チューナーアウト+バッファ程度なら例外的に1590N1サイズなどでも良い気がするんですが、メインのケースサイズ決めてから一発目で違うサイズというのはちょっと避けたかったので、無駄に大きいですがこれはこれで踏みやすいでしょう、きっと。





次にジャックですが、個人的な考えとして、ジャックには可能な限りスイッチクラフト製を使う事とします。


この理由についてですが、フォンプラグやジャックには明確な規格がないため、正直なところ各社形状がマチマチで相性が存在しています。

そのため何かに合わせなければならないため、私の場合スイッチクラフトを選択します。


多くの楽器がスイッチクラフトジャックを使用しており、ヴィンテージから現行ハイエンドまで正確にサポートできる事。同じ理由で、自作シールドには必ずスイッチクラフトプラグを使用する事などが理由です。

ちなみに、ノイトリックや国産カナレ製品のプラグはスイッチクラフトに比べてコネクタ部分が1mmほど?やや長いのはご存知でしょうか。
ノイトリックプラグなども近年のケーブルでは定番ですが、個人的には使う事は基本的にありません。




それはさておき。話を戻します。

今回はチューナーアウト端子を装備しており、精神衛生上できればここには筐体と絶縁できるジャックを使用したい所です。

この流れであれば普通に絶縁型のスイッチクラフトジャックを使用するべきなのでしょうが、少しこじらせてまして、絶縁型のスイッチクラフトジャックは実はあまり使用したくないと思っています。


絶縁型になるとスリーブの外装が樹脂製になる訳ですが、スイッチクラフトでは先端は完全に樹脂のみの形状になっていて、ごく薄い構造のためここが変形したり欠損したらプラグ挿入部の全長が変化してしまう気がしてしまうのです。

そこそこ頑丈な樹脂のようですし先端が全損するような場面はあまり考えられないですが、スイッチクラフトを選ぶ理由が「ケーブルプラグとのコネクトのマッチング」ですので、不安と合わせて天秤に掛けると絶対使いたい程でもないなってのが現在の状態となっています。



では代わりのものとなるわけですが、絶縁ジャックといえば一番に浮かぶのはクリフ製やその同等品です。

クリフと形状だけ似せた後続製品は割れやすいものが多い印象ですが、本家クリフ製に関しては樹脂が割れたりしているものは一度も見た事がありません。一応信頼はしているものの、ナット部分がスリーブを兼ねているようなモデルではやはりナットの締め具合で挿入部の全長が変わってしまうので、使いたくありません。
全体が厚めの樹脂で長さの変化しないものなら問題ないのですが、インプットにはスイッチクラフトジャックを使うので、合わせるとなんだか不細工なペダルになる気がします。そうでなくとも巨大な樹脂ナットジャックはペダルには合わせにくい外観な気がします。




その他にはもうあまり選択肢がないと感じていましたが、色々探してみたところアンフェノール製で良さそうなものを見つけたので、とりあえず今回はこれを使ってみる事にします。使ってみないと分かりませんが、樹脂も割れにくいような気がします。なんとなく。


ちなみにアウトプットジャックは結構悩みましたが、諸般の都合に合わせてインプットと同じスイッチクラフトジャックとしました。
今後もこの組み合わせになるかと思います。
揃っている方が気分も良いですしね。

(いま文章書いてて思いましたが、アウトプットが非絶縁ならチューナーアウトだけ絶縁しても意味ないかもですね。いちおう今回だけはアンフェノールジャックのお試しという事で。)


そういえば変則的な方法として、絶縁用のファイバーナットを使用してノーマルな金属ジャックを絶縁して使う方法もあります。
これは今回「安心して使える」を特に課題としているため不採用です。なんか空転や緩みの原因になりそうで怖いので。





フットスイッチにはできればOTAX製金メッキ端子のものを使いたいですが、試作に毎回使っていられない高額品なので、通常の9Pタイプで金メッキ接点のものを使用します。安物の部類ですが、機械音も一般的な範囲内の静かさですし、十分な品質でした。


さて、ここまでで概ね決まりました。

あ、ハンダはWBTの予定でしたが作業時に忘れ物だったため今回はアルミット使用、配線材はロールで買った安い架橋ポリっぽいやつです。

架橋ポリエチレン被服だと思って一巻き買ったんですが、細いためか熱を加えると被服がグニャグニャと変形してしまい、本当に架橋ポリエチレン電線を買ったのか自信がありません。というか違う気がしています。絶対ビニールですよこれ。


ほぼ丸々リールであるので、しばらくは気にとめないよう使って過ごします。無念。







さてさて、最後にバッファの設計です。

入力で1MΩ以下で受けるのはそこそこ簡単なんですが、それよりももうちょっと高く取りたいとなると(私の知識では)あまり選択肢も多くありません。

色々回路を書いてみて、FETは増幅度的に、なんだかわざわざ選ばなくてもいい良い気がして今回は却下。

安定しやすいオペアンプ回路と相当悩みましたが、オペアンプで考えた回路はやや増幅する構成に落ち着いてしまったので、今回は増幅動作は無しでシンプルなトランジスタでの一段バッファとする事にしました。

せっかくなので、シンプルなバッファですが電源や電流の流れをしっかり考えたりとちょっとマジメにイチから設計しました。

それっぽい事言ってますが、バッファ部分の動作自体は一石フォロワなので(全体では三石ですが)、別に大したことはしてません。

基本に基本を組み合わせた超基礎的な回路です。




設計の流れは書いた通りなので本当偶然なんですが、落ち着いてみたら、なんかケースと回路の組み合わせ的に既製品の高級機種にそっくりになってしまいました。
狙った訳ではないので気にしないですけど。


少なくとも某ラインドライバーよりも少しだけこだわった回路になっているので気分的にも問題なしです。

聴き比べても大差無いでしょうけど、回路はこだわりました。
基本的な回路は近似ですがこっちはトータルで三石も使ってるので、うちの子の方がたぶん三倍は強いと思います。




今回はイチから自分で組んだ回路なので、レイアウトも当然自分で書きました。

いままで他人の書いた基板レイアウトでエフェクター作った事がないので、本当に初めての状態でいきなり自分で書いた基板ですが、問題無さそうな経路のレイアウトになったと思います。回路は実質一段なのでうまく引けましたが、代わりに電源部分がケミコンが巨大な事もあってスカスカで非効率な気がします。でも初めてならこんなものでしょうたぶん。ひとのレイアウトなぞった事ないけど。





あとはこれらの組み込みですが…使いたくて作り始めたのに、ここまでで既に相当な時間がかかっています。

でもあとちょっと、もう組み上げたら完成です。






基板の取り付けですが、振動が伝わらないようなショックマウントにしてみます。ペダルでそんな事している人は見た事ありませんが、とりあえずネジや金具など、ネジ屋さんで5000円分くらい買ってきました。

しかしショックマウントって言っておきながらゴム的なワッシャ的なものは一種類しか買ってませんでした。無駄にスプリングワッシャなどいっぱい買って満足してたんですが、家に帰ってからショックマウントとスプリングワッシャの併用は難しい事に気付きました。

売ってたゴムワッシャは固くて効果薄そうだったので買わずに、厚めのゴムブッシュを採用したのですが、よく考えたらサイズが合えばOリングで良かったかもしれません。次回また作るなら改善の余地ありな気がしますが、とりあえず今回は早く完成させたいのでチャチャっとやっちゃいます!




そしてやっちゃいました。やらかしました。

バッファ基板を側面にネジでマウントしたところで、分割して作る気でいたバイパス用のリレー基板をまだ作っていない事に気がつきました。

もうサイドに新しく基板を固定するスペースはないし、トップは穴あけしたくない。

かといってメイン基板はショックマウントとかしておいて、バイパス部分の基板だけ両面テープなどで固定はすごくダサいです。



色々悩みましたが、正直ここからバイパス回路作るのも若干面倒なので、もう今回はこのままバイパス無しで行く事とします。

幸いバッファも問題なく動きそうなので、必要になったらまた考える事にしてひとまず完成を目指します。



外観的にはLEDやバッテリースナップの処理など、自分なりの気に入ったアイディアがたくさんあるので、自分の作品の共通の目印にしてみます。


動作確認して、多少の不具合を治して完成です。
LEDにかけた収縮チューブが破けてフレームアースに短絡したりしましたが、すぐに治る範囲でした。


自分の趣味に合わせて部品や構成を選び、しっかりしたチューナーミュートBOXを作るのが目標でしたが、ちゃんとそれっぽく仕上がりました。使ってみた印象も問題なしです。

これで好きなだけミュートできます!



そしてこの記事は自分用のメモみたいなものなので現状画像などなしです、申し訳ない。












ちなみに自作のバッファ、実質一段だけのシンプルなフォロワ回路ですが、期待通りしっかりしたレスポンスでアウトプットしてくれるので、プレイ用としても実用レベルだと思います。

基本的に音は変わらないものの高域がロスしにくい分、高音域帯まで出るので音を気に入るかは状況次第かなーと思います。






Last updated  2018.12.28 02:00:11
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2018.01.12
カテゴリ:製作
今回はパワーサプライの自作についての検討です。

やや唐突ですが、私の脳内では紆余曲折あったのち、現状失敗に終わった段階にあります。他に書く事も無いのでメモ程度に残そうかと思います。

内容云々というよりも、普段自分がどんな考えをどんな流れで製作に向けてるか書き出したような話です。



今回のお話ですが、まず自分のエフェクトボードを作ろうという所からスタートしました。
投入するエフェクターそのものについては一人で考え堂々巡りに入り、他人から見たら意味の分からない部分にこだわり始める、ありがちでどうでもいいお話になるので割愛します。



これがある程度固まってきた段階で、ふと手元にパワーサプライが無い事に気付きました。
以前であればvoodooのペダルパワーなど定番だったのでしょうが、個人的な嗜好(チープ好き)を鑑みて考えるとややハイエンド過ぎます。それだけの魅力がある事も理解していますが、調べると現在は代理店業務終了で国内在庫がありませんでした。探してまで縋り付くものでも無いかな、と考え一旦保留です。
ディップスイッチを信用してない身としてはやや警戒もありますしね。


そこで別製品に目を向けると、近年のパワーサプライ業界の発展は目ざましく、なんかすごい感じです。安価で小型なアイソレート式電源が巷に溢れています。急に発達しすぎじゃないですか。



さて、そのアイソレート電源について、私もよく分かっていませんが一応補足を入れておきます。
曰く、これを使うとノイズ対策になるとの事。グランドループ云々なのかコモンモード関係なのかは不明ですが、特にデジタル機材を使用した際に、電源を共有する事で発生するノイズを回避します。

詳しい原理は不明ですが、デジタルエフェクトやチューナーなどが混在する環境で、電源由来のノイズ対策として強力に効く場面がある事は確かです。


そのアイソレートとやらが何をしているのかという話ですが、分かりやすく噛み砕くと個々の機材を電池や専用アダプターで動かすような状態です。大電流が頻繁に変動しているデジタル機材を専用の電源で動かす事で、そのノイズが電源経由でアナログ機器に回り込む事を回避します。

ちなみに、分かった様な事を言っていますが、勘でそれっぽい事言ってるだけなのであまり信じないでください。根拠とかゼロです。むしろどこかに根拠の明確な説明がありましたら、是非ご教示いただけますと助かります。



ここで話が戻りますが、自前のボードにパワーサプライを入れるとなった場合の選択肢として、アイソレートに対応した機材だけでも結構な種類があります。間違いなく現在のトレンドな状態です。
某社から出ている赤色の機種は小型のわりに全端子アイソレートで各端子500mAまで対応、電圧切替できる端子に至っては800mAまでカバーしています。これでペダルパワーの半分程度の価格というから恐ろしい。

某、国内のシステム製作メーカーのパワーサプライのアイソレート出力は500mAが2端子のみという事を考えると、前述の機種は後発とはいえスペック的にズバ抜けています。


そして、私としては「凄過ぎてなんか怖い」という理由で一旦見送りとします。
そこまでのスペックをそんな急にノーリスクで得られると思えない体質(?)というのと、ペダルパワーの時と同じく「スペック凄過ぎるものは何か嫌だ」という倒錯した考えからです。

第一、よく考えると個別に電源用意するなんて小型のアダプターを必要数並べたらいいだけなんですよ。2万円あったら2千円のアダプターが10個買えます。しかも全出力1A以上の定格で。
実際、前述とは別のシステム製作メーカーは多連アダプターを多用しています。ただ、それを自分でやるとなると満足度が著しく低いというのと、「なんかスイッチング電源って…」とか色々な邪念がそれを良しとしない気分にさせます。


そしてそこまで考えると、小型のアイソレート式パワーサプライなんて劣化版スイッチングアダプター詰め込み機材じゃん、と思えてきました。同一筐体というそれっぽさや満足度だけに大金を払える気分では無くなりました。そもそもデジタル機材での高周波ノイズを取りたいのにあえてスイッチング系の電源に移行する事も無いでしょう…。


その他アレコレ考えましたが、結局自作するのが一番早いという結論に至りました。できればアイソレート出力も組み込みたいですが、知識的にできる事は限られています。

スイッチング回路は設計できませんが、慣れ親しんだトランス回路だったら何とかなりそうな気がします。音良いって言うし。スイッチングって何か嫌だし。小型の機材ってチップ電解コンデンサとか死んだら目も当てられ無いし。酸っぱいブドウなんて食べたくないし、といった心境。


最初に名前のあがったペダルパワーですが、知る限りでは唯一トランスでのアイソレート方式を取っています。ただしこれを模倣するとなると特注のトランスが必要です。
なんとか市販のパーツでどうにかならんものか…と悩み抜き、ひとまず方針を決定しました。



方針1
電源はAC9Vアダプターから供給する

これが最大の難点であり、こだわるポイントです。AC100Vの商用電源を引いてくれば幾らでもアレンジが可能ですが、自宅に置いたり人に貸した際に、万が一、億が一、兆が一にも故障で火災なんて起きたら責任なんて取れません。電源はPSEを通った既製品を用意し、製作物は特定電気用品以外のものとします。結局、作ったものが燃えたら取り返しはつかないんで十全に気をつけ配慮するしか無いんですが、安全と保護と精神衛生のため、第一の確定事項とします。



方針2
市販のトランスを流用してアイソレート出力を得る(結果、ここが失敗でした)

なんとか市販のトランスを使って流用できないかと悩んだ結果浮かんだのが、一次側のタップを活用するという方法です。電源トランスでは海外電圧などに対応するため、入力が0-100-110Vなど小刻みに対応している事があります。この100V-110V(=電圧差にして10V)部分の端子間にAC10Vを入力すれば、出力側からは定格通りの電圧が取り出せるはずです。

つまり、一次側0-100-110V : 二次側0-10Vという定格のトランスを用意し、入力端子を組替える事で10V入力で10V出力の1:1のトランスとして使用します。入力側で目的の端子間に9Vを入力すれば(定格とは10%程度の誤差があるものの)出力からも問題なくアイソレートされた1:1の9V出力が得られる!といった寸法です。(真似しないでください。)
色々考えましたが、基本的な考え方は問題ない気がします。(この段階ではそのつもりでした。)


ここから先は実験しながら検討するのが早そうです。これは妙案だろうと、先日トランスを購入してきました。


一次側は0-100-110V
二次側は0-10V (0.5A) x2
という複数出力のトランスを購入しました。
合計1Aまでの出力に対応します。

入力電源は出力側と繋げてしまうとなんやかんや大変な事になりうるので、アダプター入力側は使用不可とし、これでようやく2系統、最低限のアイソレート出力が確保できます。


トランスと内径ドンピシャな筐体も見つけて購入し、その他パーツを集めて意気揚々と帰宅しました。この時点で結局パワーサプライが買える金額を使っています。
そして暇な時間にマジマジと眺めながら筐体内での配置を考えていたのですが、ここで重大なポイントに気付きました。




一次側のコイル線径が小さい。




出力側は0.5A x2系統で、合計最大約1Aの消費です。用意したアダプターは1.3Aまで対応しているので、鉄損など考慮してもギリギリの所で定格はセーフだと思います。そんなギリギリまで使わないし多分大丈夫でしょう。

だからこそパーツを実際に集めて作り始めた訳ですが、改めてよく考えると一次側コイルに流れる電流についての配慮が足りていませんでした。



本来は100Vから電源を供給する設計のトランスの訳ですから、出力側で10V x 1A(=10W)消費している場合でも入力側では100V x 100mA(=10W)+ちょっとの電流しか流れていない事となります。で、コイルの線径が細いという事は、一次側では1Aなんて電流の流し方は絶対に考慮していません。

つまり、一次側には最大でも100mA程度の電流しか流せない事となります。トランスは1:1で使う訳ですから、出力側も合計100mAまでしか取り出せません。

これでは、デジタル機材の電源を分ける目的では到底使用できません。気づかず作ってたら何処かしらが壊れる所でした。危ない。



ここで残された道は、手元のパーツを使って100mAしか取れない脆弱なアイソレートサプライを自作するか、朧げな知識で高額な専用トランスを特注するか、という辺りとなります。

100Vで動かせば早いんですけどね。それするなら安全なやつ買いたいです。
多分、2系統程度の出力なら特注してもそんなに高い金額にはならないと思うので前向きに検討したいと思います。けど想像してみると、低電圧の1:1だと作るの結構大変かもしれない。

ここから先は業者さんに相談です。その時は、整流など後段の条件を考えると入力は12Vが良いですね。


簡単に真似できそうな書き方をしていますが、(私も全て正しい事を言っている訳では無いでしょうが)基礎的な知識が分からなかった方は真似して自作などしないようにしてください。危ないもの。

メーカーさんから似たもの出たらアレですね。良い製品だったら買いたいです。



さて、ただアダプター持ってきて三端子レギュレータ入れただけのパワーサプライ作っても良いんですが面白くないし、次は何を企みましょうか。






Last updated  2019.10.26 09:12:17
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2017.02.21
カテゴリ:製作


今回は長いので、お暇な方だけ読んでいただけたらと思います。



普段、真空管アンプの回路を考えている事が多いのですが、時々急にエフェクターが作りたくなります。


ちなみに頭の中はアンプ回路が根っこにあるので、作りたくなるエフェクターも歪み、ブースターなどが多くなります(フィルタも好きですがまだ設計知識が伴いません)。


個人的には楽器個々の音がするほど好き、いいアンプ的な反応が好きで、そういった回路が組めたらと勉強しているので、「エフェクト(加工)」好きとは少し違う趣向なんだなと、最近気付きました。

そんなこんなで(?)、以前歪みエフェクターが作りたくなって設計した時の事でも綴ろうと思います。
所詮、初心者の妄想ですのでその程度のお話と思って読んでいただけたらと思います。



実は紆余曲折の後に出来上がった回路はsihr riotとほとんど同じという事が後で判明しました。

rblog-20170221231540-00.jpg
(拾ってきた参考画像です)

そのため、回路もメモ用紙に書いただけで組み上げてはいません。一応はゼロから考えて書いたんですが。




まず最初のポイントは「歪み前段でのローカット」でした。

回路勉強し始めの頃は(そういうmodが多かった事もあって)レンジは広く取りがちだったのですが、低域を残したまま歪ませてしまうと音がモタつくだけでなく、歪みによって低域から上に倍音が発生し、ミッド〜ハイの基音、更にそれによる倍音と混ざってしまって音程感や分離感がお亡くなりとなります。

※なので、どうしても低域が足りない場合は歪みの後やアンプで足すのが吉です。


オーバードライブでは上手くやっている機種も多いですが、ディストーションでは低域の処理は必須になるかと思います。

しかし、それに依ってローゲイン時も低域が大きく減衰してしまいます。また発振防止の高域カット等々と相まって細く残念なサウンドとなり、ディストーションはハイゲイン限定のような用途となりがちでした。


ローゲインではまずまずのレンジを確保しつつ、ハイゲインで低域カットを上手くできるシンプルな回路は無いかと考えた結果至ったのが、非反転増幅 ー 反転増幅回路の2段増幅回路でした。


これはsuhr/riotだけでなくmi audio/crunch box distortionや、古いものだとmarshall/guv'nor辺りが採用している回路です(後になって判明しました)。

rblog-20170221231540-01.jpg
(拾ってきた参考画像です)


一応、段間は直結でも動作はするのですが、初段の出力にオフセットが出ると直流分まで増幅してしまいます。
例えば後段で100倍する場合、初段出力が数mVのオフセットでも…(略)となり、具合がよろしくありません。

そこで直流カット用のコンデンサを入れるのですが、この回路ではゲインの設定によって後段の入力インピーダンスが大きく変動します(多分、すると思います)。

すると、このカップリングコンデンサと入力インピーダンスからなるフィルタ定数が変動して、ゲインを上げるほど低域レンジが狭くなるという動作となります。

ゆるいフィルタなので思ったほどの効果は得られないでしょうが、これを利用して歪み回路を作ろうと考えました。



また、この回路の利点として、ゲイン幅が広く取れるというものがありました。
仮に初段で100倍+後段で100倍のゲイン設定とした場合、最大10000倍のゲインが得られます。これが両回路一遍に効く形でコントロールできるため、多彩な幅のゲイン設定が可能となります。

また、1万倍などという増幅は(入力音量にもよりますが)、9V電源ではほぼ不可能です。
つまりいわゆるTS系ダンブルモードのように、オペアンプ単体での歪みが発生する事になります。
これを後段のクリッパに入力する事で、歪んだ音を歪ませるという(簡易ですが)2段構えの歪み回路となります。

多段での歪みは自然な音色を得るための常套手段ですね。



設計の際は、これにRATと同様のフィルタをくっ付けました。好きなので。

結果、図面ですが個人的にひとまず満足のいく回路となったものの、riotの回路を見た時に驚愕するという事態となりました(笑)
自作回路では位相を合わせるために最終段は1石増幅でしたが、違いはそれとクリップスイッチの有無くらいですね。


実際に組んで調整していないので、細かい変更を重ねて変形となった可能性も高いですが、製品がどれも近い定数であるため、おそらく自作のものでも同様に落ち着いていただろうと思います。



これを、既製品で同じような物が買える(なんなら自作品も溢れてる)と知らずに「オリジナル回路」だと記事にしてたら中々恥ずかしい所でした…。


個人的にこの回路のキモは
・デュアルIC一個+後続回路でシンプルに作れる

・ゲインに合わせた帯域制限を1ノブ(かつ2連VRとか使わない)で行える

・設定幅が広く、目的の用途に合わせて使える(予定)

…といった辺りでしょうか。しかしまぁこの程度の作りでは限度があるので、結局ハイゲインでしか使わないものになってたと思いますが(笑)

位相特性など問題も多そうなので極端な定数にはできませんし、フィルタ自体もシンプルです。
もっと急なフィルタを突っ込めば更に幅広く使いやすいのは間違いありませんが、回路(というか機材)特有のクセが強く出るので、楽器やアンプを活かして足す用途としては現状で充分でしょう。





といった感じでした!

おそらくもう作らないのでもったいないですし、せっかくなので記事にしてみました。
今では他の回路のストックもありますし、またその都度、必要な新しい回路を考えたらいいので。

自分なりに良いと思ったものは作りたいですが、既にあるならその中からより良いものを素直に買った方が、楽ですね、、、







Last updated  2017.02.21 23:15:42
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2016.11.15
カテゴリ:製作





前回、調子に乗ってNutubeについて投稿などさせていただきました.



その日、Nutubeエフェクターコンテストなる企画が発表されたようです(びっくり).

前回の記事は自分で整理したものをまとめて投稿文にしたような形ですが、少しネガティブな印象が強く、これから盛り上げようとしている所に申し訳ないため少し追記したいと思います.

今回は言い訳のような記事なので、特に有用な事は書いてません…すいません…



Nutubeについては、新型の素子として打ち出された割に開発や進捗について中々息を潜めていると言いますか、使い方について情報が少ないため未だ自分で実験するしかないのが現状かと思います.



実際、前回書いた記事はメーカー使用ガイドを元にして補足を並べ立てただけのものですので、回路図の読める方からすれば、参考回路以上の情報は入っていません.


どちらかというと、初心者が参考回路を見て考察しました程度のものです.
何かご指摘の点があれば、後学のために是非ともよろしくお願い致します.


当然、メーカー参考回路では不都合なく活用するための回路が組まれていますし、その通りに使う事で性能を発揮してくれるかと思います.


しかし敢えてハズれた使い方をする場合はどんな点に気をつければ良いのか、どんなアレンジが可能なのかなどについてシェアされている情報が少ないので
とりあえず足掛け、という気分で投稿しました.




ちなみにグーグルではまだ細かい記事が検索でヒットし辛いのか、ツイッターなどSNSの方が色々な作例が見られる印象です.
そのためか、詳細な設計意図も中々見る機会が得られません.



単独で正しい情報を流布したいというよりは、ネット上でもっと情報の精査や指摘をしていける流れになると良いな、という魂胆を多分に含んでの投稿でした.






パッと思いつくNutubeエフェクターの回路なんかも書きたかったのですが、自分の製作に時間を追われていますので、今回はここまでという事で.


次回書けたら嬉しいですが、またしばらく放置だったり、急に突拍子もなく関係ない話をするかもしれません.



あしからず…!










Last updated  2016.11.15 20:02:17
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2016.11.09
カテゴリ:製作
※この記事はNutubeエフェクターコンテスト発表前、記事や情報が少ない頃に投稿したものです



電子回路についてはほぼ独学のため多くの至らない点があるかと思われますが、 エフェクターでNutubeを使おうという場合の留意点を投稿します.



発売後の微妙な勢いから見て取れるように、スペック上の注意点がかなりあります.

設計者の多くは私などより博識でしょうが、設計できないけれど気になる、という方にも、どのようなモノであるのか想像する参考になればと思います.




1、基本的に入力インピーダンスが上げられない

この時点で、伝統的な真空管プリアンプの完全な置き換えとして使う事は不可能です.
工夫次第でアレンジは可能かもしれませんが、通常では前段にバッファが必須となります.

但し入力インピーダンスは数十kΩ程度まで許容されていますので、古いワウやファズ程度と考えれば敢えて初段へ使う事も不可能ではありません.その際はゲインなど他の特性にも注意しなければなりません.



2、増幅率は一段辺り5倍ほど

普通に使えば数倍の増幅率で使う事となります.
フィルタの有無がありますが、例えればdriveゼロ,level,toneセンターのTS回路と同等の増幅率になります.

聴感的に音量も上がるものの、音色変化に感じる効果の方が大きいかと思います.
それを利用し、通すだけのプリアンプ的利用はしやすいと考えられますが、ボリュームコントロールや初段利用などでのシグナルロスに対して単体でゲイン補正するのは難易度が高いかもしれません.
増幅そのものについては周辺回路が支配的に成りやすいと思われます.

意図して歪ませる場合、大きく増幅してからダイオードでクリップするようなエフェクター的使い方よりも、過大入力を突っ込んで入力部分で歪ませる(もしくは歪んで増幅するよう調整する)アンプに近い使い方が主流と思われます.



3、出力インピーダンスが高い

トランジスタや一般的な真空管よりも出力インピーダンスが高く、周波数特性やノイズ耐性の面で不利となります.またそのために後段にもバッファの挿入が推奨されています.
しかし、オーディオ向け製品ならともかくエフェクターの様な使い方であれば、適切な設計でしたらこの点はあまり気にしなくても大丈夫かもしれません.

Nutubeは双三極管(2回路入り)ですが、入出力のインピーダンスマッチングが難しい事もありブラックフェイスプリアンプのような2段使用は難しいかもしれません.しかしメーカー参考回路のように増幅直後にバッファを組み入れた場合、マーシャルプリアンプのような回路は再現しやすいので、そのような使い方には強いでしょう.



4、マイクロフォニックノイズに弱い

個人的にはこの点が、一気にエフェクター利用の難易度を高めていると感じます.
アンプ利用でも同様ですが、振動に対して非常に弱く簡単に振動音が混入します.
爆音に晒される事はもちろん、エフェクター筐体のフットスイッチなども相当に気をつけなければなりません.
スポンジなどで対策できますが、この手の素子は熱設計が寿命に直結しますのでやりすぎは禁物です.



5、高価な上に寿命がある

エフェクターではあまり定期的にメンテナンスをする風習がありませんので、「音が出なくなったらパーツ交換が必要」というのは納得どころか理解すらしてもらえないエンドユーザが少なくないかもしれません.
寿命がきたら壊れて当たり前のものというのは、中々受け入れ難い時代になっているかと思います.

また、フィラメント点灯回路が抵抗による電流制限だった場合、規定以上の電源(12V用に18Vなど)を入れた場合に容易に断線します.安定した回路を組む、元々18V入力にするなどの対策は必須のように思います.高電圧を入力するユーザは必ず現れます.

値段についても、交換のためにパーツショップから取り寄せるだけでも5400円+α(2016年11月現在)というのは、期待寿命30000時間(通常プリ管の数倍以上〜)という点を踏まえてもちょっと気になるポイントかと思います.



………


以上、ここまでかなりデメリットばかりのような書き方になってしまいましたがもちろん悪い点ばかりではありません.

伝統的な回路や音色の再現に固執せず、素子の特徴を理解して利点を伸ばせば素晴らしい製品に成り得ると思います.

今後様々な搭載品が出てくるかと思いますが、「使ってみただけ」なモノでNutube自体の価値が下がるような事の無いようにうまく発展して欲しいと思います.






Last updated  2017.11.01 13:46:53
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2016.05.30
カテゴリ:製作




ダミーロードについてお手軽に書きます。
しっかり書いた文章はミスで消えてしまいました…





先日秋葉原にパーツの買い出しに行った際、ふと目に入ったのでメタルクラッド抵抗を入手しました。



元々、ダミーロードは作ろうと設計していましたが、腰を据えて作らなければいけない規模になってしまい。

それまでの間ダミーロードがないと不便ですので、手軽なものでも早く欲しいと思っていた所でした。

小型のものなら、後々需要もありそうですし。








という事で、ダミーロードの製作についてのサクッとした記事です。





入手したパーツは概ね8Ωくらいで、50Wのメタルクラッド抵抗です。



今回入手したのは50W耐圧のものですが、そのまま50Wアンプに使うのはちょっと怖いものがありますので、使えるのはせいぜい20W程度までの場面でしょうか。


横に売っていたセメント抵抗を使えばもっと高い耐圧のものを更に安く作れましたが、手軽さ重視として見送りました。


正直、放熱を考えてるうちに面倒くさくなりました(笑)




電力系ですので、できれば数倍以上の定格余裕を持って、放熱に考慮して設計します。


その辺りはエフェクターからの知識でも、3端子レギュレータなども同じですな。

レギュレータでは、しっかりと放熱をしないと最大値の半分も出力を取り出せませんので、シャーシや放熱板に熱的にくっ付けます。


同じようにダミーロードに使うメタルクラッド抵抗でも、裸のままでは十分なスペックが得られませんし、全体が熱くなってしまうと扱いが面倒です。





しかし、放熱板なんて持っていない…

という事で、パーツを漁って出てきたジャズコ用のアルミ放熱板にネジ止めして終わりの、即席ダミーロードでしのぎます。



rblog-20160530163812-00.jpg








ダサい!!!!

けど、おそらくこれでひとまず大丈夫なはず。

ここにジャックを何とかして付けて終わりです。



これでようやく、ジャンクのアンプや、プリ部を参考にするために買ったアンプの動作確認ができます。(用意するのが遅い)










Last updated  2016.05.30 16:38:14
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2016.05.04
カテゴリ:製作




気が向いたので書きます。

何かしなきゃと思いつつ、特にネタもないので普段貯めてるうんちくのネタバラし的なものでも。

回路のパーツ選びについて




最近、パーツを高級化すればいいという風潮は薄れてきたように感じますが、それならどういった基準でパーツを選ぶのかという話はまだ感覚に依る部分が大きいように思います。





これまでほとんど独学で色々なことを調べてきましたが、数年前からネットの情報の質が凄まじく昇華してきている気がします。



有意義な個人ブログなどが検索で簡単に見つかり、素性の知れない掲示板情報などをアテにしなくてもいい機会が増えました。


けど、「良い」もの探しをしてる方は良いパーツなどを調べるばかりなのか、はたまた方向性の違いなのか、個人的に知ってる知識と違う…って事がすごく多いです。

詳しい話してるのに自分の知ってる話が1個も出てこないぞ……って事がすごく多いです。




これまでほとんど独学でやってきてますので、私の知識はネットで簡単に見つかるようなものばかりと身をもって理解していますが、自作や製作をなさる方々を見かけると話が噛み合わなさそうな事がすごく多いので、気になる幾つかについて少しだけ書いてみます。


自分が正しいとは思っていませんが、現状では議論に至るような知人もいませんし、すり合わせも何もないので。何か誰かどこかでのきっかけにでもなれば。





まず、というか一番乖離を感じるのは電解コンデンサです。


世間では音響的な特性劣化が大きく、「ここだけは無極性など良いものを」って意見も多いように感じます。


それについて否定する気はありませんが、そもそも高級とされる無極性、両極性、ノンポーラ、バイポーラなどと呼ばれる極性を持たない電解コンデンサの原理って、どこまでの認知度があるのでしょうか。


確かに周波数信号はプラスマイナスで振れたりするので、相性は良さそうな気がしますが。
しかし調べると、難しい事が色々書いてあって全てを理解できてはいませんが


「相互の漏れ電流とかが何やかんやあってどっちの電圧でもザックリいいとこで落ち着く」的な感じで書いてあります。


更に、その原理から「周波数的な高速の変化の扱いには向かず、むしろ特性は悪い」的なコメントも見た覚えがあります。



バイアスを掛けた範囲での応答だとか、条件や環境でも様々でしょうが、少なくともメーカー情報でもそんな感じだと思います。



色々研究、測定などが進みエンジニアはその辺絶対理解しているだろうオーディオ業界でも無極性の使用は非常に多いですし、別に最終的に音が好きならそれでいいと思ってますが、知らず見落としてしまうには余りにも根本的な内容な気がします。




言われて見てみると、何となく無極性ミューズより極性ありの方が良かったというヒアリング意見も多いような…って気になってきます。

結局、伝え聞いた話だけでわかった気にはなれないという事でしょう。


ちなみに無極性の電解コンデンサについては、そのものを調べるのはもちろんですが、ブラックゲートという極性のないコンデンサについて調べると総合的に分かりやすく書いてるものも多いと思います。




関連してタンタルコンデンサなどについても軽く調べましたが、なんだかグッとくる情報は少なく、あまり良くわかってません。

ただ、「湿式にしろ乾式にしろ逆極性は御法度。一瞬でも掛からない環境で使え」的な脅し文句をよく目にします。



タンタルコンはショート方向で壊れるらしく、実際にたくさん見てきたので注意は必要だと思います。




特に電源にはダメだと言われますが、個人的には「分かってれば別に良いじゃん」くらいのスタンスです。

むしろ、規定外の電圧や極性に対して保護として働いてくれます。パーツ交換しないと復活しないですが。。



電源回路では立ち上げ時など極端な場面に配慮すればあとは状態が安定していますし、
タンタルは電源に使えないという人でも、代わりにOSコンなる固体コンデンサを積んでいたりします。


でも、OSコンのデータにも「ショートで壊れるよ」って書いてあります。




結局、半端に理詰めで攻めても綻びだらけになる気もします。

なので、せめて自分で意識して使うものくらい一回気にして調べてみると、新しい発見などあるのではないでしょうか。という提案みたいなお話でした。


そうすれば18V1A入出力を扱う自作パワーサプライのDCジャックが、12V0.5A定格だったみたいな事も防げます。

これ…個人だけでなく利益を得てる所でも結構やらかしてますが。





そして、こういった話って共有してこそ意義があるかと思います。

否定意見や、情報を共有などしてくれる人が周りにいるのであれば、積極的に意見交換するべきです。




うまくまとまりませんが、今回はこの辺で。









Last updated  2016.05.04 00:08:52
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