ジャズマスのブリッジは悪なのか
大変不評なジャガー、ジャズマスターのブリッジですが、これは本当に悪なのか、というお話です。
そもそもフローティングトレモロ+ブリッジは、アーム可動時にブリッジも連動し、チューニングの狂いを抑えるコンセプトで設計されています。
このため、ブリッジとボディの接点はまさしく「点」での接触となっています。
これを「弦からボディへの接点がビスの先とは狂気の沙汰」「普通の頭じゃあり得ない」「常識ハズレの設計」などとボロクソに叩かれます。
しかし、弦振動をボディに伝えない構造は本当に悪いことなのでしょうか?
…弦振動をボディに伝えない構造は本当に悪いことなのでしょうか?????
弦の振動がボディに伝わり、ボディが振動するということは、エネルギーのロスや固有振動の影響を受けるということだと思います。
様々な材を貼り合わせたハイエンドベースは、あえて鳴らないようにして固有振動の影響を排除しているみたいな話も聞きます。
アコースティック楽器と違い、生音で大きな音量が必要ではない(何なら大きな振動はウルフトーンやハウリングの原因になる)ため、このような設計も確かにアリじゃないかと思います。
つまり、生音が必ずしも大きい必要の無いエレキギターにおいては「ボディに振動を伝えない」というのも立派な設計方針の一つであると思います。
以上を踏まえた視点であの「極悪ブリッジ」を見ると、ボディに振動を伝えない目的においては非常に合理的な構造をしているように思います。
接点なんて、近年スタンダードと化したハイエンドスピーカーのスパイク接点そのものじゃないですか。
弦の振動は一点でボディに伝えボディの共振を回避しつつ、ボディからの振動は弦に伝わりにくい…そんな感じを、こう…そこはかとなく感じるような気がします。
結構適当言ってますけど。
あのような構造のブリッジは他に無いため、そのメリットを活かすような議論が広がっていても良さそうなのにな〜ということで、ふと思ったことを書いてみました。
ブリッジにハカマをつけてボディに密着し、「中域の鳴りが!」って、そりゃそうだろ!!って思います。
けど、音量が上がった代わりに音の伸びなくなった帯域などはありませんか?
またはアーミング時にチューニングは狂いませんか?
アーミング使わないとしても、トレモロの状態によって鳴り方の変化はありませんか?
ストラトのシンクロをアレコレするレベルで、フローティングトレモロさんのことを良く考えてみましたか?
これまでは考えが浅かったという人は、地獄に落ちる前に道徳の勉強をして悔い改め、これからの人生はフローティングトレモロのために生きてください。
徳を積むことで、きっと楽器の音も良くなります。
あと壺を買って部屋の四方に設置し、理想的な部屋鳴りを手に入れましょう。
ふざけるのはここまでとしまして
あれこれと言いましたが、ただ、制震を語るには質量(物理パワー)が足りない気がするので、重たくした方が良いのかな〜などとは思います。
弦落ちの問題も考えると、ムスタングのブリッジ(サドル)に換えるというのは合理的な気がしますね。
っていうかジャズマスターのブリッジ、弦落ちし過ぎですよね。調整幅も死ぬほど狭いし、弾いてるとセッティング変わるし、トレモロ側の共振うるさいし。
諸々含めて改めて考えてみると、「ジャズマスターのブリッジは最低」です。(※個人の感想です)
そういえば、チェロなんかはサドルからテールピースの間の弦に重りを付けて、共振ピッチをズラして調整するらしいですよ。
(もうちょっと難しい原理でやってるらしいですが。)
いかがでしたか?
短文のSNSに投稿するには長いのでブログにしましたが、めちゃくちゃ適当なこと言ってるので気をつけてください。
裏付けがない文章は話半分で聞くように気をつけましょう。
やばい文章いっぱいありますよ!