ちびの日記

2006/08/10(木)16:40

東京タワー リリーフランキー

本(44)

昨日完読しました。 中盤まではほのぼのとしたトーンが続くので 時間をかけて読みましたが、 中盤オカンが病気になってからは一気に読みました。 大抵の人にとって「母親」って琴線に触れるキーワードでしょう? その上、私腹が立つくらい涙もろくて、 自分でバカにしているようなストーリーでも涙が出てくるほどです。 それが、感情移入しているオカンの病気が 進行していくんだからたまりません。 なので、今回この方面の事は語りません。 ちょっと言いたいのはこんな事です。 「東京生まれの東京育ち。東京大好きです」という事。 あ、きょとんとしなさんな(笑) 説明していきます。 前にSF作家の新井素子さんが同じ様なことを もっとうまい言い回しで書いていたんだけど 忘れちゃったので、自分流に書いてみます。 東京タワーの「ぼく」もそうなんだけど、 地方から東京に来て、友達も何もいない所で 1人頑張る辛さというものを私は知りません。 生まれた時からここにいるんですから。 そして生まれた時からここにいるんだから、 やはりこの東京に愛着を持って生きています。 他の土地のように、空がきれいじゃなくても 魚が不味くても、野菜が高いと言われても 「そうだろうねぇ」と流せます。 他の土地はきっとすごく空もきれいで 魚がうまくて、野菜もうまいんでしょう。 でもそれでも私はこの土地が好きです。 灰色の空に愛着持っています。 何が許せないか? 東京に夢破れて帰っていく人たちに 東京の悪口を言われると悲しいって事です。 別にリリーフランキーは夢破れてないけど(笑) あなたたちは帰るところがあるんでしょうが、 私たちはここが基点。 だから最初から東京にいて 東京が好きという私みたいな人がいる以上、 「東京」を悪口の対象にはしてほしく無いって事です。 自分の住んでいる土地を悪く言われたくないって 当たり前の感情でしょう。 とはいえ、私の住んでいる東京は かなり外れの方なんで、もう少しいくと 違う県になりそうなんですけどもね(^^;

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