こきっつぁんの風流ネタ帖 「桜座で新作落語」
民主党旋風が吹き荒れて一段落している今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか?意外に美人女性候補が生き残っていて、嬉しかったりもするんですが(笑)丸川珠代さん、がんばれよ~! 青木愛さんも!さて、その参議院選挙があった日曜の夜、私は甲府の桜座に居ました。YBSラジオを1日中お聞きの方は(笑)ご存じでしょうが、金曜のお昼の「ふぁんタメ」に、山梨のお笑い界の過激な仕掛け人と一部ではウワサされる、「石和ざぶとん亭」の馬場さんがコメンテーターと出演しているんです。この馬場さん、お笑い不毛の地と言われる山梨で積極的にお笑いのイベントを企画して、この地にお笑いを根付かせようと健気に努力している、奇特な方なんです。と説明する私は、ほとんど馬場さんとは面識がないんですけどね(笑)その馬場さんが、甲府の「桜座」という芝居小屋で新作落語の会を開催するということで、こりゃ、YBSラジオのリスナーとしては行かない訳いかないでしょう。私も落語は好きで、子供の頃からよくテレビ・ラジオで聞いてましたし、私のラジオへのコメントも、実はかなり落語の言い回しを参考にしている部分もあるんですよ。とは言っても、そんなに落語家さんの名前は知りませんし、演目も少ししか知らないんですけどね。ほら、よく20代の女性アイドルあたりが言うじゃないですか、「あんまりお酒は飲めないんですけどぅ~、あの雰囲気が好きなんですぅ」って。私の落語へのスタンスもそんな感じですね。落語マニアじゃないけど、そこに落語があれば好き。みたいな。そんな私が、久しぶりに落語を聞きに行ったのが、甲府の桜座という芝居小屋。桜座に足を踏み入れるのは、これで6,7回目ぐらいなんですが、いつ行っても、近所の縁側に呼ばれてお茶をご馳走になってるかのように、落ち着きますね。まさしく、昭和の良き時代にタイムスリップしたかのよう。と、その感慨に耽る前に、入り口で木戸銭を払おうとしたら、私を待っていたかのような人影が。なんと、それは同じリスナー仲間の「高杉最新作」さんでした!そして開口一番、「『こきっつぁん』の名前で、受付にチケットが置いてあるよ」「えっ、うそ~! 特に予約はしてなかったはずなのに…」と思って受付に行ったら、本当でした。恥ずかしい~!ちなみに、受付にいた馬場さんの奥さんと思われる女性、お綺麗でした。今回の新作落語会の出演者は、林家彦いち師匠と三遊亭白鳥師匠。もう新作落語と言ったら、第一人者と言ってもいいおふたりです。ちなみに、彦いちさんは、かつて「清水宏のガンバ・LA・ねっと」で、過去2回代打でパーソナリティーを務めてくださったことがあります。そして、飛び入り参加で、舞台にオートバイで(本当に)乗り付けてきたのが、桂三枝さんのお弟子さんの桂三若(さんじゃく)さん。なんでも関西のラジオの企画で、今年の4月1日から1年かけて日本をバイクで一周しながら、各地でミニ落語会を開いていくという趣旨の企画を実行している最中で、たまたま山梨に来た所に、彦いちさんが新作落語の会をやると聞き、参加を取り付けたとのこと。関西弁こてこての、ジュリー&東貴博似の男前でした。1.白鳥師匠→2.彦いち師匠→3.三若さん→4.白鳥師匠、そしてトリは彦いち師匠の順。私は、こういう演芸モノや映画やプロレスを観る時は、深い所まで入り込みたいので、いつもなら絶対にお酒は飲まないのですが、この日はなんか気分が高揚したのか、うっかりビールを飲んじゃったんですね。トリの彦いち師匠の噺の時は、ビールが効いて、もう眠くて眠くて(笑)でも、一番前の「つばかぶり」の席で観ていたから、眠ろうにも眠れない。しかも、彦いち師匠はかつて極真空手を習っていたほどの、落語界きっての武闘派。こっちは必死になって、半分眠りながらも、ほかのお客さんに合わせて笑ってました(笑)でも、2回ぐらい舟を漕いじゃったので、「見られたな、やばいなあ」と思ってたんですよ。落語会が全部終わった後、舞台の隣の飲食スペースで、彦いち師匠が、自身のDVDの販売&サイン会を始めたので、軽く見学してたら、私の盟友の高杉最新作さんが、販売してるDVDの最後の1本を(値段8000円弱)、三若さんに乗せられて、引っ込みがつかなくなって買ってるんですよ。後で私に「カミさんに怒られるなあ」と小声でボヤいてましたけどね(笑)それで、サインや写真の撮影をお願いしたんですが(買わない私もちゃっかりと)、多分、私が舟を漕いでいる所を見ているから、「この野郎!」と言って、マイケル・トンプソンばりの正拳突き、もしくは後ろ回し蹴りでも入れられるんじゃないかと、内心ビクビクしてましたよ(笑)。それを見越してかどうかはわかりませんが、彦いち師匠は私とのツーショット撮影に、快く応じてくれ、さらに師匠の手から「これ差し上げますよ」と、大入り袋も頂きました。彦いちさん、いい人だ。ますます好きになりました。私の名誉の為に言っておきますが、眠くなったのはトリだけで、あとはしっかり聞いてましたからね。それに、当日の演目は全部、素でゲラゲラ笑えるほど、面白かったことをちゃんと付け加えておきます。ラジオのネタの参考にもなったし。ホント、心地良い笑いで気持ち良く過ごせた、楽しい日曜の夜でした。みなさんも「落語」どうですか? 「新作落語」なんか。笑えますよ。最後はなぞかけをでシメましょう。「桜座」とかけて、「ズッキーニでいたずら」と解く。そのこころは、「一度いく(イク)とクセになる」 おあとがよろしいようで(笑)それでは曲です。月亭可朝さんで「嘆きのボイン」 どうぞ!↓こちらが馬場さんが主宰する「ざぶとん亭 風流企画」のHPです。http://www.zabutontei.com/