シーズン11 第4回 「PER・PBR・EV/EBITDAを使いこなす!株価が割安か判断する基本指標」
シーズン11 第4回 「PER・PBR・EV/EBITDAを使いこなす!株価が割安か判断する基本指標」株を買う前に「この会社、割安なのかな?」って思うこと、ありますよね。友達から「この株、いいらしいよ!」って聞いても、本当に買って大丈夫か不安になること、私もよくありました。株価って毎日動いてるし、高いのか安いのかパッと見ではわからないですよね。そこで役立つのが、「PER」「PBR」「EV/EBITDA」といった株価の割安・割高を判断する指標なんです。今日は、こういう「難しそうに聞こえるけど、知っておくと安心できる」株価指標について、主婦目線で分かりやすくお話ししますね。そもそも株価は「会社の価値」そのものじゃないまず押さえておきたいのが、株価=会社の価値そのものではないってこと。株価は、投資家たちの「期待」や「噂」に左右されて、実際の会社の実力以上に高くなってたり、逆に安く放置されてることも多いんです。「じゃあ、何を基準に判断すればいいの?」っていう疑問を解決するのが、これから紹介する3つの指標です。① PER(株価収益率):利益に対して株価は高すぎない?PER=株価 ÷ 1株あたりの純利益(EPS)簡単に言うと、「今の株価は、利益に対して割高かどうか」を見る数字です。たとえば、株価:1,000円1株あたりの純利益(EPS):100円だと、PERは10倍になります。PER10倍というのは、「会社が今後も同じ利益を出し続けたら、10年で元が取れる」イメージです。PERの目安は?一般的には15倍くらいが標準20倍以上 → 割高かな?10倍以下 → 割安かも!ただ、成長企業はPERが高くなりがちです。「今は利益少ないけど、将来もっと儲かるはず!」って期待されるからです。なので、PERだけで判断せず、成長性も見てあげるのがポイントです。② PBR(株価純資産倍率):会社の資産と比べて株価はどう?PBR=株価 ÷ 1株あたりの純資産(BPS)これは「会社の持ってる純資産(財産)と比べて株価がどうか」を表します。たとえば、株価:1,000円1株あたりの純資産(BPS):1,000円だと、PBRは1倍です。PBR1倍は「株価と会社の財産価値が同じ」という意味。これが0.8倍とかだったら、「会社の資産より株価が安く放置されてる」ってことになります。逆に2倍、3倍と高ければ、「会社の財産以上に評価されてる」ということ。PBRの目安は?1倍以下 → 割安かも!1倍以上 → 割高かも?でもこれも注意点があります。成長企業は、資産よりも「将来の稼ぐ力」に価値があるので、PBRが2倍、3倍でも普通です。逆に、PBRが0.5倍でも「もう成長しない」と思われてる会社なら、安くても買っても上がらない…なんてことも。なので、PERとセットで見ると、より安心できますよ。③ EV/EBITDA:会社全体の価値と利益を比べるちょっと聞き慣れないかもしれませんが、EV/EBITDA=企業価値(EV) ÷ EBITDA(営業利益+減価償却費)これは「会社全体の価値と、営業利益が釣り合ってるか」を表す指標です。EVっていうのは、「株価だけじゃなく、借金とかも含めた会社全体の価値」。EBITDAは、「会社が本業でどれくらい稼いでるか」をシンプルに表した利益です。EV/EBITDAの目安は?一般的には7〜10倍くらいが標準それより低い → 割安かも!高すぎる → 割高かな?これが良いところは、借金が多い会社でも、きちんと利益を出せてるなら評価できること。たとえば不動産会社とか、借金してマンション建てる業種って多いですよね。そういう会社でも、「借金込みで考えて、ちゃんと利益出してるならOK!」って冷静に判断できるんです。3つをどう使い分ける?指標ごとに、得意分野があります。指標 何が分かる? 向いてる会社PER 利益に対する割安・割高 成長企業全般PBR 資産に対する割安・割高 資産多めの安定企業EV/EBITDA 全体価値と利益のバランス 借金多めの会社、不動産たとえば、成長企業 → PER中心にチェック安定企業 → PBRで安心感確認不動産・設備系 → EV/EBITDAも見るって感じで使い分けると、判断しやすくなります。指標だけで決めちゃダメ!大事なのは「バランス」最後に、大事なこと。指標だけで買う・売るを決めないこと!PERが安くても、利益が落ちる会社なら意味なし。PBRが低くても、資産をうまく使えない会社もある。指標は「判断材料のひとつ」です。【PER・PBR・EV/EBITDA】を参考にしながら、会社のニュースや今後の事業もチェックして、「この会社、応援したい!」と思えたら、そこがスタートラインです。まとめ:PER・PBR・EV/EBITDAを味方に「株価、高い?安い?」って不安に思ったら、まずPER(利益)PBR(資産)EV/EBITDA(全体価値)この3つを見て、冷静に判断してみてください。きっと、「なんとなく怖いからやめとこう」が減って、「あ、これは買ってみてもいいかも!」って自信を持てるようになりますよ。自分のお金ですから、安心して投資できるように、指標を上手に活用していきましょうね!【キーワード】PERとは, PBRの意味, EV/EBITDA使い方, 株価割安判断, 株初心者指標, 株の基本PER【ターゲット向け一言】「なんとなく怖いから買えない…」が減ると、投資がグッと楽になりますよ!