この間、モンキーの加工スイングアームでお世話になった大阪のバイク屋さん
「キューズバイククラフト」。
自分のモンキーをブログで紹介してくれた。
キューズバイククラフト ブログ
この4cm延長加工してもらったスイングアーム。
外観は継ぎ足した形跡が見えず、どうやって加工してるのか分からないので聞いてみた。
企業秘密かな?と思ったけど、快く教えていただいた。
★溶接方法は「突き当て裏波溶接」。
素人には良く分からないので、もう一度質問。
延長するには、一旦スイングアームを切断して中に補強棒を入れてるのだろうと思っていた。
これも気になっていたので思い切って聞いてみたら、詳しく回答をいただいた。
以下、そのままの文章を掲載。
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加工の方ですが、
パイプの中に補強は入れていません。
なぜかと言うと、
素人さんがする分には入れて頂いた方が良いんですが、
私共が加工する場合は、中に補強を入れると、補強が邪魔をして、
溶接の肉がパイプの内径までで止まってしまうので、
溶接の厚みが確保できないのです。
裏側を見て頂いたら分かるんですが、(見れませんが^^)
裏から溶接した様な仕上がりになっておりますので、
強度も有りますし、補強を入れていない分、
スイングアーム自体のバネも力も有るので、
溶接個所に負担が掛かりにくくなっております。
この溶接方法は、素人さんには出来ない溶接ですので、
素人さんは、そのまま溶接されるより、中に補強を入れて頂ければ
補強のおかげで表面は折れても中の補強が守ってくれるので、
折れにくくなると思います。
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ノーマルのスイングアームだとバランスが悪いので、少し延長加工する方がお勧め。
装着しているスイングアームを加工したくない場合、キューズバイククラフトさんで確保してある程度の良い中古品でやってくれる。(1500円)
スイングアーム延長加工料金は1万円以内。
後は自分で塗装するか、別料金でキューズバイククラフトさんで塗装もしてくれる。
ウレタン2液塗装なので、ガソリンが垂れても大丈夫。(色指定可)
スイングアームが長くなり純正のブレーキロッドが付かないので、これもオプションで販売している。
そして、チェーンカバーも付かないので、チェーンカバー取付け穴(メス側)の溶接加工もやってくれる。
ただし、現行の後ろまで伸びてる長いチェーンカバーだとリアショックに当たってしまい装着出来ない。
4Lモンキーや昔の5Lモンキー用の、短いチェーンカバーでないと付かない事が分かった。