2007/02/20(火)22:50
71歳の反逆児・老いと病
NHK-HIで放送されていた、立川談志・71歳の反逆児を見た。
あの談志師匠でさえ「老い」と「病」に、のた打ち回っている。
私にとって名人と言えるのは、東京では談志さんと志ん朝さん。
大阪では米朝師匠。世間で言われている名人は、志ん生、文楽はじめたくさんいるが
彼らの全盛期に生で落語を聞いたことはない。晩年かラジオで聞いたくらいでしょう。
全盛期に生で聞いて「名人」と思ったのは、文句無くこの3人です。
その談志師匠が苦しみ、もがき、出口の無いトンネルに入っている。ショックです。
今更ながら「老いる」事が、どんなに大変なものか知らされた思いがする。
師匠の大遺言書(全14巻)を少しずつ読んでいる。
図書館に全巻揃っているので、ゆっくり読めば云いと思っていたが
今日の番組を見ていると、あまりゆっくりもしていられない。
師匠、頑張れとは言いません、「頑張れ」とか「長生きしてください」なんて云うと
天邪鬼の師匠の事、あっさりさよならされてしまいそうです。
辛く、苦い番組でした。
***映画ブログに参加しています。***
***良かったら1日1回押してやって下さい。***