朝から落語
休日恒例の朝の散歩に出かけた。 4時30分頃、家の外は濃い霧に包まれていた。 何時もの公園でユックリ煙草を一服。 BGMは鳥達の鳴き声。霧が晴れて清々しい空気に包まれる。 「八五郎出世」 柳家小さん 「中村仲蔵」 林家正蔵 「お化け長屋」 桂 歌丸 8時過ぎから、図書館で借りてきたDVDで落語三昧。 小さんさんと正蔵さんの、無駄を総て取り除いた見事な話芸に感動する。 今の落語家は無駄が多すぎる。たまには余分なギャグも面白いが それだけでは味も無ければ、芸も無いと言う事を自覚すべきだと思う。 このDVD、NHKが出しているもので、歌丸さんは23年前に放送された物。 若く、髪の毛もまだそうひどくは、なっていない。 声にも艶と張りがあり、スピード溢れる語りは 滑稽話にピッタリはまり、実に面白い。 この所、映画ばかり見ていたので久し振りの落語が 新鮮で楽しく聞くことが出来た。 震災や政治の現実の出来事が、あまりにも嫌な事が続いている。 東電にしろ政治家にしろ、自分達の利益を守る事に必死で 震災で途方にくれて、生活の立ち行かなくなっている人たちや 原発関連で避難を余儀なくされている人たちの事を完全に忘れている。 もう少し何とかならないものかと、イライラしてくる。 落語のあとは、映画と思っていたが 疲れもあったので、池波正太郎さんのエッセイ「芝居と映画と人生」を読んでいる。 時代劇からフランス映画、アート系の映画からアクション映画と 時代もジャンルも超えた映画の数々、映画好きには堪らない一冊です。 BGMに「I LOVE CLASSICS BEST」を聞きながら 少し暑くなってきた午後のひとときを、ユッタリ過ごしている。 ***映画ブログに参加しています。*** ***良かったら1日1回押してやって下さい。***