放浪記

先日、機会があって超一流・有名どころの主催する

省エネ対に関する講習会に行ってきた。

一体、どんな秘策を知る事ができるのだろうと少々の期待も有り

だが、はっきりいって、何一つ、勉強にならなかった。

所詮、講習会は率先的に自分で金を払って行くもの以外、

面白い物は少ないのだ。

特に無料講習なんて

出席者の6割りは、関連企業等で命令・割り当て等で義務的に来ている。

1割は講習会開催関係者。

2割はど素人。マニアは1割だ。

で、6割が義務で来てるから、そつなく静かに講習会が終わる。

はず、だった。

突然質問が出た「これをやって、私たちに何の利益があるのでしょうか？」

会場の一部から笑い声があがった。

講師はもっともらしく返答していたが、その内容は

「新しい設備、効率の良い設備をつけなさい」

要するに設備投資して省エネしろ、と言うもの。

省エネとは、経費をかけないのが本題ではないか？

そんな事、今のご時世、素人だってわかるさ。

新しい設備を導入し、手続きや何やらで、省エネ担当者は大変だ。

説明を聞いていると「金を使って経済を廻せ」みたいにも聞こえる・・・

で、素人の2割、マニアの1割りと、おいらも思わず嘲笑。

ただ、悲しいかな、マニアの1割はあまり、人前では意見を言わないのだ。

腹の中でそう思っても、口に出す奴は稀。

この質問者に「そうだそうだ」と言ってやりたいおいらも無口・・

そしてこの講習会の主催者に言いたい。

「世の中の全ての最新設備が効率が良いとは限らない」

こう言う設備に向かっているのが、おいらとか、主任技術者Ｍだ。

後日Ｍにこの話をしたら、Ｍはただただ笑って始終話を聞いていた。

有る意味、確かに驚くべき？省エネ対策講義であった事は間違いない。