【ワインレヴュー】 リベルタス (南アフリカ)
ピノ・タージュ (VT2006) と カベルネ・ソーヴィニオン(VT2007)
かの、田崎真也ソムリエが高評価したリベルタス。リベルタスは、南アフリカのワインです。シリーズの中で南アフリカ特有品種、ピノ・タージュとカベルネ・ソーヴィニオンの感想になります。
Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です.
低下価格帯のワインでありながら、高評価のレヴューが多いワインです。ネットで調べると、ボトルで3300円!でオンリストされている お店さえありました。かつて、暫くの間、ピノ・タージュ種のワインをデイリーワインとして飲んでいました。さて、under800のこのワインはいかがでしょう?
ワインの感想 (impression)
この2本のワインに関しては、2日分の評価をまとめて説明しましょう。
理由は・・・初日があまりにも酷かった。微炭酸?舌をただ下品に刺激するだけの、すっぱい味わい。香りも果実実は低く、大事なバランスが崩れている。ボディは貧弱にも感じられた。
なんで、このワインが評価が高いのだろう??? 久しぶりに飲んだ低レベルなワイン・・・が初日の感想。時間をおいたり、冷やしてみたり、デキャンターまで持ち出してもダメ。これはダメかな?と思って同じリベルタスのカベルネを開けたら・・・これもまた酷い。捨てるにはしのびなく・・・両方とも、常温で翌日まで放置しました。
さて、翌日。 期待せず飲んで、??? なんだこれ?いわゆる別なワイン。果実実にあふれ酸味とタンニン、アルコールがきちんとバランスされているではないですか!あわててカベルネを飲んでみると、こちらも、昨日とはまるで別なワイン。
これなら楽しめます。もちろん、最高のワインというわけではありませんが、値段をはるかに超えた味わいです。このワイン買われた方、あきらめてはいけません!(笑)
おそらくは、流通段階において(多分航海上でしょう)なんらかの障害が発生したのではないでしょうか。 若いワインなので時間とともに回復したと考えられます。
飲みなれたピノ・タージュとは違い、このワインはブルゴーニュのピノ・ノワール風の香りがあります。ベリー系、濃縮された果実感。わずかに土っぽい荒さもあります。力強いワインではないですが、味わいは適度に酸味があって口当たりも良好。なんでこんなに違うんだろう?
個人的には、ピノ・タージュの濃厚な果実実とワイルドさが好きなのですが、このリベルタスの二日目の感じも悪くありません。
カベルネのほうは、チリの同価格帯より甘さは抑えられており、感覚的には、南仏系やオーストラリアっぽいワインに感じられました。ボディはミディアムで、飲みやすい感じ。果実味や香り、ボディはピノ・タージュのほうが強めに感じられました。
バランスのカベルネ、個性のピノという感じ・・・でしょうか? しつこいですが、二日目の感じであれば、バリューワイン、買って損なしでしょう。
ワインの評価 (evaluation)
さて、どう評価したものでしょう・・・二日目がよかったから、二日目重視の点数とします。二日目だけなら、優良評価でした。蛇足ですが、わずかに残していた三日目は、あまり良くありませんでした。
どちらも後1本づつありますので、後日再評価します。
- 奥さん曰く ”最初は、救いようがないくらい酷かったのに、なんでこんなに違うの?これなら美味しく楽しめるのに・・・変なワインだね。ピノのほうが好き。”
- ☆ 暫定評価 ☆ 良 (80~83) Above average 【 08.04.08 現在 】
- (奥さん評価 83/100 点) 1-6,2-5,3-5,4-5,5-12 +50 =83
- (ポポの評価 83/100 点) 1-6,2-5,3-5,4-5,5-12 +50 =83
- 【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点
☆★☆ Popo's Wine Cafe Collection ☆★☆