ラッチ・デ・ライム vt2006 セリョール・ピニョル
【ワインレヴュー】
Raig de Raim vt2006 Celler Pinol
今日はスペインワイン。忙しくても・・・ブログ更新のPopoでした。
最近気に入っている、安くて良くできたワインです。
若い赤ワインの典型的な見本のよう。とても華やかなワイン。
難しいことを言わずに、飲んでみて欲しいワインです。
Vtが2007になってきてますから、2006は飲み収めかなぁ。
「セリェール・ピニョル」を簡単にまとめると・・・ 以下のような感じです。
- スペインはカタルーニャ地方、テラ・アルタ(原産地呼称D.O.)のボデガ。栽培面積は40ha。
- テ ラ・アルタは地中海沿岸のスペイン第二の都市バルセロナを擁するカタルーニャ地方の南東に位置する産地。『高い土地』の名の通りほとんどの畑が海抜 400m以上で内陸に入るため、地中海性気候と大陸性気候の双方の影響を受けています。
- 設立は1945年。現在は4代目にあたるフアンホ・ガルセラ・ピニョル氏が中心となり、ワイナリーを運営しています。設立以来、長年に渡りペネデスの大手生産『トーレス』社にバルク売りをしてきましたが、醸造学を修めたフアンホ氏が1995年よりワイナリーに参加。それ以来、彼の発案で自社瓶詰めを開始しました。
- 有機栽培を実践し、高品質なワインを生み出しています。一部(約 20%)に買いブドウを使用するために「ワイン」には認証はないものの、「ワイナリー」としてはカタルーニャ州の有機農法審議会に有機栽培として認証され ています
- 2003年ヴィンテージでロバートパーカー氏に「驚くほどの価値」「ケース買いすべき」と絶賛されたボデガ。
- スペインの権威あるワインガイド[ギーア・ペニン]でも高評価のワイン。
ワインの感想 (impression)
最初に…このワインは、4代目にして初めて造りだされたワインです。「ワインは芸術品だよ。ワインには造り手の思いが表れる。」という信念。鍵となるのはボルドースタイル。4種類のブドウとオーク樽。年数を考えると価格以上のワインを造りだしています。この後どうなるか。期待の若い作り手・・・楽しみですね。
- 色合いは濃厚な紫でほとんど光を通さない。
- 香りは、凝縮された果実感が前面に。カシス、ベリー系が強く、若干、スパイシーな感じの香りが混じり、かなり複雑。樽香のヴァニラ感もある。
- 口に含むと、新鮮な酸味、豊かなタンニン。洗練された感じではないが、若く男性的な味わい。鉄、ミネラルの印象。個性的だが、バランスは取られている感じ。若いボルドー(サンテミリオンあたり)にガルナッチャの果実味を乗せた感じ・・・。点数のとれるワイン。
- ぶどう品種はガルナッチャ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー。
- 余韻も複雑。酸味、タンニン、果実味、すべてを感じる。このタイプは難しい。フィネスは、若さや力がたつタイプなので、そう高くはないが、価格を考えるといいとこたえるべき?
- ポテンシャルは感じますが、時間の経過をみたいワイン。
- 最近のニューワールドの流行のブレンドスタイル。ある意味、市場が生み出したワインともいえますね。
ワインの評価 (evaluation)
- 奥さん曰く ”これは果実味が濃いね!味わいも複雑。個人的には好き。”
- ☆ 評価 ☆ 優 良 (Quite good) 【 2008.05.19現在 】
- (奥さん評価 86/100 点) 1-7,2-6,3-5,4-6,5-12 +50 = 86
- (ポポの評価 86/100 点) 1-7,2-6,3-6,4-5,5-12 +50 = 86
- 【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点
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