楽天社長の三木谷浩史氏は,父・良一氏との共著『競争力 [ 三木谷浩史 ] 』の中で,自らの出自について次のようなやりとりをしています。
浩史: ぼくにも起業家の血が流れているのですよね。よく比較されることも多いソフトバンクの孫正義(そんまさよし)が在日韓国人の家系であることを明かしているせいか、インターネットでは,ぼくも韓国人だという噂がまことしやかに流れています。ということは,お父さんも韓国人ということになります(笑)。
良一: そんなことまで書かれているの。浩史にはいくつかの血が流れていて,そのひとつが本多家だね。徳川家康の四天王と言われた武将のひとりだった本多忠勝の末裔(まつえい)で,武士だったけれども,現在の神戸にあたるところで商人になりました。
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真田家を徳川家に取り込むため,本多忠勝の娘の小松姫を徳川家康の養女としてから,真田家へ嫁がせた。徳川家康も,上田城の戦い後に面会した真田信幸の器量を認め,家臣に取り込んでおきたいという思いがあったことから話は進んだ。
▼本多忠勝の娘の小松姫は,幸村の兄,真田信幸のもとに嫁いでいます。
真田丸 第20回 「祝言の場」
本多 忠勝(ほんだ ただかつ)は,徳川氏の家臣で四天王。徳川三傑に数えられ,家康の功臣として現在も顕彰されている。上総大多喜藩初代藩主,伊勢桑名藩初代藩主。
大河ドラマ「真田丸」の第18回~20回でも語られているように,娘の小松姫は,幸村の兄,真田信幸(上田藩初代藩主・後に松代藩初代藩主)の正妻となり,真田家と縁を結んでいる。