鹿児島ニッキの葉やショウガ…
「焼酎王国」鹿児島の酒造会社が,焼酎造りのノウハウを応用した蒸留酒「ジン」を開発。地元産の果実や農産品を使って香り付けを工夫したのが特徴で,評判は上々。
ジンは大麦,ライ麦などの穀物やジャガイモを発酵,蒸留してつくるスピリッツに,ハーブの一種ジュニパーベリー(セイヨウネズの実)や果皮などで香りを付けて再蒸留している。近年は,素材や製法にこだわった少量生産で高価格帯の「クラフトジン」が世界的ブームとなっている。
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本格焼酎の老舗,鹿児島市南栄の本坊酒造は今年4月に,ジン「Japanese GIN 和美人」(700ミリリットル入り4104円)を発売。コメを原料としたスピリッツをベースに,蒸留所がある鹿児島県南さつま市のキンカンやレモンをはじめ,ニッキの葉,ショウガ,シソ,緑茶など9種類の県内農産品を使った。スパイシーさと穀物由来のほのかな甘みが調和し,飲みやすく仕上がっている。
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